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 特集!旅紀行

2004年12月19日改訂

今 日

昨 日

♪Song of India (Rimsky-Korsakov) Flute MIDI by Kasuga

                   田植え

2004年3月12日制作

田植え

                         拡大写真(1200x900)270KB

インド西ベンガル州プルリア

第 18 集

2004年12月18日(土)  
インドの動詞シリーズ「く・つ・ろ・ぐ」
現場の話 うちの現場も、今月は、エンジニアの帰任者が3名出ます。工事は正に最盛期ですが、徐々に人のシフトが始まっています。また、皆、次の任務へ散っていっています。うちらの仕事は、ある任務で集まり、チームを組んで仕事をし、竣工に向けて一目散で走り、各自の持ち場の任務が終われば、また、散っていく、この繰り返しです。乗り込みで、更地を、さてどうしようかと眺め、竣工では、出来上がったものを背に、次の現場に向かっていく仕事とも言えます。

私はアドミニストレーターですから、乗り込みから、竣工まで、万遍なく任務がありますので、そう波がありませんが、エンジニアは、工程の各所、各所で、大波の如く、ヤマ場が訪れますので、ほんと身を削りながらの仕事になっています。でも、帰任者の顔を見ると、重圧から開放され、ほっと和んでいて、その顔見ると、早くあやかりたい・・と思いますね。

今、指折ってみましたが、私が過去担当させていただいた現場は、全部で17。土木が5、建築が12です。数は多いほうではないはずですが、工期の長い現場が多く、現場配属16年目ですから、事務としては、まあ平均的な担当数でしょうか?私は、アドミニストレーターなりに、またエンジニアの方とは違った思い入れや思い出が、担当した数々の現場に残っています。竣工した現場をさりげなく訪れ、その建設当時に思いを馳せることが出来るのは、建設業冥利と言えるでしょう。

常盤貴子さん 現場の話ついでに、うちの現場には、DVD文庫があり、皆で、回し見をしています。私は、最近、『ゲロッパ』で、すっかり、常盤貴子さんのファンになってしまいました。『ビューティフル・ライフ』という常盤さんのテレビ物もあるのですが、相方が木村拓也さんでは、やはり自分の身に投影することがぜんぜん出来ず、サクサクと親近感が沸いて来る西田敏行さんのこの『ゲロッパ』ならと思い、見始めましたが、なかなか、これが楽しくて、毎晩少しずつ、3日で全部見てしまいました。やっぱり、女優さんはエラが張ったのがええわ、この子は大女優になるで〜と、所員に言いましたら、丹下さん、古い、常盤貴子は、もう押しも押されもせぬ大女優ですぜ、あんたは明治生まれですか・・と、笑われてしまいました。

女優さんと言えば、国際支店の来年のカレンダーは、着物の黒木瞳さん(らしい・・・まだ、サイトに到着していません)。また、デリーの営業所の開所に伴い、急遽、別途印刷したカレンダーは、これも着物の菊川怜ちゃん。得意先を含め、関係先各所に、年末ご挨拶でお届けするわけですが、インドでは、カレンダーがまだまだ貴重ですので、日本人、インド人共に、本当に喜んで頂けます。しかし、もう一年終わりかと思うと、なんかほんと、あっ!という間の365日で、今年の成果って、一体、何やったんかなあ?と、じっと自分の手を見て、俯(うつむ)いてしまいそうです。

