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 特集!旅紀行

2005年8月7日改訂

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昨 日

♪Song of India (Rimsky-Korsakov) Flute MIDI by Kasuga

                   

2004年3月12日制作

牛追い

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インドの牛追い

インド通信

第 27 集

2005年8月7日(日)  
新シリーズ / 路上にて編 「チャンドラ・ボース」
どしゃぶりのバグムンディで、このレポートを打っています。 土砂降りと書くと、なんか、土建屋の雨という感じで、暴れん坊の雨の雰囲気になりますが、さすがに、モンスーンの時期の、ベンガルの雨は、激しいです。叩きつける感じで、空から落ちて来ます。

先月27日のムンバイの大雨は、死者が、950名を超えた報道までは捉えましたが、いまだに、ムンバイ周辺では、雨が続き、洪水の余波が残っているようです。バグムンディも、今年は雨が多く感じますが、下ダム、これで、ご紹介は、3回目ですが、湛水開始から、38日目で、ここまで、貯まって来ています。どうです、どんどん、貯まっていっています。 画像中央に見える、テールレースアウトレット(排水口)が、水没するのも、もうじきでしょう。今、湖は、茶色ですが、もちろん、ベンガルで茶色い雨が降るわけでありませんで、大地が茶色なので、川の水が流れ込んで貯まった下ダムの湖水も、茶色なのですが、将来は、泥も沈下し、湖らしい色に、落ち着いて来ると思います。

下ダム 2005.8.7

下ダム 2005.8.7

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ベンガルでも、モンスーンのこの恵みの雨を生かして、今、田植えが最盛期です。自然と心が解かれ、ほっとしてしまうような世界を、このあぜ道からその先に繋がる空間に感じて頂きたくて、ご紹介することにしました。インド亜大陸の人を圧倒するキャラクターは、たっぷり雨水を吸収しても、びくともしない、この豊穣の大地のせいでしょう。 この土地の空気を吸うだけで、こちらにも、気が篭ってくるのがわかります。

あぜ道/田植えの季節

あぜ道/田植えの季節

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昨日は、広島の原爆投下から、60年ということで、BBCテレビでも、特番が流され、あるいは、雑誌のTIME、ニューズウイークでも、力の入った特集が組まれています。

核弾頭も、アメリカとロシアの超大国に、そのほとんどが存在するとは言え、現在は、中国、フランス、イギリス、イスラエル、インド、パキスタンにも存在し、そして、北朝鮮、イランの両国が、保有可能性国として、今、問題視されているのは、日本の皆さんのほうが、お詳しいと思います。開発の能力を持っている国としては、ブラジル、アルゼンチン、ブラジル、チリ、南アフリカ、オーストラリア、インドネシアが、現在は、上げられるようです。(TIME2005年8月1日号より)

私も、最初の赴任地が、広島でしたし、また、母の兄が、太平洋戦争で、フィリピン沖で、戦死して、先の尖ったお墓が母方の実家にありますので、このお盆の時期には、戦争のことを、毎年考えてしまいます。

インドは、第2次世界大戦では、国が戦場となることは、ありませんでしたが、イギリス軍の協力部隊として、インド軍は、世界各国で戦っています。 日本終戦の丁度2年後の、1947年8月15日に、イギリスから独立を勝ち取っています。
ベンガルで、勤務しておりますと、ベンガル語で、ネタジ(Netaj=指導者)と呼ばれている、チャンドラ・ボース将軍のことを、抜きにしては、ベンガル人と会話出来ません。

ガンジー像は、ベンガルでは決して多いと思いませんが、チャンドラ・ボースの胸像や絵は、至るところで、見ることが出来ます。 今も、独立戦争の英雄として讃えられ、史実では、1945年に、台湾で、飛行機事故で亡くなっているのですが、今も、存命という伝説があるぐらい、ベンガルでは人気があります(今、生きていたら、108歳です)。亡命先のドイツから、祖国インドの独立のため、ドイツ軍のUボートで出航、マダガスカル沖で、日本軍の伊号潜水艦に乗り換えて、シンガポールまでたどり着き、そこでインド国民軍を創設し、日本軍と印パール作戦を展開した将軍ということで、日本では有名ではないでしょうか? 

