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随身門の随身 拡大写真(800x600)58KB |
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武蔵御嶽神社
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社伝によれば、創建は第十代崇神(すじん)天皇7年(紀元前90年)と伝えられ、第十二代景行(けいこう)天皇の御代、日本武尊(やまとたけるのみこと)東征のみぎり、難を白狼の先導によって遁れたといわれ、古くより関東の霊山として信仰されてきた。 |
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天平8年(736)
には僧・行基が東国鎮護を祈願して蔵王権現像を安置したという。
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平安時代の延喜式(えんぎしき)神名帳には、大麻止乃豆天神社(おおまとのつのあまつかみのやしろ)と記さている。 |
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随身(ずいしん)門は、寺院における仁王門のように、神の身辺を守る一対の随身の像を安置した楼門である。神社に門が置かれるのは、極めて珍しいという。写真は向かって左に置かれた随身で、端正でふっくらとした顔立ちをしている。 |
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鳥居と随身門 |
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たくさんの講の記念碑 |
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拡大写真(1200x900)232KB 【E-1
28mm F6.3 1/200秒 ISO200】
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拡大写真(1024x768)199KB 【E-1
28mm F7.1 1/250秒 ISO200】
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中世、山岳信仰の隆盛とともに、関東の修験(しゅげん)の一大中心として、鎌倉の有力な武将たちの信仰を集めた武蔵御嶽神社は、御嶽権現(みたけごんげん)の名で厄除・延命・長寿・子孫繁栄を願う多くの人達の参拝によって栄えた。
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天正18年(1590)徳川家康が関東に封ぜられると朱印地30石を寄進され、慶長11年(1606)大久保石見守長安を普請奉行として社殿を改築、南面だった社殿を東面に改めた。 |
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人々の社寺詣が盛んになると共に、世に三御嶽の一つとして御嶽詣が武蔵・相模を中心に関東一円に広がると、やがて講*が組織され、御嶽講として御嶽山に参拝する仕組みが生まれた。 |
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*講:宗教上・経済上その他の目的のもとに集まった人々が結んだ社会集団 |
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御岳山参道
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拡大写真(1200x900)310KB 【E-1
28mm/28-108mm F7.1 1/200秒 ISO200】
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参道の両側に建てられた○○講や△△講中と書かれた御嶽講の記念碑は、新しいものも沢山あり、現在でも講が続いていることを示している。また、信者の寄付によって補修された新しい石段も目立つ。 |
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明治維新により、御嶽神社の社号となり、昭和27年(1952)には武蔵御嶽神社と改名された。 武蔵御嶽神社
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宝物殿 |
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拝 殿 |
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拡大写真(1024x768)214KB 【E-1
28mm F9.0 1/320秒 ISO200】
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拡大写真(800x600)112KB 【資料】
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参道には今も30もの宿坊が立ち並び、随神門から250段の石段を登ると、神明造の本殿と権現造の拝殿・幣殿が標高929mの御岳山・山頂に建つ。宝物殿には日本三大鎧のひとつ赤糸威大鎧(あかいとおどしおおよろい) 国宝)をはじめ、国宝級の鎧や太刀などが展示されている。 (所在地:東京都青梅市御岳176番地)
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御嶽山 |
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本 殿 |
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拡大写真(1024x768)139KB 【E-1
62mm F3.5 1/80秒 ISO200】
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拡大写真(1024x768)210KB 【E-1
28mm F6.3 1/200秒 ISO200】
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遊歩コース
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御岳山は、山岳遊歩道が完備している。幼稚園児でも歩けるので、家族連れを含め、多くのハイカーたちで賑わっている。体力に合わせて各種コースがある。 |
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ロックガーデンコース(3時間):長尾平〜七代の滝〜天狗岩〜綾広の滝〜長尾平
日の出山往復(2時間):神代欅〜日の出山山頂〜神代欅
奥の院〜大岳山往復コース(5時間):長尾平〜天狗の腰掛け杉〜奥の院〜鍋割山〜大岳山頂・・・〜長尾平 |
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紅 葉 |
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銀 杏 |
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拡大写真(1200x900)118KB 【E-1
28mm F6.3 1/200秒 ISO200】
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拡大写真(1024x768)255KB 【E-1
54mm F4.0 1/160秒 ISO200】
