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  Wa☆Daフォトギャラリー 特集!旅紀行Q

2010年11月3日改訂

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'Arnisi'-'Taxidiotis tou oneirou'-'Matia Ble'

パノラマ写真(2700X1000)471KB

2010年10月31日制作

アクロポリスの丘に建つパルテノン神殿(東面/正面)

 ル・コルビュジエ

アクロポリスの丘に建つパルテノン神殿(ギリシャ・アテネ)

 

ル・コルビュジエ

 「東方への旅」を旅する

大成建設ル・コルビュジエ

パルテノン

 

ル・コルビュジエ東方への旅

 
▼ 20世紀を代表する建築の巨匠であるル・コルビュジエ(1887〜1965)は、スイスの地方都市で生まれ育った。彼は、地元の美術学校を卒業後、設計事務所勤務と各地への旅を通して、建築家となるための修業を積んだ。当時まだシャルル・エドゥアール・ジャンヌレという無名の若手建築家だった彼が「建築」の啓示を得たと語る最も重要な旅が1911年の「東方への旅」であった。この旅から、2011年でちょうど100年を迎える。  
「ル・コルビュジエ東方への旅」のルート

「ル・コルビュジエ東方への旅」のルート

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 この節目を記念してギャルリー・タイセイが企画したのが、《ル・コルビュジエ「東方への旅」を旅する》である。本展では、中欧、トルコ、ギリシア、イタリアを巡る旅を通して、24歳の青年ジャンヌレが、何を見、何を体験してきたかを紹介している。100年前に彼が旅した道を旅することで、この旅が彼の後の建築にどのような影響を及ぼしたのかを考えるきっかけとなるに違いない。  

ウィーンでは松井公代さんの写真を展示(A3・A4)

ウィーンでは松井公代さんの写真を展示(A3・A4)

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松井公代さんのネームプレート
 筆者は、社会貢献推進室の小林修さんと林美佐さんの依頼を受け、Wa☆Daフォトギャラリーに展示している写真を無償で提供し、何度かのミーティングとA2印刷に堪える画像の調整などを行い、展示初日に取材することができた。  

ブルガリアでは小池淳二さんの写真を展示(A2・A3)

ブルガリアでは小池淳二さんの写真を展示(A2・A3)

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▲▼ Wa☆Daフォトギャラリーにアップしている写真の中から林美佐さんが選び、最終的に展示された作品は、42点にのぼった。筆者の写真だけでなく、感動写真集同人の小池淳二さんと松井公代さんの作品も多数採用*されている。お二人には、この場をお借りして、心より御礼申し上げたい。  
*【掲載された写真の内訳】 和田:21点(イスタンブール・アテネ・デルフィ) 小池:16点(ドナウ川・ウィーン・リラ・カザンラク・プロヴディフ・シプカ峠・タルノヴォ・ルセ・ピサ・フィレンツェ) 松井:5点(ドナウ川・ウィーン)

小池淳二さんの力作「民俗衣装を着た、バラ祭りの女性たち」

小池淳二さんの力作「民俗衣装を着た、バラ祭りの女性たち」

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トルコでは筆者(和田義男)の写真を展示(A2・A3)

トルコでは筆者(和田義男)の写真を展示(A2・A3)

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筆者(和田義男)のネームプレートと解説

トルコ至宝の世界遺産アヤソフィア(A2・A3・A4)

トルコ至宝の世界遺産アヤソフィア/撮影:和田義男(A2・A3・A4)

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▲▼ 本展のリーフレットの中で林美佐さんが「ジャンヌレからル・コルビュジエへの旅」と題して解説されているように、24歳の若きル・コルビュジエが最も強く感動し、インスピレーションを受けたのが、トルコとギリシャの歴史建造物であった。そのため、林さんは、トルコとギリシヤの建造物を詳しく展示し、説明している。  

ギリシャでも筆者(和田義男)の写真9枚を展示(A2・A3)

ギリシャでも筆者(和田義男)の写真9枚を展示(A2・A3)

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ギリシャの世界遺産パルテノン神殿 1/2

ギリシャの世界遺産パルテノン神殿 1/2

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▲▼ 中でもアテネのパルテノン神殿はル・コルビュジエに最大のインパクトを与えている。『 ついにパルテノン神殿に対面したとき、彼はその強烈な力強さに圧倒され、打ちのめされる・・・ 旅を終えた彼は、人の心を打ち、永く残るものは、「純粋に合理的な形をもった建築」か、「長い年月民俗に鍛え抜かれた人間の普遍の声ともいえる伝統的な作品」であることを悟り、彼が育ったアール・ヌーヴォーの装飾(過多)的建築からの訣別を宣言し今までとは違う(近代建築の)方向に歩み始める。・・・』 この林美佐さんの解説は、強く心に響く。  

