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五箇山を後にしたバスは蛇行する庄川(しょうがわ)を何度も渡り、その度に富山県と岐阜県を行き来したが、間もなく北陸に別れを告げ、30分ほどで奥飛騨の白川郷・萩町せせらぎ公園駐車場に着いた。 |
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であい橋の相合傘 |
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白川郷は今回で三度目の訪問になる。五箇山では降っていなかった雪が急に強くなったが、庄川に架かる「であい橋」を渡り、1時間ほどの雪中散策を楽しんだ。 |
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白川郷は大野郡白川村、荘川村と清見村の一部をいうが、約100軒の合掌造りの家屋が建ち、そのうち50軒が人の住む民家である。なかでも萩町は合掌造りの民家が最も集積している集落である。
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雪の明善寺 |
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五箇山の合掌造り集落は、家の向きがバラバラだったが、荻町では、風が吹き抜ける南北方向に沿って棟が建てられている。冬の季節風の風圧面積を最小にし、東西に向いた屋根にたっぷりと太陽光を受けて融雪を促す知恵である。 |
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雪ん子 |
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和田家住宅と荻町城址展望台の間に一本の柿の木が立っていた。鳥たちの食べ物が沢山あるためか、柿の実が枝についたままである。雪の綿帽子をかぶった柿の実と合掌屋との絶妙の風景がいつまでも心に残った。 |
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柿の木と合掌屋 |
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撮影 2004年12月30-31日
《 OLYMPUS E-300 E-1 》
11-22mm 14-54mm
SIGMA 55-200mm
800万-500万画素
1,587枚 1,887MB
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帰路の大晦日は豪雪となり、中央道はじめあちこちで除雪が間に合わなかったり、事故があったりして、一般道を含めて渋滞が激しく、バスが遅々として進まなくなった。 |
一時はバスで新年を迎える覚悟もしたのだが、結局、バスを諦め、松本駅から特急スーパーあずさで帰宅することができた。 |
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運良く雪の北陸路を楽しむことができたが、雪国で暮らす人々のことを思うと複雑な思いもする。ただ、雪はそれ以上の寒さを防いでくれる天の恵みである。〈 完 〉 |
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