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最上段の梁をめざす 20:35 |
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▲▼ 先頭の男性は、両手にお守りを持っているため、柱登りは、かなり大変だが、同僚たちが下から押し上げてくれるので、何とか頂上まで登ることができる。柱や梁を登る若者たちの姿はとても男らしく、勇壮で、この祭りの最大の見所である。 |
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頂上を極める 20:36 |
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▲ 7回のお勤めを果たすのは、とても大変で、男たちは途中で地べたに倒れ込み、休憩を取る。近頃流行りのダイ・イン
Die-in に似ているが、何かに抗議をしているわけではない。(^^; |
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▼ 祭りが始まってから1時間20分が経過し、七度のお勤めが終わると、先頭の男性が抱きかかえられ、拝殿で参拝のときに打ち鳴らして大気を清める大鈴の紐(ひも)取りとなり、フィナーレを迎えた。
鈴紐の前に並んだ男たちの褌は汚れ、疲労困憊(ひろうこんぱい)の色が見える。 |
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▲▼ 大鈴に取り付けられた紅白の鈴紐は、ヤッサ祭のために新調され、下に引くと外れるようになっている。 |
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▲▼ 全員が注視するなか、エイッと紐が引かれるとスルリと落下し、見事に紐がもぎ取られた。今年も豊作が約束されることになり、大任を果たした男たち全員から笑顔が漏れた。 |
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すずひもや よごれふどしの とよのあき |
A bell rope, dirty loincloths at autumn of good harvests. |
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最後に、子供たちが楽しみにしている餅撒きが行われ、裸男たちからお餅やお菓子が大量にばらまかれた。 |
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住居:埼玉県さいたま市(旧 大宮市)
趣味:写真撮影、MyCarスプリンターの 車内で生活する事 |
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特技:何処でも寝れる事、運転免許第一種は制覇(第二種は普通二種と大型二種 のみ取得) |
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感動写真集第149集 / 日本の裸祭り第125集 「若宮八幡ヤッサ祭」
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平成22年(2010)12月26日 作品:第39作 画像:(大25+小4) 頁数:2 ファイル数:61 ファイル容量:12.1MB
平成12年(2000)〜平成21年(2009) 作品数:387 頁数:1,493 ファイル数:61,742 ファイル容量:9,275MB
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あとがき |
勇壮な群馬の奇祭「ヤッサ祭」を激写してきました。残念ながら、ふんどし一本のちゃんとした格好をした男性は一人だけで、あとの人は、パンツの上にふんどしを締めていました。折角の勇壮な裸祭りもガッカリです。
でも、参加者はみんな真剣で、汗と泥まみれになりながらもお勤めを果たし、鈴紐取りが終わったときは感動しました。次回からは、400年の伝統を守って、全員、ふんどし一丁でお願いします。 |
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はいでんの はしらをのぼる さとまつり |
A rural festival, climbing the pillar at the hall of worship. |
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編集子の選ぶ傑作 |
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本日12月26日(日)、感動写真集同人・曽根由香さんの第5作「若宮八幡ヤッサ祭」が完成した。この作品は、以前 、津屋崎祇園山笠や伊手熊野神社蘇民祭などと共にお送りいただいていたものだが、パンツの上に褌を締めるという見苦しい姿に変質してしまった祭りであったため、掲載を見送っていた。 |
奉納相撲の取材でも、パンツの上に相撲褌(まわし)を締めるようになった例があり、私の美意識が許さないため、ボツにしたことがあり、ヤッサ祭は、それと同類である。 |
しかし、ヤッサ祭は、人数も少なく、褌一丁に戻すことはたやすいので、400年の伝統文化の本来の姿に戻ってもらいたく、掲載することにした。主催者のお目に留まり、先祖から受け継いできた素晴らしい無形文化財の本来の美しい姿に戻って頂けることを祈念したい。 |
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今年は、特に、裸祭りに重点を置いて取材してきた。数えてみると18作をアップしている。これからも日本中を旅して、裸祭りの取材を続けて行きたい。〈
完 〉 2010.12.26 和田義男 |
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