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和田義男

 旅紀行ジャパン

2005年1月10日改訂

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♪祈り TAM Music Factory

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2004年10月14日作成

山に囲まれた白川郷

山に囲まれた白川郷

白川郷しらかわごう

   2004年10月7日(木)、家内と二人で立川からクラブツーリズム(株)のバスツアーに参加し、秋色の白川郷に行った。2004年2月6日(金)に雪の白川郷のライトアップを見に行って以来、二度目の白川郷である。  

白川郷荻町合掌造り集落

白川郷荻町合掌造り集落

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荻町おぎまち

集落
   幸い秋晴れに恵まれ、バスは運良く狭い荻町駐車場に入ることができた。冬に訪れたときに利用した濃飛バスは、庄川(しょうがわ)左岸(西側)のせせらぎ公園の駐車場だったので、であい橋を渡って庄川右岸(東側)の荻町に入らなければならなかった。 今回はバスを降りたら白川郷荻町の中心地だった。  
   白川郷には約100軒の合掌造りの家屋が建ち、そのうち50軒が人の住む民家である。なかでも萩町は、合掌造りの民家が一番よく集積している集落として知られる。大きい家には20〜30人もの大家族が生活していたという。  

合掌造りの土産店

合掌造りの土産店

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団子三姉妹?

 
    荻町を南北に貫く車道沿いは土産物屋や飲食店が立ち並んでいる。さっそく名物のみたらしだんごに舌鼓(したつづみ)を打つ女性グループをパチリ。三度笠のおばさんは、すっかり旅気分だった。  

みたらしだんご団子

みたらしだんご

庄川しょうがわ

   庄川は、岐阜県中部、飛騨高地(ひだこうち)の烏帽子(えぼし)岳(1625m)に源を発し、北流して富山県に入り、富山湾に注ぐ。上流は深い谷を刻み、白川郷や五箇山(ごかやま)などの山村は長い間隔絶された地域であったが、豊富な水量を利用する電源開発によって次第に開けた。  

庄川とであい橋

庄川とであい橋

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   昭和5年(1930)、東砺波郡庄川町(ひがしとなみぐん・しょうがわまち)に当時日本最大の小牧ダムが建設された。その後、成出(なるで)、御母衣(みぼろ)などのダムが次々に建設され、国道156号線が整備された。現在、水系全体で15のダム、22の発電所があり、最大出力95万2500kWに達しているという。  

北に向かって流れる庄川

北に向かって流れる庄川

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青空を映し込みたる秋の水 北舟 

青空を映し込みたる秋の水

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刈田

刈田

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和田家住宅わだけじゅうたく

   白川村荻町の北部に位置する和田家は、江戸時代の天正元年(1573)以来、代々弥右衛門の名を継ぎながら名主を務めた家柄で、火薬の原料となる塩硝(えんしょう)の取引も許されていたという。  
   現存する和田家住宅は、江戸末期に建てられた主屋(おもや)、便所、土蔵などが残っている。なかでも主屋は、白川郷の合掌造民家として最大規模で、式台玄関を備えるなど、質、格式ともに優れた建築であるという。  

和田家住宅の秋桜

和田家住宅の秋桜

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   囲炉裏の間や仏間があり、昔、実際に使われていた生活用具や民具、農具のほか、婚礼時や祝い事に使用された赤漆の食器などが展示されている。その他、附属建物や消雪用の石組溝など屋敷構えも良く残っている。  

実りの秋

実りの秋

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