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こうがんの しもきたざるや ゆきまみれ |
Red-faced Shimokita
monkeys covered with snow. |
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▲▼
雪の中で寄り添いながらけなげに生きる野猿の姿を見ると、ついつい愛着を覚えてしまうが、地元住民にとっては生活を脅かす害獣でしかなく、人と猿との共存は、蝦夷鹿や猪などと同様に、頭の痛い課題となっている。 |
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北海道にありそうなビッグ・ネームの北海岬(ほっかいみさき)は、脇野沢の南西端にある岬のひとつで、晴れた日には平舘(たいらだて)海峡の向こうに津軽半島が見えるという。 |
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北海岬の南側の付け根にある九艘泊(くそうどまり)は、かつては避難港として栄え、一説には十隻中九隻が避難するといわれていたところから名付けられた漁港である。冬の厳寒期を堪え忍ぶ人気のない港内を散策し、雪に閉ざされた漁村の風景を激写した。 |
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▲▼ 昭和35年(1960)の秋、九艘泊(くそうどまり)に初めてニホンザルの群れが登場し、下北半島にニホンザルが生息していることが広く知られるようになった。そのお陰で、九艘泊は、北限のサルとともに世界的に知られるようになった。 |
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その直後から、地元住民とニホンザル群の微妙な関係がはじまった。畑荒らしを防ぐためにニホンザルを駆除・退治しようとする者も出た一方、餌付けを行って共存する道を模索した者もいた。 |
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1960年代の調査によると、生息域は下北半島南西部の旧脇野沢村の海岸域および下北半島北西部の大間町・佐井村・風間浦村の山間域で、6-7群、150-200頭程度であったといわれている。 |
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昭和45年(1970)11月11日に下北ザルとその生息域が国の天然記念物として指定され、九艘泊の北方の貝崎に餌付け場が作られ、観光資源化が模索された。 |
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しかし、獣害が深刻化したため、昭和57年(1982)に大規模な捕獲作戦が行われ、当時脇野沢村で把握されていたニホンザルの約2/3に当たる82頭が捕獲された。その群れは、野猿公苑で飼育・展示されるようになった。 |
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平成13年(2001)に把握された下北ザルは、22-23群、1000頭前後で、出現するエリアはむつ市以西の下北半島全域に拡大しつつあるといい、現在も被害抑制と保護との間でせめぎあいが続いているという。 |
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撮影:南光桂子 |
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