ギリシャの世界遺産パルテノン神殿 2/2

ギリシャの世界遺産パルテノン神殿 2/2

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イタリアとスイスの展示

イタリアとスイスの展示

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フィレンツェとピサ/小池淳二さんの作品(A2)

フィレンツェとピサ/小池淳二さんの作品(A2)

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時計回りで元の位置に戻る

時計回りで元の位置に戻る

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ル・コルビュジエの建築マップ/フランス

ル・コルビュジエの建築マップ/フランス

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▲▼ ギャルリー・タイセイでは、常設展として、奥の映写室の壁面に ル・コルビュジエの建築マップ(フランス国内と世界のマップ)を展示している。彼の設計による有名な建物の模型のほか、掲示された写真を閲覧することで、この建築界の永遠の巨匠の足跡に触れることができる。是非、足を運んで、感動を味わって頂きたい。勿論、入館料は無料である。  

ル・コルビュジエの建築マップ/世界

ル・コルビュジエの建築マップ/世界

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最後にこの企画を推進している本社管理本部広報部社会貢献推進室の小林修さん(室長)と林美佐さんと一緒に記念写真を撮った。小林さんは、大成建設の本社(新宿センタービル)に勤務しているが、ギャルリー・タイセイの館長のような立場にある。林美佐さんは、ギャルリー・タイセイに常勤する実質的な責任者であり、支配人である。企画立案は彼女のもので、ル・コルビュジエに最も詳しい当社の権威である。  

記念撮影

  小林 修 さん 筆者(和田義男) 美佐 さん
記念撮影

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和田義男

  
撮 影


2010年10月26日


OLYMPUS E-30
 
 
12-60mm



1230万画素 128枚 269MB
 

 私が勤める大成建設の社会貢献事業に一個人の道楽であるWa☆Daフォトギャラリーの作品が役立ったのは、とても光栄である。
  小林修さんや林美佐さんが私の趣味を知るよしもなく、このコラボが実現したのは、インド通で知られる感動写真集同人の丹下誠司さんによる仲介があったからである。
  今回の企画は、実際に現地を歩いて取材するのがベストだが、時間や費用の余裕はなく、旅行して来た人から写真を借りるのが現実的である。この話を耳にした丹下さんの機転で、このプロジェクトが完成した。
  私を小林さんや林さんに紹介して頂いた丹下さんには、心よりお礼申し上げる。そのお陰で、弊社に社会貢献推進室という組織があり、企業活動で得た果実の一部を社会に還元する文化活動を行っていることを知って嬉しく思った。
 また今まで知らなかったル・コルビュジエという近代建築の巨匠の足跡を辿ることが出来、大きく視野が広がった。これまでのように旅先で漠然と世界遺産を眺めて楽しむだけでなく、人生の目的や生き方にあった見方が必要であることを痛感した。ル・コルビュジエのように、「旅は人を変える」のである。
 「かわいい子には旅をさせよ」とはけだし名言である。世界の旅の写真館として、旅の喜びだけで満足せず、人生観や生き方が変わるほどのロマンと感動、そしてインスピレーションを得るための感受性を養いたいものだと思う。

                                                 〈 完 〉  2010.10.31  和田義男

特集!旅紀行第99集 《 ル・コルビュジエ「東方への旅」を旅する 》

撮影・制作 : 和田義男

  平成22年(2010)10月31日 作品:第31作 画像:(大25+小7) 頁数:2 ファイル数:67 ファイル容量:15MB
  
平成12年(2000)〜平成22年(2010) 作品数:379 頁数:1,459 ファイル数:60,536 ファイル容量:9,012MB

お便りコーナー(抜粋)

2010年11月3日(水)晴  丹下誠司  様より

Re: 『ル・コルビュジエ「東方への旅」を旅する』完成! 林美佐さんへのご協力に感謝です! また、Wa☆Daフォトギャラリーへの登場で、ギャラリータイセイも、メジャーに昇格するのでは?(^^) 丹下 3日  10:40
 
こんばんは。お便りありがとうございました。このたびは、丹下さんの仲介でギャルリー・タイセイに貢献することができました。一人でも多くの方が訪問して頂ければ嬉しいですね。有り難うございました。
2010年11月2日(火)晴  林 美佐  様より

御礼 小池淳二 様 松井公代 様 和田義男 様 (小林室長)

メールをいただき、どうもありがとうございます。このたびは大変お世話になりました。感謝申し上げます。(連名、およびC.C.でのメールで失礼いたします。)

建築家の旅と言いますと、一般のかたはあまり関心を示されないかもしれませんが、この旅は、一人の若者の、その後の方向性を見極めるターニングポイントとなった旅であり、そう思って彼の文章やスケッチを見ると、とても興味深いものがあります。私にとって、東欧やトルコ、ギリシアは、それほど馴染みのある国ではありませんでしたので、逆に新鮮な思いがし、知れば知るほど行ってみたくなりました。

