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 感動写真集

2004年9月12日改訂

♪星月夜 Remair 〜記憶の星〜

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2004年9月6日作成

西鎌尾根と槍ヶ岳
西鎌尾根と槍ヶ岳(北アルプス)

早朝の

出立しゅったつ 
 三日目の早朝、槍ヶ岳山荘キャンプ場を出発し、険しい岩山を下山して西鎌尾根(にしかまおね)に入り、樅沢岳(もみさわだけ)、双六岳(すごろくだけ)、三俣蓮華岳(みつまたれんげだけ)の登頂を目指した。
 太陽が高度を増すにつれて暗闇の中から山並みが徐々に姿を現し、微妙に色合いが変化する。荘厳な自然の営みを目のあたりにして発する言葉もなく、ただひたすらシャッターを切った。

焼岳と乗鞍岳(西鎌尾根)

焼岳と乗鞍岳(西鎌尾根)

拡大写真(1200x850)76KB  撮影:2004/8/13/0506

吸い込まれそうな西鎌尾根の景観(西鎌尾根)

吸い込まれそうな西鎌尾根の景観(西鎌尾根)

拡大写真(1200x900)260KB  撮影:2004/8/13/0625

西鎌尾根と槍ヶ岳(西鎌尾根)

西鎌尾根と槍ヶ岳(西鎌尾根)

拡大写真(1600x1200)252KB  撮影:2004/8/12/0655

   

抜戸岳

ぬきどだけ

 写真右上の雪渓が残る険しい山は、抜戸岳(2,812m)。その奥に幾重にも山並みが続いている。西鎌尾根は、大自然の変化に富んだ壮大な景観が素晴らしく、これぞ山男の特権という気がして、自然に元気が湧いてくる。

抜戸岳の奥に続く連山(西鎌尾根)

抜戸岳の奥に続く連山(西鎌尾根)

拡大写真(1200x900)195KB  撮影:2004/8/12/0715

高山植物と槍ヶ岳(西鎌尾根)

高山植物と槍ヶ岳(西鎌尾根)

拡大写真(1200x900)284KB  撮影:2004/8/13/0805

   

樅沢岳

もみさわだけ

  樅沢岳は槍ヶ岳への西からのルートとなる西鎌尾根の西端にある。標高は2,755mで、ここから槍ヶ岳との間に高い山が無いため、頂上に立つと、槍ヶ岳や穂高連峰の眺めが素晴らしい。 この写真は今回のツアーの中でも大好きな一枚である。

槍ヶ岳の勇姿(樅沢岳山頂)

槍ヶ岳の勇姿(樅沢岳山頂)

拡大写真(1200x900)268KB  撮影:2004/8/13/0914

   

西鎌尾根のトレッキング

  西鎌尾根のトレッキングは素晴らしく、我々4人はルンルン気分で歩いた。写真の緑の絨毯が広がるところで一休止。年配の方が無意識のうちに「アルプスのハイジ」を口ずさんでいた。

西鎌尾根のトレッキング

拡大写真(1200x900)248KB  撮影:2004/8/13/0938

三俣蓮華岳

みつまたれんげだけ
 標高2,841mの三俣蓮華岳は、文字通り三つの俣の頂点に位置する山で、長野、富山、岐阜三県の境である。今回の縦走の最北部の山で、写真は頂上から下山するハイカーを写した。南に槍ヶ岳の勇姿が見える。

下山するハイカーたち(三俣蓮華岳山頂)

下山するハイカーたち(三俣蓮華岳山頂)

拡大写真(1600x1200)352KB  撮影:2004/8/13/1243

大槍に向かう尾根の細道

大槍に向かう尾根の細道

拡大写真(1200x900)302KB  撮影:2004/8/13/1430

   

ハイマツと槍ヶ岳

 尾根伝いの道や登山道は、岩や石の道が多いが、ときおりハイマツの茂る道もある。ハイマツは地を這う松ということで這松と書くが、高山帯にしか見かけない五葉松の一種である。幹枝は長さ10〜15mほど地上を這い、高さは1〜3m、まれに10mに達するという。

ハイハマツと槍ヶ岳

ハイハマツと槍ヶ岳

拡大写真(1200x800)279KB  撮影:2004/8/13/1452

 

這松ハイマツ

の低きに高き夏の槍       

双六小屋

すごろくごや
 双六小屋は、 標高約2,550m、樅沢岳と双六岳(すごろくだけ)の鞍部にあり、水が豊富な山小屋で、黒部五郎・笠ヶ岳・槍ヶ岳・鷲羽岳・雲の平への起点でもある。 三日目は双六岳登頂後、双六小屋に泊まった。
 小屋から西に見える双六岳(2,860m)は、北アルプスの奥座敷で渓谷の源流が集まる位置にあり、双六小屋は富山県寄りの奥深い山域への基地となっており、なじみ客が多い。
 四日目の朝、双六小屋から御来光を拝んだ。大自然の息吹を目のあたりにして、心が洗われる思いがした。
御来光(双六小屋)

御来光(双六小屋)

拡大写真(1200x900)89KB  撮影:2004/8/14/0514

プロフィール

拡大写真(450x500)43KB

 
 
撮影 ・原作 : 
 

青木憲一あおきけんいち

 

住居:東京都  趣味:競技エアロビクス、登山、写真、釣り、スキー

ホームページ:オリンパスE-1の部屋 夏の北アルプス縦走
 2003年の秋、南光優さんの山岳写真に感動し、私も南光さんのようなすばらしい写真が撮りたく、思い切ってメールしてみました。南光さんは非常にあたたかい方で、私に色々なことを教えて下さいました。 
 南光さんを通じて和田さんとも知り合い、カメラ購入のアドバイスや撮影スタイル等を教えていただきました。その後、初めての一眼レフ・デジタルカメラ・オリンパス E-1 を購入し、2004年1月「オリンパス E-1 の部屋」を設立 しました。

 2004年8月11日朝7時上高地バスターミナルを出発、目指すは槍ヶ岳〜西鎌尾根をへて樅沢岳、双六岳、三俣蓮華岳の四ピーク制覇です。台風の過ぎ去った後の北アルプスはまさに快晴で山小屋の主人もカメラを持って山に飛び出すほどの雲一つ無い青空でした。
 朝の上高地の静けさからはじまり、緑一面の急斜面と雪渓、鋭く天に突き刺す槍ヶ岳、朝夕に赤く染まる山々と 、私の目に飛び込んでくる風景はまさに感動の連続でした。
 写真も登山もまだ始めたばかりの私の写真を最後まで見ていただきありがとうございました。〈 完 〉
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