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1月8日(日)正午前、純白の六尺褌とピンクの後ろ鉢巻をキリリと締め、白い地下足袋を履いた裸たちが各々担当の道具を持ち、大勢のカメラマンたちが待機する下太公民館前に現れた。 |
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觸鈴 |
を持つ元気な子 2012.01.08 11:59 |
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▲▼ 神々のご加護によるものか、この日は、風のない快晴に恵まれ、真冬ではあるが、燦々(さんさん)たる陽光が裸たちの全身に降りそそぎ、寒そうな格好をする人は一人もいなかった。子供たちも笑顔で走り回っている。 |
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▼ 正午きっかりになると、背の高い青竹でできた御幣を持つ袴田孝子宮司を先頭に「八王子御祭禮」の裸行列が下太公民館前を出発し、今之浦川の祭会場に向かった。 |
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袴田宮司の後に続くふんどし一丁の裸衆は、約30人ほど。下太地区に住む全ての男衆であるという。手頃な丸太に水桶(みずおけ)を吊し、前後二人で運ぶグループ二組と米の入ったお釜をネットに入れ、棒に吊して運ぶグループ一組のほか、金笊(かなざる)を持つ人もいる。ハンドベル(当たり鐘)担当の人は、終始鳴らし続けていた。 |
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子供たちのグループは、最後尾に付き、見付天神裸祭で使われる觸鈴(ふれすず)と同じものを持って行進した。ハンドベルと觸鈴による鳴り物入りの賑やかな裸行列である。 |
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裸行列は、八王子神社の南側の道路を西に進み、出発して僅か10分ほどで、今之浦川の土手に着いた。 |
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▲▼ 今之浦川の土手にはコンクリートでできた石段があり、それを上ると、川に下りる石段があり、その先に簡素な舟着場が設けられており、竹竿で舟を操る舟人(ふなびと)二人が乗ったFRP製の小舟が待機していた。 |
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▲▼ 舟に乗り込む人は、事前に決められており、袴田宮司と8人の褌衆(ふどししゅう)が手際よく乗舟すると、船長(ふなおさ)が舫索(もやいさく)を解いて、舟を沖出しした。 |
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無動力のYAMAHA製ボートの後部舷側に「八王子神社」と書かれており、この舟は、「米とぎ祭」に使われる神社所有の専用舟であることが分かった。筆者は、この舟を米研舟(こめとぎぶね)と名付けた。 |
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米研舟 |
(八王子神社のYAMAHAボート)の出発! 12:10 |
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米研舟は、土手に立つ大勢の観客からよく見えるように、船着場のすぐ沖合で、船首を南に向けて土手と平行になり、その位置を保ったまま、裸褌八人衆による「米とぎ神事」が始まった。 |
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▲▼
お釜の中には、下太公民館で用意した餅米が入っており、舟が定位置につくと、直ぐに川水を入れて米を研ぐ作業が始まった。公民館を出発して僅か10分後の早業である。 |
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はつはるや ふねでこめとぐ ふどししゅう |
The beginning of
spring,
guys of loincloth washing rice on a boat. |
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▲▼ 氏子たちは、今之浦川の舟上で「米の入った釜に川水を入れる」「米を研ぐ」「研いだ米を笊に移す」「笊で水を切る」「水を切った米を再度釜に移す」という一連の動作を三回繰り返し、「米とぎ神事」は約二分で完了した。 |
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