ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク
 

Wa☆Daフォトギャラリー

 旅紀行ジャパン

2008年9月16日改訂

今 日

昨 日

♪獅子/邦楽囃子

    写真をクリックすると新しい窓が開き拡大写真(1200x900)310KBが表示されます(以下同じ)。

2003年11月13日作成

御岳山参道

御岳山参道(東京都青梅市)

随身

随身門の随身 拡大写真(800x600)58KB

武蔵御嶽神社むさしみたけじんじゃ

 社伝によれば、創建は第十代崇神(すじん)天皇7年(紀元前90年)と伝えられ、第十二代景行(けいこう)天皇の御代、日本武尊(やまとたけるのみこと)東征のみぎり、難を白狼の先導によって遁れたといわれ、古くより関東の霊山として信仰されてきた。
 天平8年(736) には僧・行基が東国鎮護を祈願して蔵王権現像を安置したという。
 平安時代の延喜式(えんぎしき)神名帳には、大麻止乃豆天神社(おおまとのつのあまつかみのやしろ)と記さている。

 随身(ずいしん)門は、寺院における仁王門のように、神の身辺を守る一対の随身の像を安置した楼門である。神社に門が置かれるのは、極めて珍しいという。写真は向かって左に置かれた随身で、端正でふっくらとした顔立ちをしている。

鳥居と随身門

たくさんの講の記念碑

鳥居と随身門 たくさんの講の記念碑

拡大写真(1200x900)232KB 【E-1 28mm  F6.3 1/200秒 ISO200】

拡大写真(1024x768)199KB 【E-1 28mm  F7.1 1/250秒 ISO200】

 中世、山岳信仰の隆盛とともに、関東の修験(しゅげん)の一大中心として、鎌倉の有力な武将たちの信仰を集めた武蔵御嶽神社は、御嶽権現(みたけごんげん)の名で厄除・延命・長寿・子孫繁栄を願う多くの人達の参拝によって栄えた。
 天正18年(1590)徳川家康が関東に封ぜられると朱印地30石を寄進され、慶長11年(1606)大久保石見守長安を普請奉行として社殿を改築、南面だった社殿を東面に改めた。
 人々の社寺詣が盛んになると共に、世に三御嶽の一つとして御嶽詣が武蔵・相模を中心に関東一円に広がると、やがて講*が組織され、御嶽講として御嶽山に参拝する仕組みが生まれた。 

*講:宗教上・経済上その他の目的のもとに集まった人々が結んだ社会集団

御岳山参道

御岳山参道

拡大写真(1200x900)310KB 【E-1 28mm/28-108mm  F7.1 1/200秒 ISO200】

 参道の両側に建てられた○○講や△△講中と書かれた御嶽講の記念碑は、新しいものも沢山あり、現在でも講が続いていることを示している。また、信者の寄付によって補修された新しい石段も目立つ。
 明治維新により、御嶽神社の社号となり、昭和27年(1952)には武蔵御嶽神社と改名された。 武蔵御嶽神社

宝物殿

拝 殿

宝物殿 拝殿

拡大写真(1024x768)214KB 【E-1 28mm  F9.0 1/320秒 ISO200】

拡大写真(800x600)112KB 【資料】

 参道には今も30もの宿坊が立ち並び、随神門から250段の石段を登ると、神明造の本殿と権現造の拝殿・幣殿が標高929mの御岳山・山頂に建つ。宝物殿には日本三大鎧のひとつ赤糸威大鎧(あかいとおどしおおよろい) 国宝)をはじめ、国宝級の鎧や太刀などが展示されている。 (所在地:東京都青梅市御岳176番地)

御嶽山みたけさん

本 殿

御嶽山 本殿

拡大写真(1024x768)139KB 【E-1 62mm  F3.5 1/80秒 ISO200】

拡大写真(1024x768)210KB 【E-1 28mm  F6.3 1/200秒 ISO200】

遊歩コース

 御岳山は、山岳遊歩道が完備している。幼稚園児でも歩けるので、家族連れを含め、多くのハイカーたちで賑わっている。体力に合わせて各種コースがある。

ロックガーデンコース(3時間):長尾平〜七代の滝〜天狗岩〜綾広の滝〜長尾平
日の出山往復(2時間):神代欅〜日の出山山頂〜神代欅
奥の院〜大岳山往復コース(5時間):長尾平〜天狗の腰掛け杉〜奥の院〜鍋割山〜大岳山頂・・・〜長尾平
 秋光を求めて歩く修験径  北舟

遊歩コース

紅 葉

銀 杏

紅葉 銀杏

拡大写真(1200x900)118KB 【E-1 28mm  F6.3 1/200秒 ISO200】

拡大写真(1024x768)255KB 【E-1 54mm  F4.0 1/160秒 ISO200】

長尾平ながおだいら

 標高929mの御岳山は、夏は都心より気温が6〜7度も低く、野鳥や昆虫、植物の宝庫となっている。森林浴をはじめ、バードウォッチングなど、大自然との触れあいにはもってこいの場所だ。

 長尾平は、御岳山の中で唯一開けた平地のある場所で、緊急時のヘリコプターの着陸場所になっている。多くのハイカーの休憩場所として、また、遊歩コースの出発地点として賑わっている。

長尾平

 長尾平には貴重な一軒の茶屋があり、多くのハイカーが利用している。御岳山は野鳥の宝庫であり、茶屋の主人がつくった餌場に多くの野鳥がやってくる。早速、超望遠により野鳥を追ってみた。この日はヤマガラ(山雀)の姿を捕らえることができた。

