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和田義男

 旅紀行ジャパン

2011年3月4日改訂

♪明日の翼 TAM Music Factory

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2005年9月24日作成

丹頂鶴の親子

丹頂鶴の親子(北海道・釧路市)

道東初夏の旅

丹頂鶴

 

浜中町の大牧場

   根室に向かう途中、浜中町で休憩した。展望塔や記念碑のあるこの広場は、平成4年(1992)に完成したもので、碑文によると、昭和40年(1965)から北海道開発局が27年の歳月と270億円の巨費を投じて農地開発を行い、豊かな酪農地帯が生まれたという。

浜中町国営総合農地開発事業の碑

浜中町国営総合農地開発事業の碑

クリックすると碑文が現れます。 拡大写真(1400x1050)289KB

   「拓」の石碑のそばの展望塔に登ると、360度のパノラマが広がり、荒野を開墾して生み出された緑豊かな酪農地帯が見えた。牧場ではホルスタイン種の乳牛がのんびりと牧草を喰んでいる。

浜中町の広大な牧場

浜中町の広大な牧場

パノラマ写真(2640x600)354KB 

浜中町の広大な牧場(左半分)

浜中町の広大な牧場(左半分)

パノラマ写真(2640x600)354KB 

浜中町の広大な牧場(右半分)

浜中町の広大な牧場(左半分)

パノラマ写真(2640x600)354KB 

 

牧草ロール

   昔の酪農風景と違うところは、飼料を発酵させて貯蔵するサイロがなくなり、黒い牧草ロールが並べられている点である。黒や白のビニールカバーで覆われた牧草は、その中で発酵し、貯蔵される。この発明で、冬場の飼料を簡単に製造して保存できるようになり、コストのかかるサイロは姿を消してしまった。 牧草ロールのお話

乳牛の放牧と牧草ロール

乳牛の放牧と牧草ロール

拡大写真(1200x900)282KB

 

乳牛の 

乳房ちぶさ

   豊かに育った牧草のお陰で、乳牛の乳房には濃厚な乳がたっぷりと溜められる。長男が幼い頃、はじめて乳牛を見て、「おっぱいがお尻についてる!」と驚いたことを思い出す。牛たちは乳が張ってくると痛みを感じるらしく、搾乳(さくにゅう)してもらうために牛舎に戻って来るという。乳幼児の母親と同じ生理現象である。

牧草を喰む乳牛たち

牧草を喰む乳牛たち

拡大写真(1200x655)192KB

 

釧路市丹頂鶴自然公園

 釧路空港から車で5分くらいのところに、釧路市丹頂鶴自然公園がある。丹頂鶴(タンチョウ)は明治の乱獲で激減して絶滅が危惧されていたが、昭和27年(1952)に国の特別天然記念物に指定され、絶滅が回避された。

湿原に舞う

湿原に舞う

 昭和33年(1958)日本初の丹頂鶴自然公園が生まれた。面積は10ha、常時20羽前後のタンチョウが見られる。

羽繕いする丹頂鶴

羽繕いする丹頂鶴

拡大写真(940x1200)182KB 

 釧路湿原のそばにあるこの公園に保護されているタンチョウは、金網で仕切られた区画の中で暮らしている。しかし、天井部分はないため、自由に移動できるようになっている。

鶴の羽ばたき

鶴の羽ばたき

拡大写真(1200x1150)386KB 

 

鶴居村つるいむら

 
   釧路湿原の西部にタンチョウの里・鶴居村があり、夏の繁殖地と冬の越冬地がある。冬の越冬地・鶴見台には毎年11月頃から3月頃まで150羽前後のタンチョウが餌を求めて飛来し、雪原の優雅な姿を見ることができるため、大勢の観光客が押し寄せる。 北海道冬の旅/鶴見台  

冬季、鶴居村の鶴見台に飛来した丹頂鶴

冬季、鶴居村の鶴見台に飛来した丹頂鶴

拡大写真(1200X900)141KB   撮影:2005.2.4

 

タンチョウ(丹頂鶴)

   タンチョウ(丹頂、丹頂鶴)は、ツル目ツル科の鳥。国産鳥類では最も大形の鳥で、全長140cmほど。 全体が白色で、喉から頸にかけてと、翼の内側の風切り羽の部分が黒色。頭頂は赤く裸出する。瞳が黒いため、遠くから見ると眼がどこにあるのか分からず、写真にも写らない。

黒い瞳のタンチョウ

黒い瞳のタンチョウ

拡大写真(1000x1200)150KB

   タンチョウは、姿が優美で、長寿でめでたい鳥として、 日本では古くから画題や詩に詠まれ、親しまれてきた。  

一本足で立つ鶴

一本足で立つ鶴

拡大写真(1400x1050)333KB

   タンチョウは冬季、シベリヤから飛来すると思われているが、実は一年中北海道東部に暮らす留鳥(りゅうちょう)で、毎年5〜6月頃にヒナが誕生する。  

鶴の横顔

鶴の横顔

拡大写真(1024x768)94KB

水辺の丹頂鶴

水辺の丹頂鶴

拡大写真(1050x1400)373KB

羽繕い

羽繕い

拡大写真(1200x900)162KB

 

丹頂鶴の親子

   公園で沢山の写真を撮ったなかで、傑作はこの一枚。この鶴の親子、子鶴が親鶴とまったく同じ格好で歩いている。左足の格好など、そっくりである。子は親を真似て成長するというが、まさにそのとおりである。

歩き方がそっくり!

丹頂鶴の親子

拡大写真(1600x1200)383KB

和田義男

 
和田義男

撮影 2005年7月20, 21日
 

《 OLYMPUS E-300 》

11-22mm 14-54mm
SIGMA 55-200mm


800万画素

 
1,020枚  1,640MB
 

 北海道の旅は、これで四作目となった。知床が世界自然遺産に指定されてから僅か6日後に訪問した羅臼では、偶然にも蝦夷鹿と間近に対面することができた。
 野付半島のエゾカンゾウの群生地や野鳥の楽園はいつまでも心に残る景観で、干潟の大切さを再認識した。

 日本一厳しい冬を堪え忍び、初夏の最も素晴らしい季節に、生きとし生けるもの全てが生を謳歌する北海道。私は、この大地が益々好きになってしまった。 2005.9.24  〈 完 〉
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