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Wa☆Daフォトギャラリー

 感動写真集

2006年10月12日改訂

♪ムガール音楽 《 カヤール:トゥルースィダースのバジャンより 》

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2006年3月15日制作

第17窟の六牙白象本生の画

                    六牙白象本生の画/第17窟(アジャンタ遺跡/インド)

アジャンタ遺跡〈下巻〉

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第12窟

 第1期窟。僧院。広間は、11m四方の大きさで、広間の三方には、合わせて12室の僧房があります。僧房内は、両側に、掘り残された形で石台があり、寝台として利用されていたようです。

第12窟

 僧房の入り口の上部には、馬蹄型の浮き彫り装飾も。アジャンタ遺跡は、約80mの高さの崖の、中段に掘られており、当時の僧は、水を汲みに、ワゴラー川まで、毎回、急な崖を下ったのだろうと想像しました。

馬蹄型の浮き彫り装飾

第13窟

第1期窟。僧院の入口。2階部もありますが、今回、見落としています。

第13窟

第14窟

 未完成窟。

第15窟
 第2期窟。アジャンタ遺跡の保存活動を示す展示館として利用されていました。保存活動は、日本の国際協力銀行(JBIC)さんの援助で、展開されており、積極的な遺跡保存活動に、私も、日本人として、そして、仏教徒として、誇らしいものを感じてきました。
 第10窟には世界最古の仏教画に位置づけられている紀元前の仏教古画もあります。しかし、来所者の度重なる落書きで、画を眺めることはもうほとんど不可能な状態です。今は、ガラス箱が壁に掛けられ、画は保存はされていますが、真っ黒で、とても壁画として鑑賞することは出来ません。(古画の復元画は、画集等で見ることが出来ます) 19世紀前半の発見以来、この仏教遺跡がインドでくぐって来た運命に痛みすら感じるものがあります。

第15窟

 窟内にはアジャンタ遺跡の全体模型や、壁画の保存活動や補修方法が各種パネルで紹介されていました。19世紀には、壁画の表面にワニスを塗って保存を試みたことがあるようですが、逆に、画を変調させてしまった箇所もあるようです。
 また、剥落箇所をモルタル材で塗って更なる剥落を防いでいる箇所も多く見受けられます。当時では剥離を防ぐべストな判断でなされた保存行為なのでしょうが、絵画のバランスが狂い少し残念に思います。  

第15窟内部

第15窟A
 

 第1期窟。小窟のため、画像を撮り忘れてしまいました。

第12−20窟
 

遠景。右から、第12窟です。

 

第16−28窟

拡大写真(1600x1067)475KB

第16−28窟

遠景。右から、第16窟で、一番左が第28窟です。

第16−28窟

拡大写真(1600x1067)361KB

第16窟
 第2期窟。この第16窟と第17窟も、第1窟、第2窟と並んでアジャンタ遺跡の誇る壁画の宝庫として有名です。この4窟は、いずれも、入場も、15分間で、一回の入場者は40名に制限され、人気の高さがわかります。
 窟内が暗く、貴重な壁画も、手ぶれで、全滅状態で、Wa☆Daフォトギャラリーの読者の皆さんには、プロの写真家の画集での鑑賞をぜひお願いしたいと思います。
第17窟
 第2期窟。剥離も多く残念ですが、入り口上部には、沢山の仏教画が残されていて、紀元後5〜6世紀のインドにおける仏教世界の広がりを知ることが出来ます。

第17窟

拡大写真(2000x1270)399KB

 天井画です。色彩のコントラストが素晴らしく、撮影しました。全体の壁画がこのぐらいの光量下で撮影出来たら、良かったのですが・・・。

第17窟天井画

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壁と天井の境目。一面の仏画です。

第17窟の壁と天井の仏画

天井の草花画。

第17窟の天井の草花画

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六牙白象本生ろくげびゃくぞうほんじょう

 この画は、六牙白象本生の画といわれています。本生(ほんじょう)は、サンスクリット語では、ジャータカといわれ、釈迦が前生において善行や自己犠牲などの修業を積んでいる場面を記録した物語です。
 六牙白象の物語は、ヒマラヤ山中の美しい蓮池を中心に象の一群が生息しており、六牙の白い象を王に戴いて平和に生活していましたが、象王の第一夫人に嫉妬した第二夫人が死んで、その国の国王の妃に生まれ変わり、象王に復讐する物語です。
 この画は、第二夫人の生まれ変わりの王妃に派遣された猟師が、象王に懇願して6本の牙を得て、それを運び去ろうとしているところです。物語では、象王は、猟師の毒矢で殺されたことになっていますが、この画では、象王が自ら、牙を抜き、猟師に布施した画となっています。

第17窟の六牙白象本生の画

拡大写真(1800x1250)331KB

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