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★★★  ようこそ 英訳写真俳句の世界へ! ★★★

Wa☆Daフォトギャラリー  和田北舟の俳句  写真俳句「海の風景」

2018年10月20日改訂

今 日

昨 日

♪翁千歳三番叟

 

                 びゃっこん                             こ り

 
 

白褌の波に洗わる秋の垢離

 

見付天神裸祭

The autumnal purification,
white loincloths being washed by the waves.

平成21年(2009)9月23日(水)

波の中の裸練り/一番觸(西区)

拡大写真(2400x1500)587KB

波の中の裸練り/一番觸(西区)の浜垢離(静岡県磐田市)
 

北舟の英訳写真俳句  
白褌 1/2  

BYAKKON

白褌
  白褌 2/2

【褌

平成21年(2009)〜平成22年(2010) 再掲

 

85句(うち褌句66) 累計:203(うち褌句138)

 

  【凡例】  ▲:上の画像の説明文  ▼:下の画像の説明文  〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示
        タイトル「例:小松神社裸参り」をクリック:別窓に作品「例:小松神社裸参り」を表示

 
小松神社裸参り
平成21年(2009)元旦

 早朝、大分県国東市国東町見地(くにさきし・くにさきまち・けんじ)に鎮座する小松神社で、年迎え行事として800年の昔から続く裸参りが行われた。
                    (撮影:清原浩)

御神火の火の粉の爆ぜて年迎ふ

ごしんかの ひのこのはぜて としむかう 

New Year has come,
while sparks of divine fire sparking.

垢離取りて褌のままの初詣

こりとりて ふどしのままの はつもうで

First visit of the year, just wearing
fundoshi loincloth after purification.

鷹栖観音鬼会
平成21年(2009)1月4日(日)

 夜、大分県宇佐市(おおいたけん・うさし)の鷹栖観音寺(たかすかんのんじ)で褌草鞋(わらじ)姿の男衆が駅館川(やっかんがわ)を渡り対岸の鷹栖観音堂一帯で「どんど」を焼き、松明(たいまつ)の火の粉をまき散らす勇壮な火祭り「鷹栖観音鬼会(たかすかんのん・おにえ)」が催行された。
                   (撮影:清原浩)

火柱に染まる白褌どんど燃ゆ

ひばしらに そまるびゃっこん どんどもゆ

Dondo bonfire burning,
white fundoshi loincloths
being dyed by the pillar of frames.


 松明を抱えた裸男たちが漆黒の駅館川を渡るシーンや巨大な「どんど」を炊きあげる光景、そして松明を抱えて参道を走り回り、浄火の火の粉をまき散らす厄払いの儀式は、とても美しい。

初春や褌焦がすどんど焼
はつはるや ふんどしこがす どんどやき
Early spring, Dondo bonfire
scorching fundoshi loincloths.

初春や夜川を渡る褌衆

はつはるや よかわをわたる ふどししゅう

Early spring,
men of fundoshi loincloths
crossing a night river.

 
  鐵砲洲寒中水浴
鐵砲洲稲荷神社
東京都中央区 平成21年(2009)1月11日(日)

白褌の寒中水浴鐵砲洲

びゃっこんの かんちゅうすいよく てっぽうず

Teppohzu, midwinter ablutions
wearing white loincloth.

 午前11時から東京都中央区湊1丁目に鎮座する鐵砲洲稲荷神社で、第54回寒中水浴大会が開かれた。(撮影:星 宏幸)

 快晴の穏やかな天候に恵まれ、昨年、交通新聞社から発行された大人の首都圏散策マガジン「散歩の達人ムック/祭り&イベントカレンダー2009」の「水の祭り」の部でトップに紹介されたこともあり、観客・参加者とも格段に増加した。

 
 
 

鳥船に始まり終る寒の垢離

とりふねに はじまりおわる かんのこり

The midwinter ablution
begins and ends
with Torifune practice.

白褌の寒の水行江戸囃子

びゃっこんの かんのすいぎょう えどばやし

Cold water ablution
of white loincloth
 with Edo festival music.