松井様のお写真は、この旅の本質的なスタートであったオーストリアの、小池様のお写真は、東欧の見せ場ながら、なかなか良い写真が見つからなかったブルガリアと、旅の締めくくりであったイタリアの、大変貴重な記録となるものでした。

旅を追体験するような内容の展示ですので、その街に住んでいる人がじっくり撮った写真よりも、できれば、旅の流れの中で撮られた写真の方が、臨場感があって、ふさわしいのでは、と思っておりましたので、皆様が旅行で撮られた写真は、そういった意味でも、私どもの展示に大変マッチしたものであったと思います。

このたびは本当にどうもありがとうございました。機会がございましたら、是非お立ち寄りくださいますよう、お待ち申し上げます。

また、Wa☆Daフォトギャラリー様のHPで、皆様の旅の写真を拝見できますことを楽しみにいたしております。

林 美佐  大成建設ギャルリー・タイセイ
 
おはようございます。お便り有り難うございました。今回のル・コルビジエ展の作品の推敲が終わりましたので、お知らせします。 《 ル・コルビュジエ「東方への旅」を旅する 》 http://wadaphoto.jp/kikou/korubyuje1.htm

これでひとまず完成ですが、お気付きの点がありましたらお知らせ下さい。有り難うございました。 和田義男
2010年11月1日(月)曇  松井公代  様より

御礼 林 美佐様 「ル・コルビュジエ 『東方への旅』を旅する」 展覧会 開催おめでとうございます。私の撮りました写真がすこしでも お役にたちましたこと、光栄に存じます。

日頃 私には縁のない分野でありますので、初めて伺う表題でございましたが、リーフレット興味深く拝見いたしました。多くの方々に展覧会をご覧いただけることを祈っております。私も機会をつくり、 拝観させていただきたいなあと 考えております。

リーフレット・ポスター ご送付いただき、ご配慮厚く御礼申し上げます。展覧会のご成功 心よりお祈り申し上げます。 松井公代

 
おはようございます。林さんへのCC有り難うございました。

ギャルリー・タイセイの公式サイト http://www.taisei.co.jp/galerie/ に今回の作品 《 ル・コルビュジエ「東方への旅」を旅する 》 http://wadaphoto.jp/kikou/korubyuje1.htm をリンクして頂くことになりました。建築に興味を持つ方々が一人でも多く訪れて頂ければ、有り難いです。このプロジェクトを通じて、世界の旅を標榜する私としてもル・コルビジエの旅の刺激を受けました。

機会を見つけてギャルリー・タイセイに来訪頂けるとのこと、とても光栄です。その際は、事前にご連絡下さい。私も立ち会わせて頂きます。宜しければ、横浜で昼食を共にさせて頂ければと思っています。これからもどうか宜しくお願いします。有り難うございました。 和田義男
2010年11月1日(月)曇  小池淳二  様より

ギャルリータイセイ 26日 林 様 今晩は。和田フォトギャラリーの同志 小池淳二です。この度は 「ル・コルビュジエ東方旅行展」のパンフレットやポスターをお送りいただき有難うございました。また丁重なご挨拶をいただき痛み入ります。

写真が趣味の素人の作品が皆様の文化的なご活動のお役に立つなら嬉しく思います。本来、画家であったル・コルビュジエが世界の建築家となり、それでも画家としての生き方を続けたことに興味があります。

ル・コルビュジエの建築物については、テレビの映像などで若干の記憶がありますが、絵画については皆無でした。それでパソコンで検索しましたが、行き着いたのは貴方様のブログで、彼に関する研究と造詣の深さに敬意を表します。

でも、絵については貴方様のブログにある1点を拝見したのみでした。小さな拙宅にもル・コルビュジエの影響があるかもしれないと思うようになりました。人生楽しいばかりみたいな心境です。感謝申し上げます。 小池淳二
 
おはようございます。クロアチアの旅から無事帰国されたようで、ご苦労様でした。この度は、ギャルリー・タイセイのコルビジエ展に沢山の写真を使わせていただき、有り難うございました。特にブルガリアは資料が少なく、困っていたのですが、小池さんのお陰で、全てのルートをカバーすることができました。

A2サイズのパネルは、私も小池さんも初めての経験ですが、とても迫力があります。何かの機会にギャルリー・タイセイに来訪して頂ければ、ご案内させて頂きます。その際は、現地で昼食を共にさせて頂ければと考えております。

クロアチアの旅の成果は如何だったでしょうか。お送り頂ける画像を楽しみにお待ちしています。これからもどうか宜しくお願いします。有り難うございました。 和田義男
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