さて、インドの動詞の3番手は、『く・つ・ろ・ぐ』、です。皆さんも、年末で、今年の疲れもピークに達していると思いますので、インド人のくつろぎポーズで、ほっと一服しながら、来年の次のステージ向け、思いを馳せて、充電してみて下さい。日本人は、なんかいつも気ぜわしく、せかせか動いている雰囲気がありますが、インド人の周りは、空気が澱んでいて濃密なように感じます。100歳ぐらいまで軽く生きられそうな濃いい人生を彼らの顔に感じてしまいます。
1) タタナガール駅のホームにて 列車を待つ白髭2人と黒髭1人のサドゥー(修行者)。シーク教徒は、ターバンですぐわかります。3人とも迫力がありましたが、撮影は軽くOKを出して呉れて、わし、ジャパニ(日本人)、はい、チーズ!で撮らせて貰いました。こちらも、座り込んで撮影しました。左の黒髭の脱いでいる靴は、たしかタイガージェットシンも、履いてたような・・・
タタナガール駅のホームにて
2) カルカッタ路上のチャイ屋にて インドに来て、私はすっかり紅茶党になりました。ミルクと砂糖のたっぷり入ったこのチャイは、ビスケットとで、5ルピー(12円)です。瓶のビスケットも、自由に選べます。なんか、日本の駄菓子屋の懐かしい雰囲気です。飲んだ後地面に投げて割ってしまう素焼きカップのチャイ屋も、もちろんありますが、この店は、ガラスのコップ使用で、ナウい(死語?)茶店(サテン・・これも死語?)と言えます。

カルカッタ路上のチャイ屋にて

3) ヒマーチャルプラデッシュ州の労務宿舎にて ギャモンというインドの建設会社の、ヒマラヤの労務宿舎の廊下で、休日をくつろぐヒマラヤ帽を被ったオヤジです。あくびが出てます。向こう側では、若者たちが、トランプばくち中。廊下の板木は、昔の小学校の廊下を思い出させて呉れました。

ヒマーチャルプラデッシュ州の労務宿舎にて

今回は、以上、く・つ・ろ・ぐをテーマに、3枚のインド画像を選んでみました。

今年も、もう残り2週間ですが、日本から正月用の「サトウの切り餅」も届き、正月準備は万全です。もちろん、うちのキャンプには、臼も杵もあり、餅搗きは可能なんですが、日本人会のお餅は、キャンプでもすでに皆に食べて貰いましたし、今年は、仕事一色で年末まで走ろうと、サイトの餅つき行事は、流しました。しまった・・・、餡入り餅が、サトウの切り餅では、できない・・・

こうした僻地の現場は、朝から晩までいつも始終顔を合わせていますので、気が抜けないところもありますが、人間関係も濃密になりますので、逆に、仲良し過ぎて、なあなあにならんように、お互いの距離の尊重というのでしょうか、こういうことも、大事になって来ると思います。私も狭い所内で、気ばかり使ってしまい、インドで12キロも太りました。末広がりの縁起のよい体重とか、アメリカ大陸のルート88(ルート66だったか・・)とか、冗談を言っていてはいけません。来年こそは、またダイエットに挑戦です。今日は、晩飯の牛ステーキが最高に美味かった!では、ごきげんよう!!
2004年12月11日(土)  
インドの動詞シリーズ「問・う」
餅搗き大会 5日には、カルカッタで、日本人会の餅搗き大会があり、所員と共に参加して来ました。毎年恒例の行事ですが、普段はこのヤマだけの狭い人つきあいの中で生きてますが、こうした集まりでは、西ベンガル在住のいろいろな方にお会いでき、つきあいの幅が、ぐっと広がります。お餅を仲介した、搗き合いって奴ですよね。

日本の現場とかも、今も、年末は、お餅を搗いたりしているのでしょうか?私は、今年も、日本人会のかまど係でしたが、一臼目の搗き手役も、たまたま回って来ましたので、子供の頃、実家で搗いていましたので(今は両親が、電動臼で、搗くというより、こねるという感じで、行事毎に餅を作ってますが・・)、昔取った杵柄というのは、これを言うんやな・・と思いながら、返し手を引き受けて下さった三菱化学さんの方の手を叩かないように、注意して、ぺったん、ぺったんと、搗きました。

今年は、餅米の質がよく、また、蒸し方も良かった(蒸し加水の時期が良かったのか?はたまた、かまど係の火が良かったからか?)、ほんと餅肌の美味しいお餅が搗き上がり、参加した皆さんに、あんこ餅、磯部餅、黄な粉餅などで、沢山食べて頂け、また、お土産で白餅を持って帰って頂けましたので、大成功でした。