ちなみに、新宿中村屋の相馬家のお嬢さんを奥さんに貰ったのが、ビハリ・ボースで、彼も、インド独立の志士ですが、独立活動で高い評価を残すと同時に、中村屋の看板商品のインドカリーを日本に伝えたことでも、その名前が有名なようです。あのカレーのファンの方も、多いのではないでしょうか。

おまけに、この現場を始めた時に、私は、地元の紹介で、苗字が同じだったので、ロトン・ボース君を雇いましたが、このボース君は、とんでもない生臭坊主でして、すぐ、お引取り頂きました。 苗字で人を雇ったら、いけません。 あっ、私も、高名な設計家と、苗字は一緒ですが、デザインのセンスは、まったくありませんし、人のことは言えません(笑)。 でも、すご〜く遠い親戚かもしれません・・ということで、今のこの会社に潜り込ませて頂きましたので、嘘にならない程度の同姓というのは、役に立つことはあります。

では、今回は、このバグムンディ村で、チャンドラ・ボースを拾ってみましたので、どうぞ、お楽しみ下さい。

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1)交差点 この胸像が、ベンガルの村ごとにあると言っても過言でないほど多い、チャンドラ・ボースの胸像です。この辺りの村の道は、舗装はまだまだで、雨が降ると、牛の糞とかと混じった肥料たっぷりの泥道になってしまいます。

交差点

2) 壁絵 軒の壁には、このような、チャンドラ・ボース画が。 先の交差点の茶店の壁にも、ありました。 このジープは、タタ自動車製のスモウというタイプで、うちの現場でも多数使っていますが、現場での使い方も荒いのですが、よく故障します。スモウの名前は、日本の「相撲」から来ているようです。

壁絵

3)子供たち この村では、フォト〜!の一言で、子供たちが、湧く様に、集まって来て呉れます。2050年、インド15億人突破は間違いない!と思えるほど、子供が多いですし、皆、よく遊び、よく働いています。 伸びてる国は、活気満々です。

子供たち

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4)党事務所 フォワード・ブロック党(FB)は、チャンドラ・ボースが創設した政党です。ライオンが、飛び掛かる紋章が、この党のマークです。このバグムンディでは、西ベンガル州の政権を握るインド共産党マルキスト派(CPIM)を押さえて、FBが、第1党です。

党事務所

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5)サムソナイト 湛水式で、幕字を書いてくれた村のペインター、ビーン君に、私のサムソナイトのスーツケースに、チャンドラ・ボース像を描いて貰いました。400Rs(千円)/個。 なかなか立派なスーツケースになりましたので、今度の成田空港が、ちょっと心配です。

サムソナイト

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以上、「ベンガルの路上にて」で、チャンドラ・ボース将軍を、5枚、ご紹介しました。

今日の日曜は、午前中は、来客対応だったのですが、午後から、ぶらりと、ジープで、村を流しましたら、幸運なことに、コブラ使いが、回って来ていて、10数枚、撮影させて貰えました。撮影のお礼は、5ルピー(13円)でよいとのことでしたので、50ルピー、気前良く渡しておきました。 私のカメラのレンズに怒ったのか、威嚇で飛びつかれそうになり(凄く速いです)、蹲踞のまま、ひえ〜っと、後ろに飛び下がり、周りで見学の村人たちに大声で笑われました。 コブラは、インドでは、神様の使い、縁起物ですので、日本の皆さん用に、2枚、つけておきます。 この画像で、お盆に、何か、福が来るかもしれませんよ。

