2001年10月7日、洛西(京都の西の郊外)に出かけた。JR三宮駅から新快速に乗ると、50分で京都駅に着く。神戸からでも十分に日帰り旅行できるのが有り難い。 |
京都駅から山陰本線に乗り換えると、嵯峨嵐山には15分ほどで着く。嵐山を皮切りに、仁和寺、竜安寺、金閣寺と行脚した。 |
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嵐 山 |
嵐山(あらしやま)は、京都市西京区にある標高375mの山だ。摂丹山地の東端にあたり、保津川が京都盆地に出る地点の南岸に位置し、北岸の小倉山(おぐらやま)(京都市右京区西部の山。標高295m。)と相対する。古生層からなる。 |
一般的に嵐山といったときは、山そのものだけではなく、大堰川(おおいがわ)にかかる渡月橋(とげつきょう)を中心にした地域一帯を指す。京都を代表するイメージを創りあげている渡月橋周辺の景色は、四季それぞれに趣のある美しさをつくる。 |
嵐山一帯は1927年に史跡・名勝に指定された。平安時代から紅葉の名所として知られ、三船祭のような貴族の船遊びの場所でもあった。13世紀に後嵯峨上皇が亀山(小倉山南東の尾根)の仙洞(上皇の御所)に奈良の吉野の桜を移植してからは、桜の名所としても有名になった。 |
渡月橋の川上の右手が亀山公園、橋を中心に中ノ島公園があり、橋の東北・臨川寺(りんせんじ)(臨済宗天竜寺派の寺)あたり一帯を総称して嵐山公園と呼ぶ。 |
嵐山の紅葉の見頃は11月中旬だが、シーズンを問わず観光客が途絶えることはない。春の桜、夏は緑、秋の紅葉、冬は雪景色と四季折々の美しさをみせてくれる。 |
注:大堰川(おおいがわ)は、京都府北桑田郡南部から船井郡園部町、八木町と亀岡市を経て、保津峡(この部分は保津川とも呼ばれる)に入るまでの河川。保津峡の出口・嵐山の渡月橋から下流は桂川と名を変えて淀川に合流する。 |