 今年は男性の参加者が約50名、女性の参加者は5名で、どちらも過去最高となった。江戸下町に伝わる素朴な新春の行事であるが、年々、盛大になってゆくのは嬉しい限りである。

 
 
四天王寺どやどや
平成21年(2009)1月14日(水)

 午後2時半から大阪市天王寺区・四天王寺で恒例の裸祭り「どやどや」が開催されたので7年ぶりに取材した。

どやどやの御堂を目指す褌衆

どやどやの みどうをめざす ふどししゅう

Doyadoya ritual, men of fundoshi
loincloths going to the temple.

どやどやの濡れ褌や札奪ひ

どやどやの ぬれふんどしや ふだうばい

Doyadoya ritual,
wet fundoshi loincloths
 for winning charms.

 
 
 

どやどやの護符舞い落ちる六時堂

どやどやの ごふまいおちる ろくじどう

Doyadoya ritual,
Charms fluttering down
at Six Times Temple.

どやどやの紅白褌六時堂

どやどやの こうはくふんどし ろくじどう

Six Times Temple,
Red and white
 loincloths at Doyadoya ritual.

 
岩戸寺修正鬼会
平成21年(2009年)1月31日(土)〜2月1日(日)

 大分県国東市国東町(くにさきまち)に建つ天台宗岩戸寺(いわとじ)で、国東半島の六郷満山に伝わる修正鬼会(しゅじょう・おにえ)が開かれた。
                   (撮影:清原浩)

七日夜の川の阿迦汲褌の白

なぬかよの かわのあかくみ こんのしろ

Taking a bucketful of river water
at seventh night of the New Year,
white is the loincloth.

七日夜や川に飛び込む褌衆

なぬかよや かわにとびこむ ふどししゅう

Seventh night of the New Year, men of
fundoshi loincloths jumping into the river.

天念寺鬼会
平成21年(2009年)1月31日(土)〜2月1日(日)

 大分県豊後高田市大字長岩屋に建つ天台宗の長岩屋山天念寺で、国東半島の六郷満山に伝わる修正鬼会が開かれた。(撮影:清原浩)

篝火に浮かぶ白褌初薬師

 かがりびに うかぶびゃっこん はつやくし

First Yakushi ritual this year, white
fundoshi loincloths standing out
by bonfires.

赤と黒鬼の押し合ふ初薬師

あかとくろ おにのおしあう はつやくし

First Yakushi ritual this year,
ogres of red and black pushing together.

   左の越中褌の二人は災祓鬼(さいばらいおに)(赤鬼)と荒鬼(あらおに)(黒鬼)を務める僧侶。他の6人はテイレシ(松明入衆)と呼ばれる若者たちで、松明(たいまつ)を扱う介添役である。  
黒石寺蘇民祭
平成21年(2009)2月1日(日)〜2日(月)

 1200年の歴史を誇る「裸の男と炎のまつり」として知られる岩手県奥州市水沢区の黒石寺蘇民祭が開催された。

寒垢離の薬師三巡白褌

かんごりの やくしさんじゅん しろふどし

Three rounds to Yakushi temple,
wearing white fundoshi loincloths
after midwinter purification.

白褌の渦明け方の雪野原

びゃっこんの うずあけがたの ゆきのはら

A whirl of white fundoshi loincloths
 reached to a snowy field at down.

登別湯かけ合戦
平成21年(2009)2月4日(水)

 立春の日の夜、北海道の登別温泉で登別市と登別観光協会が主催する「登別温泉湯まつり」のフィナーレを飾る奇祭「源泉湯かけ合戦」が行われた。

湯煙に霞む褌や春祭

ゆけむりに かすむふどしや はるまつり

A spring festival, Fundoshi loincloths
getting dim with steam.

立春の湯かけ合戦白褌

りっしゅんの ゆかけかっせん しろふどし

A hot water fighting
in the beginning of spring,
 white loincloth of the guys.