コブラ使い

コブラ使い

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ナガ(コブラ)攻撃姿勢

ナガ(コブラ)攻撃姿勢

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では、最後に、ベンガルの子供たちからも、ごきげんよう! 皆さん、今週一週間、頑張って、よい盆を、お迎え下さい。

(あたしは、このお盆は旅に出て、インドの西のアジャンタ・エローラの仏教遺跡を目指しますので、次号は、8月下旬に!)
丹下誠司拝   於 バグムンディ
2005年8月7日(日)
http://wadaphoto.jp/kikou/india.htm
Taisei Corporation
Purulia Pumped Storage Project
West Bengal, India
Extra 茶店のオヤジと子供たち このオヤジは、いつも、穏やかで、茶ーを飲んでいけと勧めて呉れます。屋台を置いて、横の寺院で、撮影しました。よい記念になったと思います。これで、10枚です。
今日の朝の一仕事は、JBIC(国際協力銀行)さんの対応で、東京から、3名、来られていました。 なんと、ワダ☆フォトギャラリーで、インド通信を見ているとのことで、こちらも、驚きました。悪いことは出来ません(笑)。

茶店のオヤジと子供たち

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2005年7月31日(日)  
路上にて編 「オールドデリー」

今週は、インドが荒れに荒れた週でした。デリーの近郊都市グルガオンで、25日(月)、26日(火)と、ホンダ二輪さんの労働争議で、警官隊と、労働組合が衝突し、 100名以上が怪我をし、27日(水)には、ムンバイで、944ミリ(24時間)の、記録的な豪雨で、死者450名以上、で、28日(木)には、うちの州のすぐ北のビハール州で、列車に爆弾が仕掛けられ、10名以上が爆死したとの報道が流れました。 インドは、国もでかいですが、事件や災害のスケールも、桁が違うように思います。

毎日平和にヤマ暮らし中の我々にとっても、こうした事件や災害は、他人事では済まず、ホンダ二輪での労働争議の原因となった、似たような事象が、うちの現場にもないか?の再点検とか、あるいは、ムンバイからの列車がこのスーパー大雨のために運休となってしまい、帰任する所員用に、カルカッタまで陸路で400kmを送り込む車を仕立ててみたり、あるいは、ここプルリアも、分離主義者のマオイスト(毛沢東派)の活動エリアとの指定を警察当局から受けていますので、所員に、列車爆破事件をリマインドしたりなどと、ほんと、よその土地での他人事・・にならないように、適時、所員に情報を流して、注意を喚起するようにしています。海外工事では、心配種が尽きませんが、しかし、いつかは、いずれは、わが身に降りかかることと思って、勤務していなければなりません。

では、新シリーズの『路上にて編』、今回は、オールド・デリーの路上にての撮影で、3枚をご紹介します。
1)水汲み この国の凄いところは、子供が、ほんとよく働くことです。これは、都会でも、田舎でも、変わりません。子供は、財産。子供が、生活に組み込まれていることもありますが、家族の絆も深まり、これは大事なことだと思います。この男の子は、道路の角の露天で、チャイ屋(喫茶店)を、やってます。

水汲み

2) ミシン イスラム街にて。子供が、壊れたミシン台に乗り、無邪気に、遊んでいます。たぶん、女の子。 お姉ちゃんが左手で握った、この子の右手首には、祈りごとがかなう、『ダガ』という糸輪があります。 たぶん、親がしたのだと思いますが、すくすくと、この子が育つことの、親御さんの願いでしょう。

ミシン

3)花火屋 インド最大のモスク、ジャミマスジッド近くの花火問屋の店先です。 日本も、これから花火の季節でしょうし、インドにも、花火屋があるということで。インドにも、ちゃんと、打ち上げ花火もあります。花火の起源は、たぶん、戦闘用でしょう。真っ暗な夜空に上がる、インドの花火も、日本に負けず劣らず、きれいですよ。

花火屋

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オールド・デリーは、イスラム色が非常に強いので、昔、インドネシアに居た私としては、懐かしい気分に浸れるので、とても好きな街です。

