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 旅紀行日本の裸祭り

2009年8月8日改訂

今 日

昨 日

♪山伏/邦楽囃子

春日照る土俵を沸かす大一番   北舟

 

Spring sun shinning on the ring, the final match exciting sumo spectators.

2009年5月8日制作

朝青龍の強烈な吊り出し

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朝青龍の強烈な吊り出し /靖國神社相撲場(東京都千代田区)

靖國奉納大相撲

横綱相撲

 

華やかな幕内土俵入と横綱土俵入が終わったあと、午後2時過ぎから幕内力士17組の熱戦が披露された。

中入後最初の土佐ノ海・豊桜戦

中入後最初の土佐ノ海・豊桜戦

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  春風や相撲褌に託す相撲道  北舟 

はるかぜや まわしにたくす すもうどう

Spring wind, the code of the sumo wrestling on the loincloth.

高見盛対豊ノ島の熱戦

高見盛対豊ノ島の熱戦

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これより

三役さんやく

 
   幕内力士の取組が終わったあと、午後2時55分ころからこれより三役となり、東方の三役・魁皇(かいおう)・朝青龍(あさしょうりゅう)・琴奥州(ことおうしゅう)が土俵に上がり、扇の形をかたどった三角形に並んで四股を踏み、続いて西方の三役・白鵬(はくほう)・千代大海(ちよたいかい)・日馬富士(はるまふじ)が土俵に上がり、逆扇の形をかたどった逆三角形に並んで四股を踏んだ。  

東方三役ひがしがたさんやく

(魁皇・朝青龍・琴奥州) 

東方三役(魁皇・朝青龍・琴奥州)

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三 役さんやく

 
大相撲で使われる三役には、次の3つの用例があり、それぞれに意味が違っているので、なかなか難しい。
 
1 番付上の三役: 大関・関脇・小結 (但し、大関は特別な地位のため、関脇・小結のみを指すことが多い。)
2 三役揃い踏み: 千秋楽結びの三番の前に、大関・関脇・小結に相当する力士がそろって土俵上で四股を踏
  むこと。番付によって大関が一人か不在の場合は平幕がこれに含まれることもある。
3 これより三役: 千秋楽結びの三番に出場する最上位の力士。横綱が含まれる。番付によって横綱や大関 
  が不在か少数の場合は平幕が含まれることもある。

西方三役にしがたさんやく

(白鵬・琴光喜・日馬富士) 

西方三役(白鵬・琴光喜・日馬富士)

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結びの三番
 
   奉納相撲は、千秋楽(せんしゅうらく)(最終日)の取組で行われ、午後3時頃から番付最上位の三役6人の力士が結びの三番を披露し、熱戦の末、魁皇(かいおう)、日馬富士(はるまふじ)、朝青龍(あさしょうりゅう)が勝ち、フィナーレを飾った。  
魁皇対琴光喜戦

魁皇対琴光喜戦

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琴欧洲勝紀ことおうしゅうかつのり

 
 琴欧洲勝紀(ことおうしゅう・かつのり 1983年2月19日 - )は、ブルガリア・ヴェリコ・タルノヴォ出身、佐渡ヶ嶽部屋の力士で東の大関。本名はカロヤン・ステファノフ・マハリャノフ Калоян Стефанов Махлянов : Kalojan Stefanov Mahljanov。通称カロヤン。
 身長204cm、体重155kg、握力120kg。長身と懐の深さ、抜群の格闘技センスで番付を駆け上がり、初土俵から11場所で入幕。2005年11月場所後に大関に昇進した。得意技は右四つ、寄り。  
琴欧州対日馬富士戦

琴欧州対日馬富士戦

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   長身で端正な顔立ちの琴欧州は、女性の人気を集めている。10日から始まる夏場所を前に、平成21年(2009)5月5日、千葉県松戸市の佐渡ヶ嶽部屋で元会社員の安藤麻子さん(29)との婚約を発表し、2人そろって記者会見を行った。挙式は来年2月の予定。  
長身で端正な顔立ちの琴欧州

長身で端正な顔立ちの琴欧州

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千秋楽結びの一番
 
千秋楽結びの一番・横綱対決! 2009.4.10 15:01
第68代横綱・朝青龍 立行司・第38代式守伊之助 第69代横綱・白鵬

千秋楽結びの一番・横綱対決!