国府宮はだか祭
平成21年(2009)2月7日(土)

 愛知県稲沢市(いなざわし)に鎮座する國府宮で厄除けを祈願する「国府宮はだか祭」が行われた。今回、主催者側のご厚意により、国府宮の半纏をお借りし、裸祭りの主役である神男(しんおとこ)と神男のOBで組織する鉄鉾会(てっしょうかい)を密着取材することができた。

儺追笹担ぐ氏子ら白褌 

なおいざさ かつぐうじこら しろふどし

Blievers of white loincloths, carrying
a bamboo of exorcism on their shoulders.

褌に綱つけ守る儺追祭

ふんどしに つなつけまもる なおいさい

Exorcism ritual, a guard
 connecting a rope to his loincloth.


  午後5時44分、力水を被ってずぶ濡れになった神男が儺追殿に姿を現した。三回のトライでやっと収容することができたという。神男と彼を抱きかかえて救出した神守の緊迫した表情から、如何に困難な作業であったかが想像される。

儺追祭丼飯の神男

なおいさい どんぶりめしの しんおとこ

A ritual of exorcism,
a bowl of rice of the god man.

神守の助けで還る儺負人

かみもりの たすけでかえる なおいにん

The exorcist has returned
by the help of god guards.

 神男は長老の肩を借りて救出口に行き、心配して様子を伺っていたはだか男たちに元気な姿を見せた後、寝室に行き、疲れた身体を横たえた。

立源寺水行
平成21年(2009)2月10日(火)

 午後1時半から東京都目黒区の日蓮宗・立源寺(りゅうげんじ)で水行式と大祈祷会(だいきとうえ)が開かれた。

白褌の僧成満の寒の垢離

びゃっこんの そうじょうまんの かんのこり

Buddhist priests of white loincloth, Cold
water purification for the achievement.

早春の僧水行の褌の白

そうしゅんの そうすいぎょうの こんのしろ

Ascetic Buddhists dashing water
in early spring, white are the loincloths.

靖國奉納大相撲
平成21年(2009)4月10日(金)

 東京都千代田区九段に鎮座する靖國神社で日本相撲協会による奉納大相撲が開催された。

靖國の御霊に捧ぐ春相撲

やすくにの みたまにささぐ はるずもう

Spring sumo wrestling,
dedicating to the soul of Yasukuni shrine.

春風や相撲褌に託す相撲道

はるかぜや まわしにたくす すもうどう

Spring wind, the code of the sumo
wrestling on the loincloth.
 
 
 
 

春光を背に綱の土俵入

しゅんこうを そびらにつなの どひょういり

The sumo wrestler's
ring performance with a rope,
bathing the spring light behind.

春日和真白き綱の土俵入

はるびより ましろきつなの どひょういり

Fine day in spring,
the sumo wrestler's ring performance
with a pure white rope on the ring.

 

 華やかな幕内土俵入と横綱土俵入が終わったあと、午後2時過ぎから幕内力士17組の熱戦が披露された。

 
八朔相撲祭
平成21年(2009)8月1日(土)

 正午から午後4時半ころまで、東京都府中市宮町に鎮座する大國魂神社(おおくにたま・じんじゃ)(猿渡昌盛宮司)で八朔相撲祭(はっさく・すもう・まつり)が開催された。

褌の昼餉楽しき宮相撲

Sumo wrestling at shrine,
pleasant lunch with fundoshi loincloth.

をさなごもふんどし締めて宮相撲

Sumo wrestling at shrine,
little children wearing a fundoshi sash.

 
 
 

春日王相撲ふ童子を鷲掴

Kasugao, grabbing sumo children
like an eagle.

八朔や四百年の宮相撲

First of August, amateur sumo wrestling
at shrine for four hundred years.

 
見付天神裸祭
平成21年(2009)9月23日(水)

 この日、静岡県磐田市(いわたし)で見付天神裸祭(みつけてんじん・はだかまつり)の浜垢離(はまごり)が行われた。

 9月26日(土)27日(日)の両日、見付天神裸祭の御大祭(ごたいさい)が行われた。

白褌の波に洗わる秋の垢離

びゃっこんの なみにあらわる あきのこり

The autumnal purification, white
loincloths being washed by the waves.