長尾平の茶屋

長尾平の茶屋

拡大写真(1200x900)175KB 【E-1 28mm/28-108mm  F6.3 1/200秒 ISO400】

山 雀ヤマガラ

 スズメ目シジュウカラ科の鳥。全長約14cm。頭と喉は黒く、額、頬、後頭部は淡褐色をしている。背から尾にかけては青灰色、胸から腹部は栗色。日本、朝鮮半島南部、台湾にだけ分布する。

 平地から山地のよく茂った照葉樹林や落葉広葉樹林に棲み、1年を通じて同じ場所で見られることが多いが、秋・冬季には、平地の明るい林や雑木林に漂行するものもいる。
 主に高木の枝葉で採食し、昆虫を主食にしている。しかし、エゴノキやシイの実などがなる季節には、それらも食べ、余ったものは隠し場に蓄える。1年を通じて番(つがい)で暮らしていることが多く、群れになることはない。
山雀(ヤマガラ)1 山雀(ヤマガラ)2

拡大写真(1024x768)119KB 【E-1 566mm  F5.6 1/25秒 ISO800】

拡大写真(1024x768)104KB 【E-1 566mm  F6.3 1/320秒 ISO800】

 繁殖期には、雄は梢(こずえ)でツツピー、ツツピーと繰り返しさえずる。さえずり以外では、雌雄ともツツゼーゼーゼーという声をよく出す。森林内の樹洞で営巣し、巣箱もよく利用する。巣材には苔を多量に使い、産座には樹皮を敷く。1腹の卵数は5〜8個、抱卵は雌が、育雛(いくすう)は雌雄で行う。
 昔話の〈鳥呑み爺〉では、あまりにも美しい声で鳴くので、爺が思わずのみ込んでしまう鳥の一つになっている。人によく慣れるので、古来飼鳥とされてきた。反り身になって宙返りする性質があるので、かつては種々の芸を仕込んで見世物とし、金銭を得る者もあった。その演目には、水くみ、宙返り、おみくじ引きなどがある。
 秋の嶺餌場に遊ぶ山雀  北舟

山雀(ヤマガラ)3

拡大写真(1200x900)175KB 【E-1 566mm/100-400mm+EC14  F6.3 1/320秒 ISO800】

晩秋の

御岳渓谷みたけけいこく

 ハイキングコースの起点・長尾平で一服した後、下山した。JR御嶽駅まで戻り、駅前の御岳橋から御岳渓谷を眺めた。御岳渓谷は、東京都にありながら環境庁(現環境省)の日本の名水100選に選ばれている清流である。太陽が西に傾き、晩秋の多摩川が静かに流れていた。 

日本の名水100選 夏の御岳渓谷 カヌーの御岳渓谷

  暮れ残る御岳渓谷秋の色  北舟

晩秋の御岳渓谷

拡大写真(1200x900)175KB 【E-1 34mm/28-108mm  F5.0 1/100秒 ISO400】

注:文中の表記は全て35mm換算によるもので、 「274mm/100-400mm」は50-200mmズームの137mmで撮影したという意味である。

和田義男

 
《 撮影 2003年11月8日 》
 
OLYMPUS E-1

 
14-54mm 50-200mm EC-14

500万画素


 530枚  600MB
 

 標高929mの山頂には神社が建ち、門前町が形成され、茅葺き屋根の民家がある。御岳山の長い伝統と歴史の息吹を感じた。
 御嶽講の記念碑の中に新しい碑が散見され、現在でも各地から講が組まれ、参拝客で賑わっていることに心を引かれた。
 御岳山上の超僻地で生活をしている人たち。私と同じ青梅市民であり、東京都民である。ケーブルカーが人々の生活を支えている。〈 完 〉

OLYMPUS E-1 の使用感(その2)

 今回も10月10日に新発売されたOLYMPUS E-1を使って全て撮影したが、バッテリー交換は不要で、寿命が長いのに驚いた。
 長尾平では、50-200mmズームに1.4倍のテレコンバータを取り付け、超望遠の連写モードで、山雀(ヤマガラ)を手持ち撮影したが、その威力は素晴らしく、たまに12枚のバッファがフルになり、若干待たされることがあったものの、動きの早い野鳥の姿を見事にとらえることができた。撮影中はカシャ・カシャ・カシャ・・・という軽快な音に心が弾んだ。山雀は動きが早いので、E-20では絶対に撮れない。勿論、E-20の倍率は低いので、これだけ大きく撮るのは不可能である。
 明るい場所であったが、ISO800にして、フルオートで撮影したのだが、結果は566mm F6.3 1/320 で撮影していた。超望遠にもかかわらず、高速シャッターのため手ぶれの影響もなく、F6.3と絞り込みができたので、全身にピントが合い、豊かな快調の写真が得られた。
 ISO800にしたため、暗部に雑音が乗っていたが、フォトレタッチ・ソフトで雑音を除去したので、ISO800でも十分に実用になることが分かった。もっともISO400にしても良かったかなと思っている。
  フォトギャラリーへ 特集!旅紀行目次へ 世界の名城 感動写真集目次へ  
旅紀行ジャパン目次へ   多摩川紀行
旅紀行日本の祭り 旅紀行日本の裸祭り 旅紀行日本の花目次へ
Wa☆Daフォトギャラリー

今 日

 和田フォトギャラリー

昨 日

 Copyright (C) 2000-2006 Yoshio Wada. All Rights Reserved. 

ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク