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和田義男

 旅紀行ジャパン

2006年5月25日改訂

♪瞼を閉じて TAM Music Factory

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春雨に洗わる鳥居舟提灯  北舟

2006年5月20日作成

満潮の大鳥居に接近

満潮の大鳥居に接近(厳島神社/広島県廿日市市宮島町)

世界遺産

宮島の春雨桜

大鳥居

 

夜の宮島大鳥居参拝遊覧

 

 この日は宮島の ホテルみや離宮 に宿を取り、夕食後、満潮を待って、屋形船による夜の宮島大鳥居参拝遊覧に参加した。かつては満ち潮に乗って海中に建つ大鳥居をくぐり、火焼前(ひたさき)に接舷して拝殿に参上し、参拝するのが作法であった。

屋形船によるナイト・クルーズ

屋形船によるナイト・クルーズ

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遊覧船「もみじ」

 

 雨の中、ホテル近くの桟橋から 宮島遊覧観光 の遊覧船「もみじ」に乗り込んだ。屋形船ということだったが、龍頭があしらわれた定員72名の遊覧船である。二つのツアーグループを乗せて間もなく出発、30分ほどの船旅を楽しんだ。

遊覧船「もみじ」の内部

遊覧船「もみじ」の内部

 

満潮の大鳥居

 

 800年も昔に造られた宮島の朱丹(しゅたん)の大鳥居は、海中に6本足で立っている。屋根の下に人間の頭くらいの石7tonを入れているため、自重で海底に1mほど刺さっており、台風や地震に遭ってもビクともしない。

陸からライトアップされている夜の大鳥居に接近

陸からライトアップされている夜の大鳥居に接近

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   主柱の周囲は10mあり、腐りにくく、虫に強い1本物の楠(くす)の自然木が使われている。昭和25年(1950)に水に浸かる下の部分を新しい楠に交換したが、余りにも木が太いため、載せた貨車がトンネルの入口で立ち往生し、ギリギリまで削ってやっと運んできたという。

闇夜に浮かぶ大鳥居

闇夜に浮かぶ大鳥居

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 春雨に洗わる鳥居舟提灯  北 舟 
 

 高さ16m、横幅23mの現在の大鳥居は8代目にあたり、明治8年(1875)に完成。拝殿より108間(194m)、火焼前(ひたさき)より88間(158m)の沖合に立つ。

船内を消灯して見物

船内を消灯して見物

 

 扁額(へんがく)の文字は、沖側は「厳島(いつくしま)神社」、神社側は「伊都岐島(いつきしま)神社」。明治7年(1874)甲戌(きのえいぬ)4月に書かれたという。大鳥居は国の重要文化財に指定されている。

夜の大鳥居をくぐる!

大鳥居の左右には、海中に障害物となる大鳥居があることを示す灯柱が設置されている。

夜の大鳥居をくぐる!

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台風被害の神社

 

 丈夫な大鳥居とは違って、厳島神社の社殿は台風でたびたび壊れ、その都度補修される。新しい木材で修理をすると、世界遺産の指定から外される恐れがあり、時化のなか波で壊れた部材を拾い集めるのが大変だという。

昼の大鳥居

昼の大鳥居

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宮島離宮太鼓みやじまりきゅうだいこ

 

 夜の遊覧を終えて、ホテルみや離宮 に戻ると、間もなく、ホテルのロビーで宮島離宮太鼓の演奏が始まった。

ホテルみや離宮職員による太鼓演奏

リーダーの独奏太鼓

ホテルみや離宮職員による太鼓演奏 リーダーの独奏太鼓

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 太鼓の演奏は全てホテル従業員による。後でリーダーに聞くと、日本太鼓 の指導員から習ったという。なかなか立派で、宮島の夜を十分に楽しむことができた。特に暗闇の蛍光夜叉の熱演が秀逸。今後の発展を祈りたい。

蛍光夜叉の熱演

蛍光夜叉の熱演

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和田義男

 
和田義男
 
OLYMPUS E-500 E-330

11-22mm 14-54mm 40-150mm


800万画素


 640枚  1,120MB

撮影 2006年4月10-11日
 

 世界文化遺産に指定された厳島神社にはこれまでに何度も行っているが、デジカメで撮影したのは今回が初めてで、日本三景の中で最も素晴らしい安芸の宮島を収録できたことを大変嬉しく思う。
 宮島に一泊したので、翌朝、早朝の景観を切り取ろうと準備していたが、生憎の雨で断念せざるを得なかった。しかし、ホテル4階の窓から春雨に煙る幽玄な雰囲気の五重塔を撮影することができたのはラッキーだった。

 次回は、美しい緑に満ちた厳島を背景に海に浮かぶ社殿を激写したいと思っている。

 この作品は中国路の旅の前編に当たる。現在、後編の「中国路の春雨桜」を編集中であるが、今回、枚数が多くなったため、宮島を独立させ、二つに分割した。間もなく登場の後編を乞うご期待! 2006.5.20 〈 前編・完 〉
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