 
 
 

秋の空白褌の浜の垢離

あきのそら しろふんどしの はまのこり

The autumn sky, purification
wearing a white loincloth at a beach.

天高し浜の押し合ひ白褌

てんたかし はまのおしあい しろふどし

The autumnal sky,
jostling with a white loincloth at a beach.

秋祭褌腰蓑足袋草鞋

あきまつり ふんどしこしみの たびわらじ

An autumn ritual, loincloths, straw aprons,
Japanese socks and straw sandals.

 
 
 
 

長き夜や褌腰蓑鬼踊

ながきよや ふんどしこしみの おにおどり

A long autumnal night, Ogre Dance
 wearing a loincloth with a straw apron.

先觸の鈴の音爽か見附宿

さきぶれの すずのねさやか みつけじゅく

Mitsuke Stage, the refreshing tinkle
of a bell by a herald.

腰蓑を納めてふどし夜半の秋

Midnight autumn, a loincloth
after taking off a straw apron.

白褌に鈴打ち鳴らす夜半の秋

Midnight autumn,
ringing a bell wearing a loincloth.

 
釣上古式子供相撲土俵入り
平成21年(2009)10月18日(日)

 埼玉県さいたま市岩槻区釣上(いわつきく・かぎあげ)に鎮座する釣上神明社(かぎあげ・しんめいしゃ)において、平成17年(2005)2月に国の重要無形民俗文化財に指定された「古式子供相撲土俵入り」が行われた。

秋日向化粧褌を締める子ら

あきひなた けしょうまわしを しめるこら

Broad daylight of autumn, children
 wearing ornamental sumo loincloths.

奴踏む相撲童や土俵入

やっこふむ すもうわらべや どひょういり

Ceremonial entrance to the ring,
sumo children perform Yakko walk.

若宮八幡裸祭
平成21年(2009)10月31日(土)・11月1日(日)

 大分県豊後高田市に鎮座する若宮八幡神社の秋季大祭川渡神事(かわたりしんじ)が行われた。永保4年(1084)に荒行の一つとして始められたこの裸祭りは、今年で926年目となる。
                   (撮影:清原 浩)

白褌の手〆目出度や秋祭

びゃっこんの てじめめでたや あきまつり

Autumnal ritual, men of white
loincloths happily clapping hands.

純白の狩衣褌秋の川

じゅんぱくの かりぎぬふんどし あきのかわ

Autumnal river, pure white are the
kariginu coats and fundoshi loincloths.

 
 
 

秋の水神輿に浴びせる褌衆

あきのみず こしにあびせる ふどししゅう

Guys of loincloth showering
autumnal water on the portable shrine.

濁水に染まりし白褌秋の渡御

だくすいに そまりしびゃっこん あきのとぎょ

Autumnal trip of gods, white
loincloths stained with muddy water.

秋川の泥に染まりし白ふどし

あきかわの どろにそまりし しろふどし

White loincloths stained
with muddy water of the autumnal river.

 
緒方三社川越しまつり
平成21年(2009)11月28日(土)29日(日)

 大分県豊後大野市緒方町(ぶんごおおのし・おがたまち)原尻の滝(はらじりのたき)上流域で約800年の歴史を持つ「緒方三社(おがたさんじゃ)川越(かわご)しまつり」が行われた。(撮影:清原 浩)

白褌の鳥居くぐりや秋神輿

びゃっこんの とりいくぐりや あきみこし

Portable shrine in the autumn, men of
white loincloths passing under the torii.

 川越しまつりは、一ノ宮(父神)神輿と三ノ宮(母神)神輿が年に一度、二ノ宮(子神)八幡社に集まり、一夜を共にする祭りである。

 
 
 
 

 一ノ宮と二ノ宮は緒方川の右岸にあるため、一ノ宮は陸路で行けるが、三ノ宮は左岸にあるために川を渡らなければならない。祭り当夜、三ノ宮神輿が褌一丁の若者たちに担がれて、緒方川を渡る姿は勇壮で、川越しまつりとして知られるようになった。

秋夜川白褌神輿石鳥居

あきよかわ びゃっこんみこし いしどりい

Autumnal night river,
portable shrine of white loincloths
going under the stone torii.

