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兵庫県の県庁所在地・神戸は、海とともにある。神戸市ほど港を大事にする自治体はないだろう。「海・船・港
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神戸港は市民の宝です。」が神戸市のキャッチフレーズだ。 神戸港の歴史 神戸港は、「務古水門」「大輪田の泊」と呼ばれていた昔から中国大陸や朝鮮半島の港と交流していた。平安時代(794〜1192)には、「経ヶ島」の築造(1174)を行うなど、国際貿易の拠点として発展した。室町時代(1336〜1573)や江戸時代(1603〜1868)には、「兵庫の津」と呼ばれ、鎖国政策下の江戸時代には、国内交通の要衝として、重要な役割を果たした。
平成12年(2000)、神戸港に入港した船舶は52,046隻を数え、横浜港の44,124隻、水島港の43,902隻を大巾に超えて全国一となった。港内で神戸空港の建設工事が行われていることが主な理由で、明るい話題となっている。 |
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神戸の海辺のランドマークとしてすっかり定番となっハーバーランドは、朝から夜まで、いつ訪れても魅力的な表情が楽しめる洗練されたベイエリアなので 神戸に泊まる 際にはぜひ立ち寄ってほしい。ハーバーランドのショッピングゾーンは、どこも広いスペースに、 ショップ、グルメ、アミューズメントと様々な要素を持ち、 楽しみながら買い物ができる。 すぐ横に海を抱くモザイクガーデンや遊園地は、神戸ならではのムードが楽しめるスポットで、デートコースや観光の定番コースとなっている。これほどまでに見事に港と溶け合ったアミューズメント・センターは珍しい。 |
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神戸は、帆船や飛鳥、QE2など豪華客船の寄港地として、世界的に知られている。帆船・日本丸や海王丸は、4月以降既に何回も神戸に寄港している。海の貴婦人と呼ばれる日本丸は、市民の目を楽しませてくれる。 |
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毎年神戸港メリケンパークの沖合で開かれるカッターレースも今年で23回を数えた。今年は、5月13日(日曜日)に開かれ、暑い日だったが、男性チームだけでなく、女性チームも参加し、92チーム、約1,000名の選手が丸一日熱戦を繰り広げた。カッターレースは、みなとまち神戸を代表する大きなイベントとなっている。
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明治元年、 いち早く海外に門戸を開き外国貨物の荷揚げ港として造られたのがメリケン波止場。 当時の西洋文化はここから日本全国に広まっていった。 |
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7月21日土曜日、午後8時過ぎから約1時間、神戸港メリケンパーク沖合から3,700発の花火が上がった。神戸市や外郭団体などが実施している神戸21世紀・復興記念事業の「KOBEみなとフェスタ」の一環として「みなとこうべ海上花火大会」と銘打って実施されたもので、真夏の夜空を飾る一大ページェントとして毎年神戸市民の楽しみのひとつになっている。 |
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翌朝、神戸新聞を開くと、何と一面トップで、昨日午後8時半頃、明石夏まつりの花火大会帰りの見物客らがJR朝霧駅近くの歩道橋に殺到し、将棋倒しとなり、10人が死亡、123人が重軽傷を負うという大惨事が発生していたことが報じられていた。死亡者は、幼児かお年寄りで、死因は窒息死だという。 当時、大蔵海岸の花火会場へのアクセスは、事故があった歩道橋しかなく、一方通行や通行分離などの規制がされておらず、雑踏警備を担当していた明石市や警察の責任が問われている。 神戸市が花火の打ち上げ費用と同じ額の1,500万円という予算を計上し、事故防止に万全を期していたことは報道されていないが、明石で大惨事が起こったことを思えば、あらためて大金を投入して事故防止に当たっていた神戸市当局の見えないサポートを高く評価したい。 なお、海上からもプレジャーボートなど約300隻が花火を見物したが、警戒船や神戸保安部の巡視船などが警戒に当たり、無事に終了した。 |
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2002年1月5日、メリケンパークで神戸市恒例の消防出初式が盛大に催された。井戸敏三兵庫県知事など来賓を含め総勢約2,000人、消防車両等58台、船艇12隻、ヘリコプター4機が参加した豪華なページェントだった。土曜日だったので多数の市民が見物した。 |