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旅紀行ジャパン
2002年1月21日改訂
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2001年11月25日制作

嵐山(パノラマ写真)

嵐 山 <パノラマ写真>

《 嵐山・仁和寺・竜安寺・金閣寺 》

1/4 2/4 3/4 金閣寺
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金閣寺の鐘楼

金閣寺の鐘楼

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金閣寺(鹿苑寺)

 金閣寺は、正式には北山鹿苑寺(ほくざんろくおんじ)といい、銀閣寺と同様、臨済宗相国寺(りんざいしゅうしょうこくじ)派の禅寺で、相国寺が管理している。お釈迦様のお骨を祀った舎利殿(金閣)が特に有名なため、金閣寺と呼ばれている。
 この地は、鎌倉時代に西園寺公経の別荘・北山第(きたやまだい)があったが、足利3代将軍義満(よしみつ)が大変気に入り、1397年(応永4年)、西園寺家から譲り受け、山荘北山殿を造った。
 金閣を中心とした庭園建築は、極楽浄土をこの世に現したといわれ、後小松天皇を招いたり、中国との貿易を盛んにするなど文化の発展に尽力した。この時代の文化を特に北山文化(きたやまぶんか)という。
 義満の死後、遺言通り夢窓国師(むそうこくし)を開山(初代の住職)とし義満の法号・鹿苑院殿から二字をとり、鹿苑寺と名づけられた。
 その後、応仁の乱などで大半の建物は焼失し、北山文化唯一の遺構であった金閣も1950年(昭和25年)に一人の学僧によって放火され焼失してしまう。
 現在の金閣は1955年(昭和30年)に再建されたもので、1987年(昭和62年)に金箔が全面張り替えられ、きらびやかな姿を蘇らせた。再建された金閣は国宝の指定を受けていないが、1994年(平成6年)、世界文化遺産に登録された。

所在地:京都市北区金閣寺町1

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金 閣

金閣

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三島由紀夫の長編小説「金閣寺」

 1950年(昭和25年)7月2日未明、放火によって金閣寺が全焼。逮捕された青年は「金閣寺と心中するつもりだった」と語った。作家・三島由紀夫(1925〜1970)は、この事件をモデルとして小説「金閣寺」を発表した。
 この小説は、1956年(昭和31年)1月〜10月、新潮に連載。同年新潮社から刊行。主人公の〈私〉は父から金閣の美について教えられ、金閣の幻影は〈私〉の心のなかで美化される。金閣寺の徒弟に住みこんだ〈私〉は、戦争が激しくなるにつれて金閣と共に滅びうる幸福を感じるが、戦後にいたって金閣の存在は〈私〉が人間として生きてゆくのを妨げるようになる。
 やがて金閣寺の住職の背徳を知るにいたって、金閣への放火を決意し実行する。金閣は〈美〉や〈理想〉の象徴に近いもので、主人公の悲劇は現実をこえるものに取りつかれた人間のドラマとみられる。彼の作品中最も完成度が高いと評価されている。

鹿苑寺のイチイガシ

 江戸時代初期に植えられた古木。鹿苑寺の境内に今でも巨大な姿を誇っており、金閣寺を訪れる人々の注目を集めている。 
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金閣四景

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金閣1
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金閣2
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金閣3
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金閣4
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《 撮影 2001年10月7日 》 

オリンパス CAMEDIA C-3040ZOOM 300万画素

金 閣

 鏡湖池(きょうこち)に臨む3層の楼閣の金閣は、初層は寝殿造りの「法水院(ほうすいいん)」、2層目は武家造りの「潮音洞(ちょうおんどう)」、第3層は唐風の「究竟頂(くっきょうちょう)」となっており、三つの違った様式を見事に調和させている。
 二層と三層は、純金の箔が張ってあり、屋根は椹(さわら)の薄い板を何枚も重ねたこけら葺で、上には中国でめでたいと鳥といわれる鳳凰(ほうおう)が輝いている。
 衣笠山を借景とした池泉(ちせん)回遊式庭園は、室町時代を代表する名園として知られている。庭園は浄土庭園の流れをくみ、特別史跡・特別名勝に指定されている。

鏡湖池

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 嵐山から金閣寺までなら、一日の散策で十分に見学できるコースだ。今回は仁和寺・龍安寺・金閣寺という世界文化遺産三箇所を含む超贅沢な旅であった。
 世界遺産・国宝・重要文化財が目白押しで続くと、そのうちに麻痺してきて、「何だ重文か」というように有り難みが薄れてくる。大いなる錯覚である! つくづく京都は凄いところだと思う。(完)
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