西ベンガル州で事業を展開しているのは、うち、そして、三菱化学さん、電源開発さん、三菱重工さん、日本ガイシさん、丸紅さんなどの企業があり、また、総領事館や、マザーテレサの教会でボランティアの活動をされている学生さんたち、インド人の方とご結婚されてカルカッタにお住まいの日本人女性の方たちなどが集まり、総勢60名ぐらいの会でしたが、この程度の集まりが、規模も丁度良く、笑いが絶えない、なごやかな会に出来るようです。

毎年、この餅搗きの集まりで笑われるのですが、私の四国松山の実家では、あん餅(中に餡子を入れた丸餅)で、正月はお雑煮を作るんですよ〜というと、爆笑されるのですが、これって、松山だけ、あるいは、うちの家がある辺りだけのことなんでしょうか?私は、餡子が溶け出したお雑煮が、最高の食べ物と今も思っているのですが、やっぱり、日本では変なんでしょうか・・・

さて、インドの動詞の2番手は、『問・う』、です。
1) 日本男児 インドで7ヶ月。生まれてから33ヶ月。人生の20%をインドで過ごしています。私は、45歳で、海外勤務は10年になりますが、まだ、この子の%には敵いません。子供の顔のすごさは、そこに宇宙が存在して、お前はどう生きているんだよ!?と、常にその目が問うて来ることです。
しかし、現場に、帯同家族が居ると、その子の夜泣きの声が響くだけで、大人どもも、顔がゆるみ、また、襟を建て直し、変な大人同士の喧嘩も、起こらないようです。ほんと、子供は、宇宙ですな。秩序あるコスモス(宇宙)と、われら人間社会のカオス(混沌)。
うちは、マラリア蚊が多いので、この子への感染だけは、何とか阻止しなけれななりません。
日本男児

 ところで、カルカッタの餅搗き大会では、バザーも同時開催されたのですが、今回は、カルカッタ総領事館のご好意で、くじ引きがあり、なんと賞品は、9月8日の試合で来印したサッカーの日本選手団が、前日の練習の時に使ったユニフォームでした。くじ引きは、じゃんけんでの勝ち残り戦となりましたが、私には、パンツが当たりました。これは、川口能活さんが、履いていたパンツかもしれません。カワ通の読者に抽選でプレゼントしようか・・とも思ったのですが、うちの現場に、猛烈な浦和レッズファンが居て、今月末に、2年余の過酷なダム勤務を終え帰任となりますので、帰国記念で、今年はレッズも優勝したし、週末の彼の送別会でプレゼントすることにしました。彼は、もちろん、あの停電となった印日マッチ(0−4)を見に行ってますので、よい記念になることでしょう。

サッカー日本代表の青パン

サッカー日本代表の青パン

では、年末に向け、今年の締めに着々と入って行きましょう。私も、2005年用の手帳をもう下ろしました。単年のと、3年連用をずっと使って来ていますが、3年連用も丁度満期で、新しい2005〜2007年版となります。この3年手帳が埋まる頃には、もう日本だぜい!と思うと、手帳への書き込みの愚痴の数も減ろうと言うものです。

うちは、31日の午後4時まで働いて、仕事納めなんで、そこまでひた走りです。皆さんも、私のように風邪など引かれませんように(私のあの咳菌は、15日間で、やっと抜けていきました。他人に移った?)。では、ごきげんよう!
2004年12月4日(土)  
インドの動詞シリーズ「揚・げ・る」
約3週間のご無沙汰でした。日本での充電を終え、またも、インド通信、再開です。

新宿産の咳ウイルス 11月下旬の日本があまりに暖か過ぎて、9年ぶりに風邪を貰ってしまいました。○○は風邪を引かないの譬えの通り、この9年間風邪知らずで来てましたので、日本での休暇の気の緩みと油断があったのかもしれません。ウイルスが肺で暴れて、咳がもう一週間ほど、止まりません。

