|
くだんした さくらふぶきの どひょうかな |
Cherry petals falling like snowflakes on the sumo ring at Kudan-shita. |
|
|
桜吹雪の相撲場 |
|
拡大写真(1800x1000)453KB |
|
|
|
|
|
|
|
|
取組開始
|
|
|
午前10時40分過ぎから取組が始まった。最初は序二段19組、続いて三段目21組の取的(とりてき)たちがさがりを着けて土俵に上がり、熱戦を披露した。行事も子供のようで、みんな若い。 |
|
|
|
|
|
|
|
序二段の取組 |
|
拡大写真(1800x800)409KB |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
呼出は、大相撲の取組の際に力士を呼び出す呼び上げや土俵整備から太鼓叩きなど、競技の進行を行う者で、呼び出しとも書かれる。行司と異なり、受け継がれる名跡はなく、力士や行司と違って名字がない。 |
|
元々は上覧相撲の際に、次に土俵に上がる力士の出身地や四股名を披露する人がおり、行司の役割に含まれる職種であったが、江戸勧進相撲になって、独立した職種となった。現在の呼出の定員は45人、停年は65歳。大相撲においては、力士、行司、床山と同様、各相撲部屋に所属する。 |
|
|
|
|
|
|
若い呼び出し
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
行司は一次的に相撲の勝負を判定する役で、同体・取り直しの場合でも、どちらかに軍配(ぐんばい)を上げなければならない。行司の判定に対して、勝負審判が異議を申し立てた場合に物言いとなり、協議がなされ、覆ることもある。 |
|
その他、取組中にも掛け声を掛ける、観戦の邪魔にならないように移動する、力士の緩んだ廻しを締め直す、力士の外れたさがりを土俵の外に除ける、水入りの場合に両者の立ち位置や組み手などを決めるなど様々なことをこなさなければならない。行司には他にも番付を書く、決まり手をアナウンスするなどの仕事がある。 |
|
|
|
|
|
|
若い行司 |
|
拡大写真(1600x1300)523KB |
|
|
|
|
|
|
力士同様、行司も各相撲部屋に所属し、定員は45人で、停年は65歳。上下の差が顕著な相撲界においては、階級によって行司の装束も大きく変わる。 |
|
最高位の立行司(たてぎょうじ)は、古来からの習わしとして短刀を差している。軍配を差し違えてしまった場合には切腹するという決意を示したものであるというが、実際に切腹した行司はいない。 |
|
|
|
|
|
|
三段目の息の合った立ち会い |
|
拡大写真(1800x130)520KB |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
廻し(まわし)は相撲を取るときに身につける褌(ふんどし)の一種。まわし、回し、相撲褌とも表記され、外国人競技者の間では 相撲ベルト sumo belt 相撲サッシュ sumo sash と呼ばれる。一部の裸祭りでも使用されている。 |
|
|
稽古廻しや幕下以下の力士、アマチュア競技者が締める廻しは、硬い木綿布(キャンバス)で出来ている。転倒時の怪我の防止と身体の保護や取組みで技を掛けることが主たる目的である。小学生以下の子供用は大人用よりは柔らかい布を使っている。 |
|
関取が取組のときに締める取り廻し(締め込み)は、カラフルな絹でできており、柔らかくて光沢がある。 |
|
|
|
|
|
|
三段目の大技炸裂! |
|
拡大写真(1600x1200)410KB |
|
|
|
|
|
|
相撲の廻しは、験担ぎ(げんかつぎ)の意味で基本的に洗わない。それは稽古廻しも本場所の廻しも同じで、汗や土埃などで汚れると、日光にあたるように干して殺菌し、はたいて汚れを落とす。幕内力士が締める本場所の絹の締込みの場合は、色落ちを防ぐため、陰干しにするという。 |
|
|
これは昔からの慣行で、大相撲に限らず、アマチュア相撲でも同様である。稽古まわしは汚れがひどいので、こっそり洗う力士もいるという。 |
|
|
|
|
|
|
|
土俵上で四股を踏む力士 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
午前11時55分頃から初切(しょっきり)が披露された。初切は幕下以下の取組の間に相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する見世物で、江戸時代から行われていたが、現在では花相撲*や巡業などで見ることができる。 |
|
*花相撲:トーナメント相撲、親善相撲、奉納相撲、引退相撲など、勝敗が番付や給金に反映されない興行。 |
|
|
|
|
|
|
相手に蹴りを入れる禁じ手
|
|
拡大写真(1600x1600)442KB |
|
|
|
|
|
|
幕下以下の力士二人と行司が土俵にあがり、対戦形式で禁じ手を紹介する。例えば相手を蹴り倒したり、髷を掴んで振り回したり、力水を吹き掛けたり、現代のものでは他の格闘技の技を見せたりもする。 |
|
|
|
|
|
|
|
跳び箱の練習? |
|
|
|
|
|
|
|
笑いを取るために行司をノックアウトしてみせたり、ドリフターズのコントよろしく一斗缶などの小道具が出てくることもあるという。余興ではあるが、演じる本人たちはかなり真剣にネタを練っており、力士・行司共に身体を張った芸を見せるので面白い。 |
|
|
|
|
|
|
|
髷を掴む禁じ手 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
初切のあと、幕下力士10組の取組があり、12時半ころから相撲甚句が披露された。歌詞が七・七・七・五の甚句形式と呼ばれる邦楽の一種で、力士6〜7人が輪になって1人ずつ唄う力士独特の唄である。 |
|
相撲教習所の教養科目に取り入れられており、江戸時代の享保ころには唄われていたという。大至(だいし)の美声と呼出し永男(ながお)の作詞が有名。現役力士では十両の春日錦が名手。芸能人では桂文福やCDまで出したデーモン小暮閣下が愛好者として知られる。 |
|
|
|
|
|
|
|
てびょうしや すもうじんくの のどかなり |
Clapping hands, peaceful the sumo-jinku song. |
|
|
化粧まわしをつけて相撲甚句を披露
|
|
拡大写真(1600x1150)404KB |
|
|