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朝青龍明徳あさしょうりゅうあきのり

 
 朝青龍明徳(あさしょうりゅう・あきのり 1980年9月27日- )はモンゴル・ウランバートル出身、高砂部屋の力士で第68代横綱である。本名はДолгорсүрэнгийн Сумьяабазар ; Dolgorsurengiin Dagvadorj ドルゴルスレン・ダグワドルジ。「平成の大横綱」とも形容される。四股名の由来は、高校在学時に世話になったという高知県土佐市の青龍寺から。明徳は出身校の高知県須崎市・明徳義塾高等学校にちなむ。
 愛称は本名からとったドルジ。スポーツ新聞の見出しなどでは「朝青」という略語も見られる。身長184cm、体重153kg。得意技は、右四つ、寄り、上手投げ。  
横綱同士の仕切

横綱同士の仕切

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白鵬翔はくほうしょう

 
 白鵬翔(はくほう・しょう 1985年3月11日- )は、モンゴル・ウランバートル出身、宮城野部屋の力士で、第69代横綱である。本名 Мөнхбатын Даваажаргал : Mönkhbatyn Davaajargal;ムンフバト・ダヴァジャルガル。
 愛称はダヴァ。生まれた日が月曜日で、Davaajargal は月曜日の幸福という意味。身長192cm、体重154kg。得意技は、右四つ、寄り、上手投げ。
朝青龍の寄りを堪える白鵬

朝青龍の寄りを堪える白鵬

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  春日照る土俵を沸かす大一番  北舟 

はるひてる どひょうをわかす おおいちばん

Spring sun shinning on the ring, the final match exciting sumo spectators.

朝青龍の強烈な吊り出し

朝青龍の強烈な吊り出し

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弓取式ゆみとりしき

 
 横綱対決で興奮冷めやらぬなか、午後3時5分、男女ノ里(みなのさと)による弓取式が行われた。大相撲本場所で結びの一番の勝者に代わり、作法を心得た力士が土俵上で弓を受け、勝者の舞を演ずるもので、全取組終了後、打ち出し前に行われる。
勝者の舞・弓取式

勝者の舞・弓取式

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 弓取式は、平安時代に行われた相撲節会(すもうせちえ)で左近衛府(さこんえふ)と右近衛府(うこんえふ)に分かれて相撲を取り、勝った方の立会役が矢を背負って、勝者の舞を演じたのが始まりといわれている。
 元々は千秋楽にのみに行われ、その場所最後の勝者を称えるものだった。そのため千秋楽結びの一番が引分や痛み分けの場合は中止された。場所中毎日行なわれるようになったのは昭和27年(1952)5月場所からという。
熟練の技を披露する

男女ノ里 みなのさと

熟練の技を披露する男女ノ里

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和田義男

  
撮 影

2009年4月10日


OLYMPUS E-30 E-510
 
 
12-60mm 70-300mm

1230万画素 1,350枚 3.51GB

1000万画素  250枚 0.48GB 
 

 これまで裸祭りシリーズのなかでアマチュア力士たちによる奉納相撲を取材してきたが、その頂点に立つ大相撲を取材できないものかと思い続けてきた。
 幸い、去年、靖國神社で奉納大相撲が無料で公開されていることをinternetで知ったが、そのときは取材できず、今年、満を持して臨み、大相撲の全容を激写することができた。
 大相撲の本場所で、これほど土俵近くの席を取るのは難しいので、靖國神社のお陰で日本の裸褌文化の華といえる大相撲の全貌を明らかに出来たことを嬉しく思う。
 さすがにプロ集団の相撲は、アマチュア相撲とは格段の差があり、そのパワーに圧倒された。また、江戸時代に始まった勧進相撲の伝統を全く変質させることなく現在に伝えている大相撲の伝統美にすっかり魅了された。

日本の裸祭り第95集 「靖國奉納大相撲」

撮影・制作 : 和田義男

 平成21年(2009)5月08日 作品:第19作  画像:(大49+小12) 頁数:4  ファイル数:131 ファイル容量:42.4MB
   
平成12年(2000)〜平成21年(2009) 作品数:328 頁数:1,212 ファイル数:49,853 ファイル容量:6,608MB
  春日和真白き綱の土俵入  北舟 

はるびより ましろきつなの どひょういり

Fine day in spring, the sumo wrestler's performance with a pure white rope on the ring.

編集子の選ぶ傑作

第69代横綱・

白鵬翔はくほうしょう

不知火型しらぬいがた

土俵入 

第69代横綱・白鵬 翔の不知火型土俵入

拡大写真(2000x1500)694KB

 

