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 旅紀行日本の裸祭り

2009年8月8日改訂

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♪相撲甚句「初場所」「四十八手」

手拍子や相撲甚句の長閑なり   北舟

 

Clapping hands, peaceful the sumo-jinku song.

2009年5月8日制作

化粧まわしをつけて相撲甚句を披露

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化粧まわしをつけて相撲甚句を披露 /靖國神社相撲場(東京都千代田区)

靖國奉納大相撲

相撲甚句

 
 午前9時半ころから取的(とりてき)と呼ばれる幕下以下の力士たち(力士養成員)のぶつかり稽古が始まった。取的たちの稽古廻し(相撲褌)は黒で、白廻しは十両以上の幕内力士(関取)が締める。

関取せきとり

を目指す

取的とりてき

たち

関取を目指す取的たち

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取 的とりてき

 
   取的は、現在では力士養成員と呼ばれ、大相撲の番付(格付け)で幕下以下(幕下、三段目、序二段、序ノ口)の力士を指す。本場所の取組は原則七番相撲まで。大相撲のシンボルである髷(まげ)は、大銀杏(おおいちょう)ではなく、丁髷(ちょんまげ)姿である。本場所で締める廻し(相撲褌)は、木綿製の黒廻しで稽古と兼用する。土俵上で付けるさがりは糊付けされておらず、紐そのものの状態である。  
 今回の奉納相撲では、いわゆる虫眼鏡と呼ばれる番付最下級の序の口の取組はない。また、褌担ぎ(ふんどしかつぎ)と呼ばれる初任者も土俵に上がることはない。
関取の胸を借りるぶつかり稽古

関取の胸を借りるぶつかり稽古

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  九段下桜吹雪の土俵かな  北舟 

くだんした さくらふぶきの どひょうかな

Cherry petals falling like snowflakes on the sumo ring at Kudan-shita.

桜吹雪の相撲場

桜吹雪の相撲場

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取組開始
 
   午前10時40分過ぎから取組が始まった。最初は序二段19組、続いて三段目21組の取的(とりてき)たちがさがりを着けて土俵に上がり、熱戦を披露した。行事も子供のようで、みんな若い。  
序二段の取組

序二段の取組

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呼 出よびだし

 呼出は、大相撲の取組の際に力士を呼び出す呼び上げや土俵整備から太鼓叩きなど、競技の進行を行う者で、呼び出しとも書かれる。行司と異なり、受け継がれる名跡はなく、力士や行司と違って名字がない。

 元々は上覧相撲の際に、次に土俵に上がる力士の出身地や四股名を披露する人がおり、行司の役割に含まれる職種であったが、江戸勧進相撲になって、独立した職種となった。現在の呼出の定員は45人、停年は65歳。大相撲においては、力士、行司、床山と同様、各相撲部屋に所属する。
若い呼び出し

若い呼び出し

行 司ぎょうじ

 行司は一次的に相撲の勝負を判定する役で、同体・取り直しの場合でも、どちらかに軍配(ぐんばい)を上げなければならない。行司の判定に対して、勝負審判が異議を申し立てた場合に物言いとなり、協議がなされ、覆ることもある。

 その他、取組中にも掛け声を掛ける、観戦の邪魔にならないように移動する、力士の緩んだ廻しを締め直す、力士の外れたさがりを土俵の外に除ける、水入りの場合に両者の立ち位置や組み手などを決めるなど様々なことをこなさなければならない。行司には他にも番付を書く、決まり手をアナウンスするなどの仕事がある。
若い行司

若い行司

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 力士同様、行司も各相撲部屋に所属し、定員は45人で停年は65歳。上下の差が顕著な相撲界においては、階級によって行司の装束も大きく変わる。
 最高位の立行司(たてぎょうじ)は、古来からの習わしとして短刀を差している。軍配を差し違えてしまった場合には切腹するという決意を示したものであるというが、実際に切腹した行司はいない。
三段目の息の合った立ち会い

三段目の息の合った立ち会い

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力士の

相撲褌まわし

 
   廻し(まわし)は相撲を取るときに身につける褌(ふんどし)の一種。まわし、回し、相撲褌とも表記され、外国人競技者の間では 相撲ベルト  sumo belt 相撲サッシュ sumo sash と呼ばれる。一部の裸祭りでも使用されている。  
   稽古廻しや幕下以下の力士、アマチュア競技者が締める廻しは、硬い木綿布(キャンバス)で出来ている。転倒時の怪我の防止と身体の保護や取組みで技を掛けることが主たる目的である。小学生以下の子供用は大人用よりは柔らかい布を使っている。  
 関取が取組のときに締める取り廻し(締め込み)は、カラフルな絹でできており、柔らかくて光沢がある。
三段目の大技炸裂!

三段目の大技炸裂!

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   相撲の廻しは、験担ぎ(げんかつぎ)の意味で基本的に洗わない。それは稽古廻しも本場所の廻しも同じで、汗や土埃などで汚れると日光にあたるように干して殺菌しはたいて汚れを落とす。幕内力士が締める本場所の絹の締込みの場合は、色落ちを防ぐため、陰干しにするという。
 これは昔からの慣行で、大相撲に限らず、アマチュア相撲でも同様である。稽古まわしは汚れがひどいので、こっそり洗う力士もいるという。
土俵上で四股を踏む力士

土俵上で四股を踏む力士

 
爆笑の

初 切しょっきり

 
 午前11時55分頃から初切(しょっきり)が披露された。初切は幕下以下の取組の間に相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する見世物で、江戸時代から行われていたが、現在では花相撲*や巡業などで見ることができる。
*花相撲:トーナメント相撲、親善相撲、奉納相撲、引退相撲など、勝敗が番付や給金に反映されない興行。
相手に蹴りを入れる禁じ手

相手に蹴りを入れる禁じ手

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   幕下以下の力士二人と行司が土俵にあがり、対戦形式で禁じ手を紹介する。例えば相手を蹴り倒したり、髷を掴んで振り回したり、力水を吹き掛けたり、現代のものでは他の格闘技の技を見せたりもする。  
跳び箱の練習?

跳び箱の練習?

   笑いを取るために行司をノックアウトしてみせたり、ドリフターズのコントよろしく一斗缶などの小道具が出てくることもあるという。余興ではあるが、演じる本人たちはかなり真剣にネタを練っており、力士・行司共に身体を張った芸を見せるので面白い。  
髷を掴む禁じ手

髷を掴む禁じ手

 

相撲甚句すもうじんく

 
 初切のあと幕下力士10組の取組があり12時半ころから相撲甚句が披露された。歌詞が七・七・七・五の甚句形式と呼ばれる邦楽の一種で、力士6〜7人が輪になって1人ずつ唄う力士独特の唄である。
 相撲教習所の教養科目に取り入れられており江戸時代の享保ころには唄われていたという。大至(だいし)の美声と呼出し永男(ながお)の作詞が有名。現役力士では十両の春日錦が名手。芸能人では桂文福やCDまで出したデーモン小暮閣下が愛好者として知られる。
  手拍子や相撲甚句の長閑なり  北舟 

てびょうしや すもうじんくの のどかなり

Clapping hands, peaceful the sumo-jinku song.

化粧まわしをつけて相撲甚句を披露

化粧まわしをつけて相撲甚句を披露

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