急流に挑む白褌秋神輿

きゅうりゅうに いどむびゃっこん あきみこし

Portable shrine in the autumn,
men of white loincloths
challenging the rapid current.

 
大野八幡神社やんさ祭
平成21年(2009)12月2日(水)

 夜、大分県中津市耶馬溪町(なかつし・やばけいまち)に鎮座する大野八幡神社(おおの・はちまんじんじゃ)で600年の歴史を有する「やんさ祭」が行われた。「やんさ祭」は、勇壮な裸の餅つき祭りで、この神社に鶴ヶ岡八幡宮の神霊を勧請した際、野中の若侍33人が鏡餅を搗(つ)いて神前に供えたのが「やんさ祭」の始まりという。(撮影:清原 浩)

白褌のやんさやんさと杵の餅

びゃっこんの やんさやんさと きねのもち

Wearing white loincloths, pounding a rice
cake with  mallets, shouting yansa yansa!

 
 
 

 厄除餅が配られて、裸の男たちによる餅つきが終わると、臼倒しに移り、臼を守る座元側(モト方)とこれを倒そうとする氏子側(ウラ方)の二手に分かれて、揉み合いが始まった。

神前の餅搗棒や白ふどし

しんぜんの もちつきぼうや しろふどし

Pounding rice cakes, Men of white
loincloths trying to put the mortar down. 

餅搗や泥褌の臼倒し

もちつきや どろふんどしの うすたおし

Pounding rice cakes, Men of muddy
 loincloths putting the mortar down.

 
 
平成22年(2010)元旦

歳ひとつ重ねて白褌寒の垢離

としひとつ かさねてびゃっこん かんのこり

Winter water ablution,
white loincloth aging a year.

 平成22年(2010)庚寅(かのえ・とら)の年がスタートした。この正月で満9歳半になったWa☆Daフォトギャラリーは、7月16日に満10歳の誕生日を迎える節目の年を迎えた。

 正月10日(日)には、北海道、北陸、関東、関西、四国、九州から集まったファンの方々とともに和田グループ(20人)を編成し、東京都

  中央区に鎮座する鐵砲洲稲荷神社で開かれる第55回寒中水浴大会(神事水浴)に初めて集団参加し、心身共に清らかにして新年をスタートしたいと張り切っている。  
   私にとっては今年で3回目となる寒垢離だが、日本人のアイデンティティ(日本人らしさ)を強く感じる行事で、毎年続けてゆく覚悟である。今年の年賀状は、それを記念して作成した。  
小松神社裸参り
平成22年(2010)1月1日(金)

 大分県国東市国東町見地(くにさきし・くにさきまち・けんじ)に鎮座する小松神社(こまつ・じんじゃ)で、年迎え行事として800年の昔から続く裸参りが行われた。(撮影:清原 浩)

あら玉の恵比寿大黒福の舞

あらたまの えびすだいこく ふくのまい

A Happy New Year,
good luck dancing by Ebisu Daikoku.

元旦や褌外して垢離を取る

がんたんや ふどしはずして こりをとる

New Year's Day, performing
water ablutions taking off loincloths.

 
 
 
ホーランエンヤ
平成22年(2010年)1月3日(日)

 大漁旗や日の丸、五色の紙をつけた笹竹、吹き流しなどで飾られた満船飾の宝来船(ほうらいせん)が桂川(かつらがわ)を巡行する新年恒例の裸祭り「ホーランエンヤ」が大分県豊後高田市で開かれた。(撮影:清原 浩)

年新た褌新たに初泳

としあらた ふどしあらたに はつおよぎ

The New Year, the first
swimming wearing a new loincloth.

