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▼ 寒立馬(かんだちめ)の生息地として知られる人口約7千人の東通村(ひがしどおりむら)は、青森県下北半島の津軽海峡と太平洋に面した東北部に位置する。村の地理的な中心である内陸部に、行政施設や体育館を核にした住宅団地の形成を目指しているという。村の東部太平洋側に、東通原子力発電所を誘致しているが、東北地方太平洋沖地震の影響により、現在、停止状態にある。 |
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寒立馬 |
の生息地/尻屋崎(青森県下北郡 |
東通村 |
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Google Earth |
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▼ 寒立馬(かんだちめ)は、東通村の尻屋崎周辺に放牧されており、厳しい冬にも耐えられるたくましい体格の馬である。寒気と粗食に耐え持久力に富む農用馬として重用されてきたが、平成7年(1995)には9頭まで激減した。その後の保護政策により、現在は、40頭ほどに回復。寒立馬及びその生息地は青森県の天然記念物に指定されている。 |
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ウィキペディア・フリー百科事典 |
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▲▼ 冬季になると、尻屋崎周辺は閉鎖され、寒立馬は、太平洋に面したアタカと呼ばれる越冬放牧地で冬を過ごす。アタカの入口には、寒立馬の由来と観察に当たっての注意事項が掲示されている。 |
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青森県下北半島の |
脇野沢村 |
野猿公苑 |
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2012.02.12 15:35 |
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▲▼ かつては野放馬(のはなしうま)と呼ばれていたが、昭和45年(1970)、尻屋小学校の岩佐勉校長が正月二日の書き初めに、「東雲(しののめ)に勇み嘶(いなな)く寒立馬(かんだちめ)筑紫ヶ原(ちくしがはら)の嵐ものかは」と詠んで以来、寒立馬(かんだちめ)と呼ばれるようになったという。 |
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木立の |
寒立馬 |
2012.02.13 08:42 |
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▲▼
寒立(かんだち)とはマタギの言葉で、カモシカが厳寒の中じっと立っている姿をいうらしい。寒立馬と詠った岩佐校長は、厳しい寒さの中で佇む野放馬(のはなしうま)を見て、カモシカの姿を連想したのだろう。 |
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撮影:南光桂子 |
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▲▼
この日は、晴天に恵まれ、昨日の北限のサルのように、雪まみれになりながら寒さに耐えてじっと佇む姿を見ることはできなかったが、終始伏し目がちで、静かに暮らす寒立馬の姿から、厳しい気候風土に生きる
逞(たくま)しさをうかがい知ることができた。 |
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ゆきのはら たてがみしろき かんだちめ |
Snow field, Kandatime
horse with a white mane. |
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撮影:南光桂子 |
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▲▼
寒立馬には飼料が与えられているが、写真のように前足で雪の下に埋まっている草を掘り出して食べる習性があり、その佇まいから寒立馬と呼ばれるようになった。 |
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前足で雪を掘って草を食べる |
寒立馬 |
09:12 |
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尻屋漁港は、寒立馬の冬季放牧地アタカの南方約500mの太平洋岸に位置する規模の大きな第二種漁港である。前浜は好漁場になっており、マコンブ、スルメイカ、サケ、マス、ミズダコなどが水揚げされるという。 |
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