カメラ泣かせの相撲場

 
 今回の大相撲の撮影は、晴天の昼間に暗い土俵で激しく動き回る力士たちを激写するという厳しい条件だった。おまけに後半は逆光になった。狙う被写体よりも背景が明るいので、フルオートで撮影すると、力士たちは真っ黒くなってしまう。仕方なく、今回はマニュアル露出とし、土俵の明るさに合わせたので、当然ながら背景は白飛びとなり、ひどい画像になっている。
 更に悪いことに、土俵の照明がカクテル光線になっていて、読者お気付きのように黄色光が土俵中央を照らしているため、折角の美しい力士たちの肌が生気のない黄色に染まっている。プロの照明技術者が設計したに違いないが、劇場ではあるまいし、自然の太陽に近い白色光が化粧廻しを含めて全てをありのままに美しく見せてくれるのに、なんたることかと、そのセンスのなさに溜め息をつきながら編集作業を続けた。
 何度も色合いの修正を行い、本日、発表にこぎ着けることが出来たが、力士の肌の黄色化やばらつきはどうしようもなく、見苦しい点があることをご容赦願いたい。色合いは今いちながら、日本が世界に誇る大相撲の力士たちの逞しい姿や伝統美を画面から汲み取って頂ければ幸甚である。〈 完 〉 2009.5.8 和田義男
  春風や相撲褌に託す相撲道  北舟 

はるかぜや まわしにたくす すもうどう

Spring wind, the code of the sumo wrestling on the loincloth.

編集子の選ぶ傑作

高見盛対豊ノ島の熱戦

高見盛対豊ノ島の熱戦

拡大写真(1050x1600)285KB

 

【話題1】                       大相撲の国際化

 
 千秋楽結びの三番に姿を見せた花形力士6人の内、4人が外国人という国際化された大相撲。特にモンゴル出身者の躍進が目につく。モンゴル相撲の伝統と実力が脈々と受け継がれ、素晴らしい資質を備えた力士が誕生している。
 角界を背負う傑出した日本人力士が少ないのは、生活が豊かになり、ハングリー精神が希薄になったためではないかともいわれるが、大相撲が身分や出身、社会的地位などに左右されず、実力ある人が頂点に立つという公平な社会であり、誰もが平等にチャンスを持つことの証しでもある。日本の相撲界が広く世界に門戸を開き、国際化されるのは好ましいことだと思う。
 この作品を編集中の5月5日、ブルガリア出身の大関・琴欧洲が佐渡ヶ嶽部屋で記者会見して日本人女性と婚約したと発表した。挙式は来年2月の予定というが、国際親善に果たす大相撲の貢献は益々大きくなっており、大変嬉しく思う。お二人に幸あれと祈りたい。

編集子の選ぶ傑作

朝青龍の強烈な吊り出し

朝青龍の強烈な吊り出し

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【話題2】   ふんどし

相撲褌 まわし

 相撲は、かつて日本人男性の下着だった褌(ふんどし)が進化した相撲褌(すもうふんどし)を唯一身につけておこなう裸の格技であり、世界的にもユニークな存在である。相撲褌を「まわし」と呼ぶようになったのは、褌を幾重にも回して身につけることからそう呼ばれるようになったもの。相撲に褌が用いられるのは、自然発生的なもので、倒れると着物が汚れるため、下着だけで行うようになったからで、とても単純で素朴な遊びから端を発している。
 江戸初期の勧進相撲では、本場所でも白麻*(はくま)の褌をそのまま使っていたが、やがて絹の緞子(どんす)や繻子(しゅす)が使用されるようになり、華美な衣装へと進化していった。
*白麻:アオイ科の一年草イチビの茎の繊維で作成した粗布
國見山と玉の戸の取組之図 歌川国輝 画 / 相撲浮世絵

國見山と玉の戸の取組之図 歌川国輝 画 / 相撲浮世絵

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 当時は、関取が本場所で相撲を取るときに着用するまわし(取りまわし)は、現代のものとは違って、まわしの端(前垂れ)を短いエプロンのように垂らしていたという。それが徐々に華美なものへと発展し、やがて、土俵入という儀式を行ってその絵模様を披露するようになった。
 当時は取りまわしと土俵入のまわしは同じものだったが、取組中に華美な前垂れが邪魔になってきたため、現在のように、取りまわしとは別に土俵入のための化粧まわしをあつらえるようになったという。化粧まわしは、締め込み部分と巨大なエプロン状の前垂れとは一体で、一本の褌であることには変わりがない。
陣幕久五郎の横綱土俵入之図 歌川国輝 画 / 相撲浮世絵

陣幕久五郎の横綱土俵入之図 歌川国輝 画 / 相撲浮世絵

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 化粧まわしの値段は、安いものでも80万円ほどかかるそうで、高いものは天井知らずという。明治の大横綱・常陸山(ひたちやま)の化粧まわしは、5カラットのダイヤモンドがはめ込まれた超豪華なもので、現在の価格だと数億円するというから驚く。
 下着の褌がまわし(相撲褌)となり、カラフルな取りまわしや化粧まわしに進化したお陰で、厳しい勝負の世界が華やかになり、美的感覚溢れる伝統文化となって今日に伝承されている。相撲褌の美しさが海外からも高く評価され、相撲人気を支える一端を担っている。
大相撲興行繁盛之図(明治初期) / 相撲浮世絵

大相撲興行繁盛之図(明治初期) / 相撲浮世絵

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