 
 
 
 
鷹栖観音鬼会
平成22年(2010)1月4日(月)

 大分県宇佐市(おおいたけん・うさし)の鷹栖観音寺(たかすかんのんじ)で褌・草鞋(わらじ)姿の男衆が駅館川(やっかんがわ)を渡り、対岸の鷹栖観音堂一帯で「どんど」を焼き、松明(たいまつ)の火の粉をまき散らす火祭り「鷹栖観音鬼会(たかすかんのん・おにえ)」が行われた。(撮影:清原 浩)

鬼木打つ褌衆の竹火花

おにぎうつ ふんどししゅうの たけひばな

Sparks of bamboo torchs, men
of loincloths beating with ogre sticks.

 「鷹栖観音鬼会」は、川を渡り、火焔の中を裸の男たちが駆けめぐる素朴で美しい夜祭りだが装束の乱れが気になる。

 
  鐵砲洲寒中水浴
鐵砲洲稲荷神社
東京都中央区 平成22年(2010)1月10日(日)

年新た褌新たに鐵砲洲

としあらた ふどしあらたに てっぽうず

The New Year,
gathering at Teppouzu
wearing a new loincloth.

 東京都中央区湊1丁目に鎮座する鐵砲洲稲荷神社で、第55回寒中水浴大会が開かれ、かねてから準備していた水浴和田グループ20人の代表として、三度目の寒中禊を行った。

 今年の参加者は約80人で、アマチュアカメラマンや観客は約400人と過去最高を記録した。

 
 
 

歳ひとつ重ねて白褌寒の垢離

としひとつ かさねてびゃっこん かんのこり

Winter water ablution,
white loincloth
aging a year.

禊して濡れ褌の寒詣

みそぎして ぬれふんどしの かんもうで

Winter visit to the shrine
wearing a wet loincloth
after ablutions.

 4本の氷柱でシッカリと冷却された清水は、冷たかったが、十分にウォーミングアップしていたので、堪えることができた。(撮影:小林豊一)

 
木古内寒中みそぎ祭
平成22年(2010)1月13日(水)〜15日(金)

 北海道上磯郡(かみいそぐん)木古内町(きこないちょう)に鎮座する佐女川(さめがわ)神社で「第180回寒中みそぎ祭り」が行われた。(撮影:上平 明)

六尺褌の四人行者や寒みそぎ

ろくしゃくの よにんぎょうじゃや かんみそぎ

Midwinter ablutions, the four
ascetics wearing six feet loincloths.

寒みそぎ飛沫に凍むる白ふどし

かんみそぎ しぶきにしむる しろふどし

Midwinter ablutions, the white
loincloth being frozen by the splash.

 
 
 

雪下駄やみそぎ行列一文字

ゆきげたや みそぎぎょうれつ いちもんじ

Snow geta clogs, a procession for
 ablutions making a bee line together.

寒垢離や四人行者の褌の白

かんごりや よにんぎょうじゃの こんのしろ

Winter water ablutions,
white of the loincloths of four ascetics.

 午前11時50分、白褌(びゃっこん)に白頭巾を被り吐錠(とじょう)の白布をくわえた行修者たちは、向かって左から「別当」「稲荷」「山の神」「弁財天」の順に御神体を抱いて「みそぎ浜」に整列。

 
   四人の行修者は、「えい!」と一声(ひとこえ)気合いを入れ、ご神体を抱きながら身も凍りつくほどの厳冬の海へ一斉に飛び込んでいった。二度沖まで泳いで往復した後、腰下くらいの深さのところで円陣を組み、その中央に御神体を浮かべると、一斉に勢いよく海水をかけて、御神体のみそぎを行った。  
玉前神社大寒禊
平成22年(2010)1月24日(日)

 千葉県長生郡一宮町(ちばけん・ちょうせいぐん・いちのみやまち)に鎮座する上総国一ノ宮(かずさのくに・いちのみや)「玉前神社(たまさきじんじゃ)」の大寒禊が九十九里浜一宮海岸で初めて行われた。

白褌の浜の鳥船寒禊

びゃっこんの はまのとりふね かんみそぎ

Midwinter ablutions, Torifune practice
wearing a white loincloth on the beach.

