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和田義男

 旅紀行ジャパン

2004年5月8日改訂
京都・知恩院の鐘

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2004年5月8日作成

塩船観音の躑躅(東京都青梅市)

塩船観音の躑躅(東京都青梅市)

塩船観音の躑躅<前編> 塩船観音の躑躅<後編>

招福の鐘

 境内の小高い尾根に鐘楼が建つ。招福の鐘と呼ばれる。天井に書かれた経文は、光明真言(こうみょうしんごん)といい、災厄や病気などの悩みを癒してくれるという。
 南無観世音菩薩と念じながら、ゆっくりと鐘を撞(つ)くと、霊験あらたかという。午前6時前と午後4時以降は撞鐘(とうしょう)禁止。撞鐘奉納料は100円。

招福の鐘

拡大写真(1200x900)277KB 【E-1  622mm   F6.3 1/250秒 ISO200 】

  鐘の音を聞きつ躑躅の小径かな 北舟 

鐘楼とツツジ

鐘楼とツツジ

拡大写真(1200x800)283KB 【E-1  100mm   F4.0 1/250秒 ISO200 】

関東八十八カ所霊場

 真言宗の開祖は弘法大師空海である。現代においても大師信仰として、空海の修行の遺跡である四国八十八箇所霊場を巡礼する遍路が盛んに行われている。
 関東に住む信者にとって四国は遠いため、大師ゆかりの四国霊場の砂を関東の88の名刹に勧請して「関東八十八カ所霊場」が開創されている。塩船観音寺は、その第七十二番札所である。

ツツジに埋もれた花見客

ツツジに埋もれた花見客

拡大写真(1200x900)284KB 【E-1  28mm   F7.1 1/200秒 ISO200】

ツツジ 躑躅  azalea / rosebay / Rhododendron

 ツツジ科ツツジ属(シャクナゲ類を除く)の常緑または落葉低木の通称。山地に多く自生、また観賞用として栽培される。小枝を多く分岐し、枝・葉には細毛がある。
 春から夏にかけ、赤・白・紫・橙色などの大形の合弁花を単立または散形花序(さんけいかじょ)*に開く。種類が多い。ヤマツツジ・レンゲツツジ・サツキなど。 春の季語。
*散形花序: 有柄の花が花軸の先端から放射状に出て傘状につく花の並び方。

キシツツジ 岸躑躅  Rhododendron ripense

 5月に川の上流で、岸辺の岩にしがみつくようにして咲く。紫がかったピンク色で、清楚で自然な美しさがある。川岸の岩場に生えることからキシツツジと命名されたという。分布地は中国、四国、九州。

キシツツジの蕾

キシツツジの蕾

拡大写真(1200x740)109KB 【E-1  98mm   F5.6 1/320秒 ISO200】

清楚なキシツツジ

キシツツジの素顔

清楚なキシツツジ キシツツジの素顔

拡大写真(1024x768)177KB 【E-1  400mm  F6.3 1/640秒 ISO200】

拡大写真(1024x768)160KB 【E-1  28mm  F9.0 1/320秒 ISO200】

ツツジに埋め尽くされた斜面

ツツジに埋め尽くされた斜面

拡大写真(1200x900)277KB 【E-1  46mm   F7.1 1/250秒 ISO200 】

ツツジを楽しむ観光客

ツツジを楽しむ観光客

拡大写真(1200x900)290KB 【E-1  566mm   F5.0 1/250秒 ISO200】

山を咲きのぼるツツジ

山を咲きのぼるツツジ

拡大写真(1200x900)297KB 【E-1  22mm   F6.3 1/200秒 ISO200】

注:文中の表記は全て35mm換算によるもので、 22mmは11-22mmズームレンズの11mmで撮影したという意味です。

和田義男

 
  撮影 2004年4月24日
 
《 OLYMPUS E-1 》

 
11-22mm 14-54mm 50-200mm

500万画素


 325枚  370MB
 

 青梅に引っ越してきて間もなく、毎年この時季にJR河辺(かべ)駅に沢山の提灯が下げられ、塩船観音のつつじ祭りで賑わうことを知った。
  今年、久しぶりに家内と二人で拝観したところ、八分咲きの状況ではあったが、その素晴らしい眺めに感動し、心が洗われる思いがした。
 明治の廃仏毀釈で被害を受けた観音寺もツツジのお陰で復興したことは喜ばしい。京都の寺のことを考えると、拝観料300円は良心的である。< 完 >
塩船観音の躑躅<前編> 塩船観音の躑躅<後編>
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