最近は、ロンドンでの爆破事件とか、イスラム批判に繋がってしまうような報道が多いと思います。それは、報道としては、当たっているのかもしれませんが、非常に怖い思いがします。世界が、宗教対立化していくと、争いも、解決の道もなく、泥沼化していくと思います。しかし、どこで、お互いのボタンの掛け違いが起こってしまったのでしょうか。問題の根っこは、人間の業ということで、その宗教の起源の辺りまで、遡ってしまうのでしょうか。

手元の統計図では、今、世界の人口は、63億人。 うち、キリスト教徒が21億人、イスラム教徒が13億人、ヒンドゥー教徒が9億人、儒教、道教、中国民間宗教で4億人、仏教徒も4億人、シーク教徒が2500万人、ユダヤ教徒が1500万人、その他(無宗教を含む)で12億人と、キリスト教徒とイスラム教徒で5割を超えしまいますので、いかに、この両宗教のパワーバランスが、世界の安定の為に、重要かがわかろうというもんです。

インドにも、人口の約12%=1億3千万人のイスラム教徒が居ると言われてますので、インドのイスラムを知って頂くという意味で、7月初旬に、ワダ☆フォトギャラリーで編集&掲載していただいた、インドが誇る世界遺産、フマユーン廟を、ご紹介しておきたいと思います。

http://wadaphoto.jp/kikou/fuma1.htm

お互いの宗教の違いを認識しつつ、さらに、お互いの理解を深めるという意味で、歴史も含めて、学びは、欠かせません。 お時間のある際に、ぜひ、覗いてみて下さい。

最近のこの国の宗教事件では、今月5日にも北インドのウター・プラディシュ州のアヨーディヤで、ヒンドゥー教徒の聖地に、重武装したイスラム教テロリスト6名が、ヒンドゥー教のラーマ寺院の破壊目的で突入し、寺院に100mの地点まで到達するも、激しい銃撃戦の末、テロリストは全員射殺され、寺院は無事だったという事件が起きており、インドも、宗教的には、各宗教徒が共生共存しつつも、火種は、まだまだ至るところにあると言えます。

海外で勤務しておりますと、その土地では異教徒になることが多いだけに、日本人も、自身の宗教を、再認識せざるを得ません。私も、また、お釈迦様が悟りを開いたブッダガヤを、再訪してみたくなって来ています。

以上、路上にて、第2弾でした。 明日からは、もう8月。 日本の皆さんは、暑さで疲れもピークだと思いますが、お盆休みに向け、頑張って下さい。こちらは、もうすっかり涼しくなり(昼間で、30℃ぐらい)、夜は、雨音で(酒でか?)、ぐっすり眠れますので、体調も絶好調です。
丹下誠司拝   於 バグムンディ
2005年7月31日(日)
http://wadaphoto.jp/kikou/india.htm
Taisei Corporation
Purulia Pumped Storage Project
West Bengal, India
2005年7月24日(日)  
新シリーズ / 路上にて編 「バグムンディ」

3週間のご無沙汰でした。 皆さんは、お変わりございませんでしたか? 現場のほうは、すっかり様変わりして、下ダムも、湛水から、25日間で、ここまで貯まっていました。本日の撮影です。 これから、2年かけて貯めるわけですが、今年のモンスーン(雨季)は、どうも雨が少ないようで、貯まり具合を、若干心配しています。暑い土地なので、蒸発も、相当なものがあると思います。湛水式は、先日、無事に終わりましたが、今度は、雨乞い式で、また、私は、私の風船部隊を率いて、バルーン上げの段取りをすることになるのでしょうか・・・

下ダム 2005.7.24

下ダム 2005.7.24

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インド通信も、2004年1月18日(日)に出しましたので、もう1年半を越えたことになります。でも、さらに、お調子者になって、今編は、「路上にて」と題し、今のインドを、大好きな路上歩きで拾って、皆さんにお送りしてみたいと思います。