海外で仕事をしていると、日本語の通じるお医者様も居られませんので、この咳が、結核なんかではないかと、家庭の医学のような本をじくじくと読んだりしますが、弱気の時に、真剣に読むと、全部の病気が当てはまり、さらに不安が増して来てしまいます。となると、出来るだけ咳をして、ウイルスを身体の外に出す荒治療がよいのかと思ったりもしますが、こんこん言ってますと、うちのインド人スタッフたちも警戒して、近づいて来ようとしません。しばらく、この新宿産の咳ウイルスとおつきあいするしかないようです。

さて、インド通信も、新しいシリーズに入ります。このヤマの通信環境を嘆いていても、進歩がありませんので、今回の動詞シリーズは、200KB以下の短文、少画像で、構成してみたいと思います。また、しばらく、おつきあいいただけたらと思います。迷惑メールになるのは避けたいので、配信不要の方は、イラン、テヘラン、バグムンディ・・などの暗号で、ご返信下さい。すぐ配信を停止いたします。
動詞シリーズのテーマは、近くで撮る。インドの対象に、出来るだけ近寄って、ぐわっしっ!!と、撮ってみたいと思っています。では、インドの動詞のトップバッターは、『揚・げ・る』です。
1) ジャルビー チャイ(お茶)と共に出てくるジャルビー(Jalbi)というお菓子を作っています。揚げたては、柔らかいお餅のような食感ですが、冷まして(常温で)食べます。なんせ、甘いです。インド人は、なんでこんなに甘いものが好きなのかと驚くぐらい、甘いです。でも、美味い!私が、インドで痩せれない秘密が、この辺りのインド菓子にあるようです。私は、何でも食べるので、スタッフが面白がって、いろいろ食べろ、食べろと持ってくるので、時に自分が動物園のサルのような気分になる事もあります。オールドデリーにて撮影。
ジャルビー
2) トースト 揚げているオヤジさんの鼻歌に似合うのは、「つれて逃げてよ〜〜」「ついておいでよ〜〜」「夕暮れの雨が降る、矢切の渡し・・・・・」 熱を加えて菌を殺すという衛生の意味合いもあるのでしょうが、インド人は揚げ物が大好きです。ただ、油のせいで、高カロリーは避けられません。インド腹とはよく言ったもので、妊婦さんのようなお腹をしたインド人の方も沢山居られます。この国では、太るのが、豊穣の証(あかし)です。しかし、赴任の前から、インド腹だった私のルーツは、やはり、このインドなんでしょうか?これも、オールドデリーでの一枚です。

トースト

現場をやっていて、ツキとか運とかを言っては、もっと努力せい!と仕事の神様に怒られそうですが、先月は、久しぶりに、稀に見るどん底でした。月も替わりましたので、後はもう這い上がるだけやと、自分や仲間たちを励ましながら、水力発電所の建設任務が進んでいきます。乗り込みから、すでに3年半近くが経過しましたが、泣いても笑ってもあと2年3ヶ月で、竣工なんで、あとは、もう笑ってやるしかないでしょう。笑う門には福来る。あるいは、恋でもすれば、時間もあっという間に経って、世界の色が違って見えるのかもしれませんが、精神は、悟りのインド枯れ、腹は、インド腹、石の上にも3年、インドには6年、あとは地雷を踏まずに、逃げ切るだけ・・という心掛けでやるしかないのでしょう。

日本を出る前に成田空港で買った、ちあきなおみさんのCD、『バーチャルコンサート 朝日のあたる家』の歌詞と、ちあきさんの歌声が、やけに心に染み渡ります。やっぱり、日本人は、演歌なんだなあ〜と思いながら、ちあきさんの活動再開を、切に期待する隠れなおみファンでした。

うん? 短くて、読み易かった?! そうでしょうもん。 インドやると、くどくなる?確かに!歳のせいか・・・・。
2004年11月13日(土)  
インドの色オムニバス
インターネット デリーとかの都会に出ると、インターネットの本来の速度に触れることが出来、その便利さを享受出来ますので、うちらのヤマ生活がなんとひどい通信環境かと思わないわけではありませんが、しかし、その分、撮る対象があるのは、圧倒的にヤマの方でして、となると、やはり、ヤマに居るべし・・というところで、これも人生、人生いろいろ、色シリーズやからしょうもないなあ〜と、一人合点し苦笑しています。まっ、人間、贅沢言い出すと、切りがありませんし、ヤマがインターネットに繋がる衛星環境にあるだけでも、まだましと思わねばなりません。

今、本社から研修5期生が来ていますが、彼らに教えて貰うことも多いです。先日も、このアウトルックエクスプレスに、セレブなる女性を紹介して下さるという親切なメールが届き、思わず、おじさんは返信のクリックをしかけましたが、丹下さん、それに返信したら、請求書が来ますから止めておきなさいとの親身なアドバイスを貰えました。こういうのは、実践でないと得られない知識なんで、この28歳の研修生に一目置くようになっています。ヤマ暮らしは、どうしてもウブに育ってしまって、世間が分からず、いけません。

インターネットと言えば、現在、和田義男さんのホームページ Wa☆Daフォトギャラリー をお借りして、次の3本の企画を公開して頂いています。

おなじみ、インド通信(もう飽きました〜?)
 http://wadaphoto5.web.infoseek.co.jp/india.htm

雨季のヒマラヤ点描(今度、仕事で一緒に篭りましょ!?)
 http://wadaphoto5.web.infoseek.co.jp/ih1.htm

征服の塔 クトゥブ・ミナール(イスラム理解のために・・ちょっと難しいかな?)
 http://wadaphoto5.web.infoseek.co.jp/qm1.htm

メールでお送りしているより、はるかに美しい画像(和田さんによる画像お化粧直し済み)、それに、和田さんが厳選した音楽(画像と解説文が、倍楽しめます)で、日本に居ながらにして世界旅行を!の和田コンセプトに、根強いファンの多いこのサイトに、こちらインドとしては、この国の誇る世界遺産を中心に、もう何企画か、参加させて頂くつもりです。

上記3つのアクセス件数も、11月12日現在で、7901件、1792件、793件と、毎日多くの方にインド画像を楽しんで頂けているようで、こうした発表の場を頂けて、撮る側としても嬉しい限りです。 Wa☆Daフォトギャラリーのほうは、9月末に、50万件のアクセスを突破したと思ったら、もう57万件を超えており、100万件アクセスもあっという間だと思います。こちらは和田さんの褌(ふんどし)をお借りして、インターネットの世界に首を突っ込ませて頂いて、その便利さを享受させて頂いておりますが、こうしたホームページの維持は生半可な努力では到底出来ないと、 Wa☆Daフォトギャラリー の美しい画像と音楽の世界を飛び回りながら、いつも感心し、驚いています。

和田さん主催の Wa☆Daフォトギャラリー は、色々な人と人のおつきあいの発展を生んでおり、近々、武蔵野書院から発刊される『四百年の江戸祭禮 その風景と情熱の人々』という単行本には、和田さん撮影の画像が何点も使われています。お祭りファンの方は、ぜひ蔵書の一冊にお加え頂けたらと思います。こういう書籍が、皆の好意で出来上がる辺りが、日本の文化の凄さだと思いますね。 Wa☆Daフォトギャラリー に、この単行本のご紹介記事がありますので、HPをここに記しておきます。 http://wadaphoto3.web.infoseek.co.jp/400sai.htm

さて、7月から続けて来たインドの色シリーズも、今回で最終回です。私のディスクの中で、皆さんの前に登場したがっているインド画像を、オムニバス風に出させて頂き、最終回としてみたいと思います。では、今回も6点です。
1) 火花 火花の橙。オールドデリーの移動研ぎ屋のオヤジです。シーク教徒のターバンとは、ちょっと違うような・・・単なるおしゃれでしょうか。自転車のぺタルを漕いで円形の砥石を回し、ナイフを研いでいます。う〜ん、カッコ良い!こんな仕事も良いもんだ!しかし、このナイフ、何に使うんでしょうか・・切れるのかな?
火花
2) 富豪 指輪の金。デリー空港のビジネスクラスのラウンジにて。両手に輝く指輪、腕輪、腕時計に圧倒されて、寝ているオヤジをパチリ。南インドのオヤジですね。金は、インドで、今、グラム600Rs(約1500円)です。金は、インドでは、値が下がったことがないらしく、庶民の貯蓄のかなりの部分が金だそうです(もちろん、貯蓄の出来るインド人のレベルの話ですが)。

富豪

3) ロイエン タンクの銀。ロイヤルエンフィールドの350cc。チェンナイ(マドラス)に製造工場があります。単気筒で、キャプトンマフラーからの、たんたんたん・・という排気音は、ヤマハのSRの原型でしょう。これは、雨季のヒマーチャルプラデッシュ州の峠にて撮影しました。ヘッドライトの顔シールがおしゃれですが、これは、ヒンドゥー教徒のおまじないでして、物に神が宿る意識を、このようなシールで表現しています。あと、ヘッドライトの庇(ひさし)・・・これも、この単車の顔を、お茶目に引き締めていますね。

ロイエン

4) 焼き餅 お餅の茶。これは、カルカッタの花市場のチャイ屋で撮影しました。なんか、日本のあん餅の焼いたようなの、そっくりです。最近の私は、身体が病弱気味なので、このお餅?の味を試す度胸がありませんでした。おなかの掃除には、インド物を入れるのがよいのですが、痛みを伴いますので、歳と共に挑戦心がだんだん無くなっていっています。

焼き餅

5) ビリ煙草ビリの薄茶。愛煙家の方、好きなだけ吸って下さい。ベンガルの庶民のタバコで、大麻とかではありません。ベンガルでは、ビリと呼ばれています。25本ぐらいの束で、10ルピー程度です。日本のようなきちんとした専売制は、インドのタバコにはないようで、バグムンディの農家の副業で、家の軒先で見ることが出来ます。この後の、カルカッタの都会での流通では、専売制があるのかもしれません。もちろん、インドには、箱入りの高級タバコも存在しますが、箱入りは、一箱60ルピー、150円ぐらいですから、インドの物価にしては相当高いです。

ビリ煙草

6) バナナ バナナの緑。ジャルカンド州の州都ランチにて。ミニトラに、てんこ盛りの青バナナに痛く感動し、うちのジープの窓から、乗り出して撮りました。豊穣の大地インドを表す一枚です。バナナは、生でももちろん食べますが、カレーの具としても使われています。

バナナ

以上、インドの色の、いろいろで、6点でした。インドの色でのシリーズを始める時は、続くかどうか、画像が撮れるかどうかがポイントなので、結構不安な気持ちでスタートしましたが、各色をなんとか撮り貯めていくうちに、100枚以上の画像を、皆さんにお送りすることが出来ました。ほっと、一安心している私の心の色は、熟れたマンゴ色です。

現在、約600名の方に、このインド通信をお送りしていますが、約500KBの通信文(文章と画像)で、このヤマの64KBの衛星を使った通信では、約3時間、かかります。これが、デリーの高速回線では、約30分で送れてしまいます。これぐらいの不便さがヤマ暮らしにはありますので、まだまだ続く、インド通信ですが、次なる企画も練りながら、このヤマの通信環境の悪さをどう克服しようかと、策を練っている最中です。止めれば楽にはなるのですが、さらにどでかい退屈が押し寄せて来そうで・・・(笑)。なんせ画像が重いので、画像の枚数を減らすのも手ですし、また、いろいろ、考えてみたいと思います。さて、次は、どんな企画になるでしょうか?・・・おっ、おまえ、まだ、やる気なんか?・・・この休暇で、日本の師匠と相談して来ますね。

では、皆さん、ごきげんよう。身体や家庭や友人を壊さない程度に、ばりばり、仕事しましょうね。

プロフィール

拡大写真(800x600)99KB

 
 
撮影 ・原作 : 
 

丹下誠司たんげせいじ

 

職業:大成建設(株)勤務

住居:インド共和国西ベンガル州プルリア地区バグムンディ村
趣味:インドの神像収集
  (前任地のインドネシアの絣(イカット)も100枚ほどのコレクションがあります)
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