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▼ 八甲田山(はっこうださん)は、青森市の南方約20kmにそびえる火山群の総称で日本百名山の一つ。「八甲田山」と名がついた単独峰は存在しない。岩木山と同様、本州最北部にある火山群である。八甲田山系は八甲田大岳(はっこうだおおだけ 1,584m)を盟主として南北2群の火山から成り、その中間に湿原地帯がある。 |
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▲▼ 八甲田山の命名の由来について「新撰陸奥国志」によれば、八(たくさん)の甲状(たて)の峰と山上に多くの田代(湿原)があるからだという。現在の火山活動は穏やかで、周辺は世界でも有数の豪雪地帯である。 |
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明治35年(1902)に青森の歩兵第五連隊が雪中行軍の演習中に記録的な寒波による吹雪に遭遇し、210名中199名が遭難した事件(八甲田雪中行軍遭難事件)が発生している。それを題材に新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨(ほうこう)」が書かれた。 |
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ゲレンデの雪木立 / 八甲田スキー場 2012.2.13 13:08
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▲▼
十和田八幡平(とわだはちまんたい)国立公園に位置する八甲田山は、近くにある十和田湖と同じく、カルデラを有する火山群である。広い湿原が広がる田代平近辺の窪地がカルデラの北半分に相当し、南半分はカルデラ形成後に噴火した標高1,584mの八甲田大岳(はっこうだおおだけ)などの火山群が盛り上がったものである。 |
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櫛ヶ峯(くしがみね)(1,517m)のある南八甲田は、古い先カルデラ火山に相当する。カルデラを形成した巨大噴火は、65万年前と40万年前に2回発生しているという。南八甲田は2回目のカルデラ噴火の前に火山活動を終えている。 |
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北八甲田はカルデラ南半分を埋める形で16万年前から活動を始め、繰り返し噴火しながら多数の成層火山を形成。歴史時代の記録では溶岩を流出するような大きな噴火はないが、山群の所々から火山ガスが噴出している。 |
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平成2年(1997)に訓練中の自衛隊員3名が窪地に溜まっていた火山ガスにより死亡する事故が発生している。また、平成22年(2010)6月には、酸ヶ湯(すかゆ)温泉上方の登山道を外れた沢で山菜採りに来ていた女子中学生1名が滞留していた火山ガスによって中毒死する事故が発生した。 |
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▼ 八甲田山は、大岳(おおだけ 1,584m)のほかに、田茂萢岳(たもやちだけ 1,324m)、赤倉岳(1,548m)
、小岳(こだけ
1,478m)、高田大岳(たかだおおだけ 1,552m)などの山々がほとんど同じ高さで並んでいる。田茂萢岳にはロープウェーが設置されており、冬はスキーやスノートレック、積雪期以外ならハイキング気分で山歩きが楽しめる。 |
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八甲田ロープウェーは、十和田・八幡平国立公園の北部に位置し、人口約31万の青森市から車で40分ほどで山麓駅に到着する。このロープウェーは、昭和43年(1968)に開業し、冬から春にかけては雄大な山岳スキー、雪解けとともに数多くの高山植物が咲き乱れ、山頂公園駅を基点とした自然遊歩道(八甲田ゴードライン)を利用して、高層湿原と高山植物ウォッチングが手軽に楽しめる。
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霧氷は、氷点下の環境で雲や霧などに発生する過冷却水滴や水蒸気が樹木その他の地物に衝突し、白色〜無色透明の氷層となって付着する自然現象で、樹氷・粗氷・樹霜の3つに分類される。 |
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樹氷は霧氷の一種で、冬山などで雲や霧の過冷却水滴が樹木などに衝突し、凍結・付着した氷層をいう。一般に針状の枝に沿って発達した樹氷を霧氷と呼び、樹木全体が達磨状に発達したものを樹氷と呼んでいる。特に、樹木が完全に樹氷や雪によって覆われて巨大化したものは、「スノーモンスター」と呼ばれる。 |
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ゆきのはら たてがみしろき かんだちめ |
Mt. Hakkoda, frost
covered trees of light and shadow. |
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