寒禊褌締めて海に入る

かんみそぎ ふんどししめて うみにいる

Midwinter ablutions, going into
the sea wearing a Fundoshi loincloth.

 
 
 
 

サーフィンのよぎる浜辺や寒禊

さーふぃんの よぎるはまべや かんみそぎ

Midwinter ablutions at a beach,
a surfrider passing nearby.

海原の波の直撃寒禊

うなばらの なみのちょくげき かんみそぎ

Midwinter ablutions, receiving
the direct hit of waves of the ocean.

海原の大寒禊九十九里

うなばらの だいかんみそぎ くじゅうくり

Kujyukuri, purification
of the coldest season in the ocean.

 何処までも続く大海原に浸かりながら禊をするのは晴れやかで清々しく、心が広くなる。私も途中で海に入りたい衝動に駆られたほどだった。

 
500周年!西大寺会陽
平成22年(2010)2月20日(土)

 岡山市東区の西大寺観音院で500周年の節目を迎えた「西大寺会陽はだかまつり」が開かれ、33,000人の観客と9,500人の裸が参加した。

白褌の子供會陽や垢離の水

びゃっこんの こどもえようや こりのみず

The water of ablutions, Festival Eyo
of children wearing a white loincloth.

爺孫の裸褌會陽の日

じじまごの はだかふんどし えようのひ

The day of Festival Eyo, a grandfather
and grandchildren naked with a loincloth.

 
 
 

褌の駆け抜けてゆく寒の垢離

Midwinter ablutions, men of loincloths
running through the pool.

西大寺會陽褌三十尺

さいだいじ えようふんどし さんじっしゃく

Saidaiji temple,
the Eyo loincloth ten meters long.

白褌の地押轟く會陽かな

びゃっこんの じおしとどめく えようかな

Eyo Festival,
shout of rounds resounding around.

 
 
 
 

大床の福取に沸く會陽かな

おおゆかの ふくとりにわく えようかな

Festival Eyo,
enthusiasm for taking lucky charms
at Ohyuka hall.

 
夏越の釣ヶ崎海岸禊
平成22年(2010)6月27日(日)

 千葉県長生郡一宮町(ちょうせいぐん・いちのみやまち)に鎮座する上総国一ノ宮「玉前神社(たまさきじんじゃ)」の夏越の禊(なごしのみそぎ)が九十九里浜・釣ヶ崎海岸(つりがさきかいがん)で行われた。

褌の救命講習夏の浜

ふんどしの きゅうめいこうしゅう なつのはま

Summer beach,
Life-saving course wearing loincloth.

 海中禊に先立ち、午前10時半からテント小屋の前で消防署員による救命講習会が開かれ、褌姿の男たちが溺者蘇生法を熱心に学んだ。

 
 
 
 

白褌のドドンと波の夏禊

びゃっこんの どどんとなみの なつみそぎ

Summer purification of white loincloth,
the shock of the wave.

褌の鳥舟漕や夏の浜

ふんどしの とりふねこぎや なつのはま

Summer beach,
rowing Torifune boat wearing loincloth.

褌の長老夏の元気かな

Golden ager of loincloth,
full of vitality in summer.

 
博多山笠寸描
平成22年(2010)7月11日(日)

 平成22年(2010)7月1日(木)から15日(木)までの間、768年目となる博多祗園山笠(はかた・ぎおん・やまかさ)が開催され、期間中、5,000人の裸たちと300万人の観客で賑わった。(撮影:辻 竜二)

山笠や舁縄一本褌衆

やまかさや かきなわいっぽん ふどししゅう

Yamakasa festival, guys of loincloth
each grasping a straw rope.  

山笠や気合の先棒白褌

やまかさや きあいのさきぼう しろふどし

Yamakasa festival, the heated guys
of loincloth carrying the front mikoshi.

山笠や赤褌還暦台上り

やまかさや あかふんかんれき だいあがり

Yamakasa festival, Daiagari the commander
of sixty years old wearing red loincloth.

 
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