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老若男女が参加する神田祭
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神田祭は江戸の華。江戸っ子の粋で鯔背(いなせ)な姿は、老若男女(ろうにゃくなんにょ)を問わない。女性たちも男性の中に混じって神輿を担ぐ。
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岸和田のだんじり祭の女性は、だんじりの前後をただ走るだけで、気の毒に思ったが、東京では完全に男女平等で、しかも女性は男に負けていない。
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ダボシャツ姿のお母さん
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踊り出すひょうきん者 |
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「セイヤ、セイヤ!」の掛け声も勇ましく、神輿を担ぐ老若男女たち。どの神輿も、時々先頭の担ぎ手が踊り出すのが面白い。
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作業着 高温多湿の日本にあって、江戸時代の庶民は、褌をベースに、気温、労働の種類や程度、怪我などの危険を考慮して、半纏や股引などを重ねて作業着とした。 |
作業着は、動きやすさや威勢の良さを演出できる神輿の担ぎ手の衣装として定着した。神田祭では、だんじりの曳方(ひきかた)に見られる腹掛は女性や子供以外には見当たらない。 |
現代の江戸っ子たちも、この日だけは終日衆目の中を褌と半纏だけで堂々と闊歩し、日常生活とは違う感覚で、祭りに陶酔している。 |
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神輿の担ぎ手
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江戸っ子は神輿がよく似合う。氏子町会の伝統の半纏に身をくるみ、宮入のあと、町内を練り歩く。東京では練り子という言葉はなく、担ぎ手という。
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担ぎ手の衣装は、半纏系といわれるもので、江戸時代の職人、駕篭担き、魚屋などの棒手振(ぼてふり)の行商人の作業着であり、褌(ふんどし)、鯉口シャツ、半纏、猿股、股引を着用し、裸足か足袋・草鞋を履く。
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高く掲げる神輿
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半纏は丈を調節したり、短めのものを着るのが若者のファッション・センスらしく、褌がわずかに見えるように演出しているようだ。
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神田祭を扱ったホームページを覗くと、褌姿の男性が前屈みになり、女性にお尻を見せている写真なども見られ、微笑ましい。
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裸足の担ぎ手もいるので、神輿に先行して箒とちり取りで道路のガラスなどを拾って歩く姿も見かける。
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鳶頭の晴れ姿 |
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鳶 建築や土木作業で足場の組立てなど雑務を行う者を鳶(とび)という。
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トビという職名は、彼らが鳶口(とびぐち)又は鳶と称する樫棒の先に鋼鉄製の鉤(かぎ)をつけた道具を携行することに由来する。
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鳶頭衆による木遣唄 |
木遣(きやり)を歌いながら宮入する鳶頭衆(とびがしらしゅう)の粋な姿が観衆を魅了する。 |
日の丸の扇子を持った頭(かしら)は、花笠を被っている。祭りの華やかさを演出する伝統の小道具のようだ。 |
木遣は木遣唄ともいい、家を建てるため、柱となる木を切り出して曳いてくるとき、音頭取が材木に上って歌った唄であるが、祝儀唄としても民謡の中に定着し、今日に及んでいる。 |
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羽織袴姿の氏子たち
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木遣は、美声の鳶職に伝承され、棟上式や祭礼の練歌(ねりうた)に使われている。
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