冬の飛騨高山（上三之町）

上三之町

飛騨の匠

宮川みやがわ

　高山市内を流れる宮川（みやがわ）は、街並みを東西に分断している。JR高山駅や高山陣屋は宮川の西にあり、橋を渡って宮川の東側に行くと、上三之町に至る。

宮川に架かる中橋（筏橋より上流）

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上三之町かみさんのまち

　城下町の中心、商人町として発達した一之町、二之町、三之町の三筋の町並みを合わせて三町と呼ぶ。中でも上三之町は、国の重要伝統建築物保存区域に指定されており、江戸時代の古い街並みが今に残っている。

　金森時代は武家屋敷が並んでいたが、天領になると町人の町割（まちわり）となった。電線は地下に埋められており、電柱が見えない。高山陣屋以上の高い建物が許されなかったことから、町屋の2階は極めて低い。

早朝の上三之町

拡大写真（1800X1350)250KB　【E-1 28mm/28-108mm F8.0　1/320秒　ISO200】

出格子でごおし

の町屋一筋雪の花

　北舟


	出格子のつらなる軒下には用水が流れ、杉玉が下がっている造り酒屋や老舗の暖簾（のれん）が軒をつらね、みたらし団子、五平餅、飛騨牛の串焼き、手焼き煎餅（せんべい）などの香ばしい匂いが漂ってくる。

雪の町

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客を待つ車夫

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古い街並みに調和する人力車

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大雪の街角

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飛騨国分寺ひだこくぶんじ

　高野山真言宗の飛騨国分寺は、1250年の昔、聖武天皇の勅願によって建立された。開基は行基菩薩と伝わる。当時建てられた七重大塔の巨大な礎石が残っている。

　樹齢1250年といわれる大銀杏と並び、飛騨地方唯一の三重塔がそびえる境内には、高山城から移された鐘楼門や室町時代に建立された本堂があり、本尊の薬師如来坐像が安置されている。国指定史跡であり、飛騨随一の古刹の名にふさわしい風格がある。　飛騨国分寺の公式ページ

三重塔

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1本の大銀杏

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上三之町

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