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長尾平
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標高929mの御岳山は、夏は都心より気温が6〜7度も低く、野鳥や昆虫、植物の宝庫となっている。森林浴をはじめ、バードウォッチングなど、大自然との触れあいにはもってこいの場所だ。 |
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長尾平は、御岳山の中で唯一開けた平地のある場所で、緊急時のヘリコプターの着陸場所になっている。多くのハイカーの休憩場所として、また、遊歩コースの出発地点として賑わっている。 |
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長尾平には貴重な一軒の茶屋があり、多くのハイカーが利用している。御岳山は野鳥の宝庫であり、茶屋の主人がつくった餌場に多くの野鳥がやってくる。早速、超望遠により野鳥を追ってみた。この日はヤマガラ(山雀)の姿を捕らえることができた。 |
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長尾平の茶屋
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拡大写真(1200x900)175KB 【E-1
28mm/28-108mm F6.3 1/200秒 ISO400】
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山 雀
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スズメ目シジュウカラ科の鳥。全長約14cm。頭と喉は黒く、額、頬、後頭部は淡褐色をしている。背から尾にかけては青灰色、胸から腹部は栗色。日本、朝鮮半島南部、台湾にだけ分布する。 |
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平地から山地のよく茂った照葉樹林や落葉広葉樹林に棲み、1年を通じて同じ場所で見られることが多いが、秋・冬季には、平地の明るい林や雑木林に漂行するものもいる。 |
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主に高木の枝葉で採食し、昆虫を主食にしている。しかし、エゴノキやシイの実などがなる季節には、それらも食べ、余ったものは隠し場に蓄える。1年を通じて番(つがい)で暮らしていることが多く、群れになることはない。 |
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拡大写真(1024x768)119KB 【E-1
566mm F5.6 1/25秒 ISO800】
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拡大写真(1024x768)104KB 【E-1
566mm F6.3 1/320秒 ISO800】
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繁殖期には、雄は梢(こずえ)でツツピー、ツツピーと繰り返しさえずる。さえずり以外では、雌雄ともツツゼーゼーゼーという声をよく出す。森林内の樹洞で営巣し、巣箱もよく利用する。巣材には苔を多量に使い、産座には樹皮を敷く。1腹の卵数は5〜8個、抱卵は雌が、育雛(いくすう)は雌雄で行う。 |
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昔話の〈鳥呑み爺〉では、あまりにも美しい声で鳴くので、爺が思わずのみ込んでしまう鳥の一つになっている。人によく慣れるので、古来飼鳥とされてきた。反り身になって宙返りする性質があるので、かつては種々の芸を仕込んで見世物とし、金銭を得る者もあった。その演目には、水くみ、宙返り、おみくじ引きなどがある。 |
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拡大写真(1200x900)175KB 【E-1
566mm/100-400mm+EC14 F6.3 1/320秒 ISO800】
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ハイキングコースの起点・長尾平で一服した後、下山した。JR御嶽駅まで戻り、駅前の御岳橋から御岳渓谷を眺めた。御岳渓谷は、東京都にありながら環境庁(現環境省)の日本の名水100選に選ばれている清流である。太陽が西に傾き、晩秋の多摩川が静かに流れていた。
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日本の名水100選 夏の御岳渓谷 カヌーの御岳渓谷
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拡大写真(1200x900)175KB 【E-1
34mm/28-108mm F5.0 1/100秒 ISO400】
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注:文中の表記は全て35mm換算によるもので、
「274mm/100-400mm」は50-200mmズームの137mmで撮影したという意味である。
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《 撮影 2003年11月8日
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OLYMPUS E-1
14-54mm
50-200mm EC-14
500万画素
530枚 600MB
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標高929mの山頂には神社が建ち、門前町が形成され、茅葺き屋根の民家がある。御岳山の長い伝統と歴史の息吹を感じた。 |
御嶽講の記念碑の中に新しい碑が散見され、現在でも各地から講が組まれ、参拝客で賑わっていることに心を引かれた。 |
御岳山上の超僻地で生活をしている人たち。私と同じ青梅市民であり、東京都民である。ケーブルカーが人々の生活を支えている。〈 完 〉 |
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OLYMPUS E-1
の使用感(その2) |
今回も10月10日に新発売されたOLYMPUS E-1を使って全て撮影したが、バッテリー交換は不要で、寿命が長いのに驚いた。 |
長尾平では、50-200mmズームに1.4倍のテレコンバータを取り付け、超望遠の連写モードで、山雀(ヤマガラ)を手持ち撮影したが、その威力は素晴らしく、たまに12枚のバッファがフルになり、若干待たされることがあったものの、動きの早い野鳥の姿を見事にとらえることができた。撮影中はカシャ・カシャ・カシャ・・・という軽快な音に心が弾んだ。山雀は動きが早いので、E-20では絶対に撮れない。勿論、E-20の倍率は低いので、これだけ大きく撮るのは不可能である。 |
明るい場所であったが、ISO800にして、フルオートで撮影したのだが、結果は566mm F6.3 1/320 で撮影していた。超望遠にもかかわらず、高速シャッターのため手ぶれの影響もなく、F6.3と絞り込みができたので、全身にピントが合い、豊かな快調の写真が得られた。 |
ISO800にしたため、暗部に雑音が乗っていたが、フォトレタッチ・ソフトで雑音を除去したので、ISO800でも十分に実用になることが分かった。もっともISO400にしても良かったかなと思っている。 |
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