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休暇を終え、また、インドに舞い戻りましたので、インド通信、再開です。
人間の慣れというのは恐ろしいもので、便利な日本に居るより、不自由なインドのこのヤマの現場環境のほうが、ずっとほっとしてしまうのはなぜでしょうか。空気が美味いせいか、あるいは、自分の居場所がここにはあるという意識からでしょうか。工事ももうここまで来ると(出来高約70%)、2年先の竣工が完全に視野に入って来て、所員一丸という雰囲気の中で、アホな紛争もありませんし、物事が、万事スピード感を持って進んでいっているからでしょう、たぶん。
ここでは毎日上げ膳据え膳ですし、親指を上げて肩を指せば肩揉み、小指を立てれば、お茶がぱっと出てくるまでに鍛えた我がインドアドミ環境を、若手の誰かに引き継ぎたいと、日本でも甘言巧言を撒き散らして来たのですが、なかなか、最近の若手は優秀で、インド来い来い詐欺に引っかかって来て呉れませんで、今回の休暇も、人買い(スカウト)は成果がありませんでした。
休暇を終えて、現場への移動中に、20日(日)の福岡、佐賀の震度6弱という大地震の情報を得て、被害の状況や津波の発生を心配しながら、サイトに戻りました。インド通信の読者の方で、怪我された方は居られなかったようですが、家財の破損とかがあった方も居られたようで、この場をお借りして、お見舞い申し上げます。私の鹿児島、福岡勤務時代の九州の7年間も、でかい台風はいくつも経験しましたが、地震はほとんど記憶になく、今回は、九州の皆さん、随分に、驚かれたことと思います。被害を受けた方には申し訳ないのですが、地球が人類に何かの警告を与えて呉れていると捉えれば、良いのでしょうか。うちの松山の実家も、2001年春の安芸灘地震で、瓦が、どさっと半分落ちて、両親を驚かせて呉れてますが、屋根復旧に非常に時間が掛かってますので(瓦職人が日本で減ってしまってます)、玄海島の被災状況などを見ていると、とても他人事とは思えません。 |
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ホーリー祭 さて、昨日、25日(金)は、ベンガル地方のホーリー祭でした。デリー、ムンバイの辺りは、ホーリー祭が一日ずれてるとか、3日連続だとかの説もあります。ネパールでも、この時期に、ホーリー祭があるそうです。
インド、特に北部インドへの、春の到来を祝い、お茶目なクリシュナ神を讃える、ヒンドゥー教の宗教祝日です。ヒンドゥー教徒たちが、お互い、色粉や色水を掛け合う、無礼講的な祝日ですので、日本でも、テレビとかでニュースになったのではないかと思います。『きさん(貴様)、わしの色粉が、嫌やとでも言うとか〜』という感じで、がんがん色粉や色水を、頭から顔や全身に掛けられますので、日本の『きさん、わしの酒が飲めんのかい〜』的な世界をイメージしていただけたらとご理解頂けると思います。好きです、こういうオヤジな世界。
道を歩いていても、赤や、黄色や、緑の、色粉や色水を掛けられるし、私も、朝から、3回、シャワーをして、流し落としました。うちのスタッフたちを集めて、キャンプで記念撮影をしましたので、今回は、この画像から始めたいと思います。私は、すでに、ここで、ホーリー祭を4回経験しているベテランです。 |
ホーリー祭 |
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拡大写真(1200x800)182KB
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さて、カワ通動詞編、再開の第一弾は、Wa☆Da フォトギャラリーのほうで、私のインド通信を読んで下さっている京都の学生さんのリクエストにお応えして、『わ・ら・う』です。インド的な笑いの世界へ、ようこそ!! |
1) 少年 ジャルカンド州のタタナガール駅のホームにて。少年が、右手に持っているのは、私が上げた柘榴(ざくろ)。この柘榴が嬉しかったのか、あるいは、ファインダーに収まるのが嬉しかったのか、にやり。この子は、足が悪いのですが、堂々と駅のホームに座って、列車待ち。私の大好きな一枚になるインド画像だと思っています。撮影対象者とコミュニケーションがあると、あとで、画像が生きて来るように思います。 |
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