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立山黒部アルペンルートに通じる大町温泉には、黒部観光ホテルのほか、立山プリンスホテルや黒部ビューホテルなどがあり、登山客の保養所としての役割が強い。 登山コース(大町市公式サイト) |
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大町温泉の無色透明の泉質は素晴らしく、疲れをすっかり癒した私は、次の日の5月6日(金)は朝早く起きて、ホテルのすぐ前を流れる鹿島川を散策した。 |
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黒部観光ホテル |
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昨日と一転してこの日は雲が広がってきたが、視界は良好だった。鹿島川の河原に下りて、北方の上流を眺めると、目の前に鹿島川の水源となる標高2670mの爺ヶ岳(じいがたけ)が聳えていた。 |
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標高3180mの槍ヶ岳は大町市の南方にあるが、大町市の北方には写真上の中央に聳える爺ヶ岳があり、その北に標高2889mの鹿島槍ヶ岳の双耳峰*(そうじほう)が見える。 |
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厳しい険しさと均整のとれた美しい双耳峰。それを併せ持つ山は鹿島槍ヶ岳以外にはなく、また、近代アルピニズムの発展の舞台であったことは、南の穂高連峰と双璧をなすともいわれる。 |
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*双耳峰:頂上部分が2つのピークになっている山。 日本では谷川岳や鹿島槍ヶ岳が有名。 |
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残雪の鹿島槍ヶ岳 |
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爺ヶ岳の左(南)後ろに標高2821mの針ノ木岳が顔を出していた。稜線は線を引いたように黒ずんで見え、融雪が進んでいることを伺わせる。 |
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融雪の進む針ノ木岳 |
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日本三大雪渓*(せっけい)の一つである針ノ木大雪渓のそばにある標高2541mの針ノ木峠は、北アルプス最高所の峠で、戦国時代の武将・佐々成政(さっさなりまさ)の針ノ木峠越え伝説**で有名。 佐々成政の「さらさら越え」 |
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江戸時代から明治末期まで富山県側から大町地方へ塩と魚を運ぶ移入路として利用された。国内初の山案内人組合をつくり、大沢小屋や針ノ木小屋を建てた百瀬慎太郎(ももせしんたろう)が登った道で、毎年6月の山開きには慎太郎祭りが開かれる。 |
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*雪渓:積雪に都合の良い谷地形の中に局地的に多量に降り積もった雪が夏に遅くまで溶けきらずに残ったもの
*日本三大雪渓:剣沢(剣岳)・針ノ木大雪渓(後立山連峰)・白馬大雪渓(白馬岳)
**針ノ木峠越え伝説:戦国時代、越中の領主・佐々成政が豊臣秀吉に対抗するため徳川家康との同盟を期待して雪の峠越えをしたという。 |
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北アルプスの水 |
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大町温泉を出発したバスは、昨日と同じように北アルプスを背景にした素晴らしい田園風景を右(西)に見ながら南下し、このツアー最大の目的地である上高地に向かった。 |
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アルプスの水郷 |
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バスの車窓から菜の花畑が見えた。「♪ 菜の花畑に入り日うすれ・・・」と歌った唱歌「おぼろ月夜」を思い出した。菜の花畑は都会では見ることのできない日本の原風景であるだけに、安らぎを覚える。 |
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チューリップ畑 |
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♪ 咲いた 咲いた チューリップの花が 並んだ 並んだ あか しろ きいろ どの花 見ても きれいだな
小さいときに口ずさんだ童謡「チューリップ」の歌詞そのものの光景が見事に再現されていた。 |
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