|
|
|
|
|
|
|
|
バックに流れる ♪ DHUN in Raga Bhairavi は、インドの楽器で最も有名なシタールの曲である。かつてビートルズが使ったことでも知られるギターのようなこの弦楽器は、インド北部のガンジス川流域を中心としたヒンドゥースターニー音楽というイスラム王朝の宮廷で発展した北インド古典音楽の演奏に使われたもので、14世紀頃に生まれた。インド古来の楽器「ビーナ」とペルシャ文化圏の楽器「セタール」が融合したものといわれる。 |
|
|
|
資料 |
|
|
|
7本の弦が棹(さお)に20個ほどついたアーチ状の金属棒・フレットの上を走っている。その下に共鳴弦が11〜13本。ユウガオの実でできた共鳴胴にあるコマは、弦と面で接していて、これがシタール独特の長い余韻を生む。弾(はじ)いた弦をフレット沿いにぐっと引っ張ると「ビィイーン」と響き、これぞインド音楽という装飾音になる。この曲はなにかもの悲しい、哀愁を帯びた感じがする。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
バラナシの北郊約6kmには、釈迦が初めて説法を行った初転法輪(しょてんぽうりん)の聖地サルナートがある。
我々は、1月22日(月)の朝、首都デリーからバラナシ行きの夜行列車で到着したあと、サルナートを見学した。 |
|
|
静かな森に囲まれたサルナ−トは、四大仏教遺跡(釈迦誕生の地ルンビニ、釈迦が初めて悟りを開いた地ブッダガヤ、釈迦が初めて説法をした地サルナート、釈迦の入滅の地クシナガール)の一つである。 |
|
|
|
|
|
|
|
ブッダ初説法の地・サルナートの考古学博物館 |
|
拡大写真(1400x950)260KB
|
|
|
|
|
|
|
|
|
初転法輪とは、釈迦が初めて仏教の教義(法輪)を人々に説いた出来事を指す。具体的には、ルンビニで誕生した釈迦がブッダガヤの菩提樹の下で悟りを開いた後、バラナシのサルナートで5人の修行仲間に初めて仏教の教義を説いたことをいう。 |
|
|
|
|
|
|
|
釈迦初説法のモニュメント |
|
拡大写真(1400x150)404KB
|
|
|
|
|
|
|
その後、釈迦の弟子となった5人の修行仲間は、釈迦と共に仏教教団を創設し、インド各地で布教活動を行ったことから、説法波羅奈(せっぽうはらな)として釈迦の人生の4つの転機の1つに数えられている。 |
|
|
|
|
|
|
|
巨大なダメーク・ストゥーバ |
|
拡大写真(1600x1200)481KB
|
|
|
|
|
|
|
|
|
サルナートは漢訳仏典では鹿野苑(ろくやおん)として登場し、金閣寺の正式名称「鹿苑寺(ろくおんじ)」の出典となっている。英語では Deer Park と呼ばれ、鹿の園の意味である。 |
|
|
サルナートの Deer Park の鹿 |
|
資料 |
|
|
|
この地で釈迦の説法を聞いたのは5人の修行仲間だけでなく、森に棲息する鹿もいたことから、鹿は仏教に縁の深い動物とされている。奈良公園の鹿もこの故事に習ったもので、サルナートでは今も鹿が飼育されている。 |
|
|
|
|
|
|
|
壁面の彫刻 |
|