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■ 五日目/6月1日(火):ハルシュタット〜メルク〜ドナウ川下り〜ウィーン(泊) |
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▼ 五日目は、ハルシュタットから更に東方に進み、メルク修道院の見学や世界文化遺産のヴァッハウ渓谷でドナウ川下りを満喫したあと、ウィーンに入り、2連泊した。 |
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華麗なるバロック建築のメルク修道院 |
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資料 |
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メルク Melk |
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ヴァッハウ渓谷の西側の起点に、メルヘンの世界のように美しいメルクの町がある。ドナウ川が最も美しいといわれている一帯には、中世をそのまま残した小さな町や村が点々と散らばっているが、メルクもその一つである。 |
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高位聖職者の庭 |
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メルク修道院 Stilf Melk |
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▲▼ メルクの駅前に立つと、丘の上に聳えるメルク修道院が見える。11世紀、バーベンベルク家のレオポルト I 世がベネディクト派の修道院をここに建立したのに始まる。18世紀に改築され、オーストリア・バロックの至宝とまでいわれるほど華麗な姿になった。 |
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1770年、マリー・アントワネットがフランスのルイ16世に嫁ぐ途中にこの修道院に立ち寄り、一泊している。 |
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噴水の彫刻 |
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大理石の広間マルモアザール |
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▲▼ 修道院の内部は、第1室から第11室まであり、「大理石の広間 マルモアザール Marmorsaal 」の天井には、ルネッサンスの影響を受けたパウロ・トローガ作の珠宝のフレスコ画が燦然と輝いている。 |
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大理石の広間の見事な天井フレスコ画 |
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▼ ドナウ川を見下ろす修道院のテラスからの眺望や、バルコニーから眺めるこの町の景観は特に素晴らしい。 |
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バルコニーからの眺望 |
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▼ 絢爛豪華な附属教会と10万冊といわれる蔵書と手書きの本1,888冊を収めた図書館も見所となっている。 |
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メルク修道院附属教会西側ファサード |
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修道院附属教会の豪華な内部 |
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素晴らしい天井フレスコ画 |
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▼ 古色蒼然とした図書館は、古い書籍で埋め尽くされ、柱に施された金細工や鮮やかな天井画が素晴らしい。 |
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古色蒼然の図書館 |
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▼ 修道院の「皇帝の間」には、多くの美術品が展示されている。中でも目を見張るのは、宝石がちりばめられた十字架で、「メルクの十字架」と呼ばれており、修道院の宝だという。 |
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メルクの十字架(表) |
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メルクの十字架(裏) |
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ヴァッハウ渓谷 Wachau |
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▼ ドナウ川流域で最も美しいといわれるヴァッハウ渓谷は、2000年に世界文化遺産に登録されており、特に、メルクからクレムスにかけて見所が集中している。 |
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古くから交通の要衝であった岸辺には、いくつもの古城や修道院が建ち、その間にワイン畑が広がっている。我々一行は、デュルンシュタインからドナウ川クルーズに出発した。名産のワインを楽しみながらのクルージングは、大きな期待があったが、雨に見舞われたのが残念だった。 |
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デュルンシュタインからドナウ川バッハウ渓谷クルーズ 2010.06.01 |
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▼ ヴァッハウ渓谷は、ワインが有名で、ホイリゲ heurige と呼ばれる自家製のワインを飲ませる店が多い。ホイリゲとはオーストリア東部に見られるワイン酒場のことで、ワインの作り酒屋が自家製ワインを売るのが建前なのでビールなどはなく、料理も簡単な家庭料理をセルフ・サービス方式で出すところが多い。 |
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ドナウ川の畔に建つ村の教会 |
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さみだれや どなうのきょうは にごりがわ |
Early summer rain, the Danube of today a muddy stream. |
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ドナウ川観光クルーズ船 |
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ホイリゲという名称は商標登録されていないことから、近年では自家製ワインを出さないホイリゲ風レストランがホイリゲと名乗って観光客目当てに営業を行うケースが増加しているという。ジョッキに入った白ワインを炭酸水で割って一気に飲むのがオーストリアのホイリゲ流。今流に云えば、ワインのハイボールである。 |
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ドナウ河畔に点在する新緑の村 |
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