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 感動写真集

2006年9月10日改訂

♪埴生の宿メドレー

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2006年6月10日作成

遺跡で遊ぶ子供たち

遺跡で遊ぶ子供たち(アンコール・トム/カンボジア)

カンボジア世界遺産

カンボジア国旗

アンコール・ワット

榕樹

タ・プローム寺院  Ta Prohm

 タ・プローム寺院は、バイヨン寺院を建立したジャヤヴァルマンVII世が、母の菩提を弔うため、1186年、アンコール・トムの東方1kmに建てた仏教寺院であるが、仏教色の強い彫刻が削り取られていることから、のちにヒンドゥ教に改宗したようである。

四面仏塔を通って寺院に向かう観光客たち

四面仏塔を通って寺院に向かう観光客たち

 タ・プローム寺院は、東西約1000m、南北約700mの大寺院で、碑文によると、当時僧院には5000人の僧侶と600人の踊り子が住んでいたという。寺院の建設にはアンコール・ワットと同様の砂岩が使われているが、周壁や住居にはラテライト(紅土)が用いられている。

あえて修復しない遺跡

あえて修復しない遺跡

拡大写真(1280x960)325KB

 当初この地を訪れたフランス人達は、瓦礫の山をみて、地震によって崩壊したものと考えたが、カンボジアには地震がないことが分かり、自然に崩壊したことが分かった。

巨大な蛸足のようなスポアン(榕樹)

巨大な蛸足のようなスポアン(榕樹)

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 そこで大自然の驚異を明らかにするため、あえて修復を行わずに放置したところ、スポアン(榕樹ようじゅ*が繁茂し、その根が蛸足のように伽藍にまとわりついて、今にも押し潰されそうになった光景で知られるようになった。

*スポアン(榕樹):ガジユマルの一種で、 気根・板状根を巡らし、大木化する。

巨大なスポアン(榕樹)

巨大なスポアン(榕樹)

 大木が遺跡を浸食する光景は異様で、栄枯盛衰や諸行無常に深い共感を覚える日本人や東洋人に対して強烈なインパクトを与える遺跡である。

スポアン(榕樹)に押し潰されそうな回廊

スポアン(榕樹)に押し潰されそうな回廊

絞め殺しの木  killer tree

 絞め殺しの木は、樹上で発芽し、気根を降ろして成長し、やがてもとの木の表面を自分の根で覆いつくし、最後にはその樹木を絞め殺し、自らは気根から発達した幹によって自立する。傷をつけるとゴムを含む乳液が出るクワ科イチジク属の木に多くの例がある。

 英語ではフィグ・ツリー fig tree / フィグ・ヴァイン fig vine といい、イチジクの木このとである。実を食べる日本のイチジクの木を連想すると理解できないが、熱帯のガジュマルやインドボダイジュ・インドゴムノキもイチジク属で、ときに絞め殺しの木となる。写真下は、回廊を覆ったもとの木が絞め殺しの木で枯れてしまっている。

絞め殺しの木で覆われた遺跡

絞め殺しの木で覆われた遺跡

拡大写真(1280x960)350KB

 

リンガに代えられた仏像

 

 仏教寺院がのちにヒンドゥ教寺院に使われるようになったため、写真下の建物の破風(はふ)は、仏像が削り取られ、そのあとにリンガが祀られている。

仏像の代わりにリンガ(男性器)が彫られた破風

仏像の代わりにリンガ(男性器)が彫られた破風

拡大写真(1280x960)350KB

ヒンドゥ教シヴァ派の御神体

 ヒンドゥ教シヴァ派の寺院では、御神体としてシヴァリンガが安置されており、それが礼拝の対象となっている。シヴァリンガは、リンガとヨーニの二つの部分からなり、ヨーニの中心部にリンガと呼ばれる先の丸い円柱が立っている。

 ヨーニは女性器の象徴、リンガは男性器の象徴であり、性交した状態を示す。我々は性交しているシヴァのシンボルを女性器の内側から見ている形になっている。これは、シヴァ神が女性と性交して現われたのがこの世界で、そこに我々が住んでいるという教義を示すものである。

遺跡で遊ぶ子供たち

遺跡で遊ぶ子供たち

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クメール伝統音楽

 戦争のために身体障害者となった人たちが観光客相手に民俗音楽を演奏していた。戦後の傷痍軍人を想起させる光景である。タイの通貨(紙幣)を喜捨したところ、随分長い間演奏してくれた。タイの紙幣はカンボジアでも通用し、米ドルもOKなので、観光客は米ドル主体で買い物をする。

身障者による伝統音楽の演奏

身障者による伝統音楽の演奏

拡大写真(1080x800)206KB

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