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 旅紀行日本の裸祭り

2014年7月10日改訂

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♪篠 笛

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2004年3月6日制作

春祭赤子を胸に抱く男

裸詣(皇産霊神社/千葉県四街道市)

  和良比わらび はだか祭り
千葉県 四街道市よつかいどうし   皇産霊神社みむすびじんじゃ   平成16年(2004)2月25日(水)の記録

 毎年2月25日に行われる和良比はだか祭りは、四街道市和良比に鎮座する皇産霊神社の例大祭で、江戸時代から続く春を告げる「どろんこ祭り」です。ふんどし姿の男衆が一歳未満の幼児を抱いて神社下の神田(しんでん)に入り、健やかな成長を願って神田の泥を幼児の額に塗りつけます。厄除けのおまじないの一種ですが、れっきとした神事で、そうすることで丈夫に育つといわれています。
 その後、男衆が神田で勇壮な泥の掛け合いや騎馬戦を繰り広げます。最後は氏子総代を胴上げして祭りは終わります。県外からの参観者も多く、神田周辺はカメラを持った観衆で埋まり、最近は海外からの見物客も見受けられます。全国に類似の祭礼はみられず、奇祭中の奇祭です。

【案内】 四街道市環境経済部産業振興課 〒284-8555 千葉県四街道市鹿渡無番地 電話番号 043-421-6134

 
スライドショーCD写真集「和良比はだか祭り」

スライドショーCD写真集「和良比はだか祭り」
▲  スライドショーCD写真集「和良比はだか祭り」の収録画数274枚、上映時間24分。今回、CD化するにあたり、
internetに発表した画像53枚に原画から再収録した200枚を加え、解説画像を加えましたので見応えある作品と
なりました。(1枚2000円 リピーター価格:1枚1500円)
 日本の祭りCD・DVD写真集
 
  
YouTube 和良比はだか祭り
(抜粋縮小版)
↓画像をクリックするとスライドショー動画が始まります。

皇産霊神社

皇産霊神社

拡大写真(1024x650)191KB

 2004年2月25日(水)千葉県四街道(よつかいどう)市の和良比(わらび)地区で行われた裸祭りを見に行った。

 東京駅から四街道駅までJR総武線快速で40分。南口から徒歩15分で皇産霊(みむすび)*神社に着く。

皇産霊みむすび

神社

 もとは大六天神社(第六天神社)**であったが、明治の神仏分離により、この地区の吉祥院にあった皇産霊神社を合祀したもので、現在は皇産霊神社と呼ばれる。

 こんもりとした鎮守の森に氏神様を祀った小さな社殿と社務所が建つ。昔は豊かな水田が広がる農村であったが、現在は首都圏のベッドタウンとなり、田畑の代わりに立派な一戸建住宅やマンションが建ち並んでいる。
*  皇産霊神社: 宇宙の万象を産み、育て、修め、造る業を受け持つ皇産霊神(みむすびのかみ)を祀った神社。
** 大六天神社: 天地創造の神である天神七代の神々のうち第六代目の神である淤母陀琉神(おもだるのかみ)、妹阿夜訶志古泥神(おもあやかしこねのかみ)を祀った神社。疫病の神として知られる。

お祓い

祝詞奏上

お祓い 祝詞奏上

拡大写真(1024x768)147KB 【E-1 84mm  F3.3 1/80秒 ISO200】

拡大写真(1024x768)147KB 【E-1 46mm  F4.0 1/80秒 ISO200】

 午前11時から社殿で「祭礼の儀」と呼ばれる式典が始まった。橋操・四街道市長の姿も見える。神主によるお祓いや祝詞奏上(のりとそうじょう)などの後、11時半から「直会の儀(なおらいのぎ)」に移り、氏子関係者が社務所で腹ごしらえをする。午後1時から「和良比はだか祭り」の本番が始まる。

和良比わらび

はだか祭り
 和良比はだか祭りは、江戸末期から行われている伝統行事で、四街道のどろんこ祭りとも呼ばれる。ふんどし姿の男衆が五穀豊穣と子供たちの健やかな成長を祈って赤ん坊の顔に水田の泥を塗ったり、騎馬戦や泥の掛け合いを行う文字通りの泥だらけの祭りである。もともと旧暦の3月25日に行っていたものが、1ヶ月繰り上がって、毎年2月25日に行われている。 四街道市公式サイト

社務所で身支度

社務所で身支度

裸 衆はだかしゅう

 直会が終わった頃、社務所を覗いてみると、男たちが裸になり、新しい白晒木綿を半幅に折った六尺褌(ろくしゃくふんどし)を前袋式に締めていた。その上に腹巻を締め、青い後ろ鉢巻に、白足袋か白い靴下を履いていた。
 今年の裸衆は約40名。そのうち地元の氏子は10名ほどで、後は全国から応援に来た人たちだという。今年の正月に江ノ島の寒中神輿を担いでいた人を数人見かけた。
 田畑が宅地化され、祭りを支えていた氏子が激減した悲しい現実があるが、今年は地元の子供が参加するという明るいニュースがあった。

ぼくの勇姿

ぼくの勇姿

拡大写真(1024x768)93KB 【E-1 28mm  F6.3 1/200秒 ISO200】

餅投げもちなげ

 午後1時からはだか祭りの本番が始まった。最初は「餅投げ」という恒例の行事である。本殿からビニール袋に入った紅白の餅がまかれ、狭い境内で餅を奪い合う光景が見られた。

紅白の餅まき

紅白の餅まき

拡大写真(1200x900)200KB 【E-1 62mm/28-108mm  F5.0 1/200秒 ISO200】

裸 詣はだかもうで

 餅投げが15分ほどで終わると、「はだか衆お祓いの儀」に移る。裸衆がお祓いを受ける神事である。続いて「子供参り」に移り、赤ん坊を抱いた裸の男たちが氏神様にお参りする。殆どが零歳児であるが、去年お参りできなかった児もいる。
 このとき男たちは社殿に飾られた注連縄(しめなわ)から稲藁(いなわら)を抜き、鉢巻に差す。神聖な稲藁は田圃(たんぼ)で行われる神事に使われる。
 春祭子供参りに褌締め 北舟 

はるまつり こどもまいりに ふどししめ

春祭子供参りに褌締め

拡大写真(1200x900)213KB 【E-1 28mm/28-108mm  F5.0 1/100秒 ISO200】

親 子

親子1 親子2

拡大写真(590x1200)113KB 【E-1 28mm  F4.0 1/80秒 ISO200】

拡大写真(885x1200)142KB 【E-1 28mm  F5.0 1/125秒 ISO200】

 春祭赤子を胸に抱く男 北舟 

はるまつり あかごをむねに だくおとこ

春祭赤子を胸に抱く男

パノラマ写真(1200x800)231KB 【E-1 28mm/28-108mm  F4.5 1/100秒 ISO200】

親子のスキンシップ

市長さんと記念撮影

親子のスキンシップ 市長さんと記念撮影

拡大写真(980x1200)169KB 【E-1 28mm  F5.0 1/125秒 ISO200】

拡大写真(1200x900)117KB 【E-1 50mm  F3.5 1/80秒 ISO200】

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