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平成17年(2005)5月2日〜3日に開催された青梅大祭は、今年も12町会から屋台式山車(だし)12台が青梅街道に繰り出した。9台の居囃子(いばやし)のほか、5体の山車人形が年に一度の姿を見せた。青梅街道は終日歩行者天国となり、爽やかな日差しの中で、見物客11万人がたっぷりと初夏の祭りを楽しんだ。 |
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今年の青梅大祭のポスターとチラシに、昨年撮影した私の写真が掲載された。ポスターは1500枚、チラシは12万枚印刷され、ポスターはチラシのスポンサーになった店舗や企業はじめ各町の自治体や商店街、公共施設などに配布されて掲示された。 |
平成17年のポスター |
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写真提供のキャプション |
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チラシは3万4千枚ほどが青梅市内の自治会組織を通して回覧で配布され、4月26日には6万3千枚が青梅の周辺地域(羽村、福生、瑞穂、あきる野)に新聞広告として折り込まれたほか、当日観光客に配付された。 |
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三輪の山車(住江町) |
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住江町 |
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青梅市住江町に鎮座する住吉神社*は、応安2年(1369)住吉三神と神功皇后(じんぐうこうごう)を祭神として創建された神社で、青梅宿の総鎮守である。風薫る5月3日(火)午前9時、住吉神社の境内には、白木造りの屋台に黒塗りの三輪が特徴の住江町の山車が置かれていた。 |
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山車を境内に置けるのは宮元町会の特権であろう。住江町は明治の頃は宮本町だったらしく、提灯には宮本と書かれている。祭りの町会名は小粋な墨江町である。まだ早いのか、子供たちが出発を待ちわびていた。 |
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*住吉神社由緒: 応安二年(1369)町内住吉山延命寺開山季竜が寺門守護のため故郷堺(大阪)の住吉大社の神を勧請奉祀したのに始まる(鎮座)。永正十年(1513)時の三田領五七ケ村領主、勝沼城主三田弾正氏宗、政定父子の協力にて当時の青梅村民が拝殿を改修、青梅村総鎮守とした。時に三月二八日、以後この日を祭日と定め、明治五年、太陽暦の採用で四月二八日となる。 |
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山車で遊ぶ子供たち(住江町) |
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住江町の山車人形は、通称キネマ通りの入口にある人形場(にんぎょうば)に展示されている。青梅駅前の青梅街道はレトロ調で統一され、映画館があるわけではないが、古い映画の看板がその雰囲気を醸し出している。 |
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キネマ通り角の墨江町人形場(住江町) |
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神功皇后 |
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住江町の山車人形は、宮元町会にふさわしく、住吉神社の祭神・神功皇后である。江戸時代の名人形師・仲秀英(なか・しゅうえい)の明治7年(1874)の作で、頭には松雲斎徳山(しょううんさい・とくざん)の天冠を被っている。応神天皇を懐妊した姿であることから、腹部にふくらみがある。 |
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神功皇后全身像(住江町) |
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天冠を被った神功皇后(住江町) |
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注:画像はデジタル写真上で補修しています。 |
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宮本の今年の拍子木は新藤晃さん。「御祭礼」「墨江町」と書かれた大きな拍子木を首にかけ、両手を一杯に広げて、頭上で木を入れる。花の菅笠(すげがさ)は邪魔になるので被れない。出発の合図が様式化され、豪華な祭り衣装をまとった拍子木は憧れの大役であり、独自の発展を遂げてきた青梅大祭の一つの特徴である。 |
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宮本の拍子木・新藤晃さん(住江町) |
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踊りと祭り囃子 |
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宮本の山車の上では、「墨江町囃子連」による祭り囃子の生演奏にあわせて、工夫を凝らした面と装束を身につけた踊り手たちが適宜交代しながら賑やかな踊りを披露する。 |
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写真の面は、能の演目・石橋(しゃっきょう)に使われる獅子口(ししぐち)。 |
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住江町の山車 |
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天ヶ瀬町 |
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天ヶ瀬町にある天ヶ瀬淵伝説の龍と金剛寺の青梅にちなんだデザインの山車は、平成7年(1995)に完成したもの。囃子連は「天ヶ瀬町囃子連」を名乗る。 吉野梅郷(金剛寺の青梅) |
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天ヶ瀬町の屋根方 |
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