昔は、大成の子弟の教育用で、海外現場運営編などで、海外技の伝授を試みたのですが、私の予想では、海外勤務=面白そう=簡単と、わんさか、インド希望者が出てきて、こちらも、恵比寿顔で、左団扇で遊べるはずだったのですが、目論見は脆くも崩れ、とうとう、インド5年目に突入してしまいました。学校で例えれば、大学院進学ですし、務所(むしょ)暮らしで例えれば、傷害で服役中も、恩赦ちょいと前・・という感じでしょうか。最近では、成田空港よりも、カルカッタ空港に着いたほうが、なんか、故郷に帰って来たような、ほっとした気持ちになれますので、不安、不満も全く無い、逆にやばい状況です。最近は、もう一度、結婚でもして、人生をやり直そうとも思いませんし、ころっと行くと、そのまま極楽に行けるような悟りの心境に達しています。

では、路上にて編、第1本目は、うちの現場のあるバグムンディからです。 

画像は、本日、撮影して来たばかりです。今回の日本の休暇で、1GBのコンパクトフラッシュを、アマゾンドットコムで、8400円で買えましたので、その試し撮りでもありましたが、日本製(ハギワラシステム)で、全く問題なく作動し、これ一枚で、300枚は撮影出来ますので、枚数を気にせず、がんがん撮影出来ることになりました。何年か前までは、1GBだと、5万円近くしていたと思いますので、デジ一眼派には、この低価格化は本当にありがたいです。

インドは、バックパッカーたちの聖地ですので、毎年、数多くの方が、地球の歩き方などのガイド本を片手に、この国を訪れているようですが、バグムンディは、これらのガイド本には掲載されていませんので、まず旅行者は来ない、まだこれからのスポットです。来年の満水後には、2つのダムの見物で、だんだん人気が出てくる土地になることは、間違いありません。

ちなみに、バグムンディは、西ベンガル州西部に位置し、カルカッタから、直線で約250キロ、実移動では、350キロを、約8時間かけて、列車と、ジープで、たどり着くことが出来ます。 成田からですと、約6000キロで、待ち時間を入れても、大体36時間ぐらいで、来れます。日本発券の格安航空券なら、13万円ぐらいで来ることが出来ます。

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1)順番待ち インドは、ヒンドゥー教ですが、基本的に、日曜が休みです。農村地帯のバグムンディでも、日曜に、散髪のケースが、多いようです。

順番待ち

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2) 農家の軒先 軒先の壷は、鳩の巣箱用です。 扉の間に置いてあるのが、日本の縁台に当たるものです。網目ですが、なかなか快適な寝心地です。

農家の軒先

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3)子守 この村では、子守は、子供の仕事です。特に女親が、野良仕事担当で、よく働きますので、子守役が子供に回ってくるわけです。たっぷり抱かれた子が、優しい子に育つのでしょうか。

小守

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4)牛追い インドの牛は、概して、痩せています。 白い牛は、神様の乗り物だと言われながらも、しっかり、農耕用で、働らかされています。

牛追い

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5)オヤジ 壁には、クリシュナ神と、その妻のラディカ神の像が、魔よけで、嵌められています。偶像崇拝の、ヒンドゥー教徒の家であることがわかります。

オヤジ

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6)昼寝 村の溶接屋さんですが、今日は、日曜の休みで、玄関で、午睡中です。私は、このような足の折り曲げが出来ません。

昼寝

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7)靴磨き インドは、特に手技が素晴らしく、洗濯と、靴磨きは、素晴らしい出来上がりを、保証します。また、値段も、日本とは比較にならないほど安いです。

靴磨き

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以上、「バグムンディの路上にて」で、7枚でした。私は、あと、30年ぐらいして、80歳を越えたら、老妻を連れて、この村をまた訪れて、ダム工事で、一緒に仕事をしたこの村の仲間たちと、また会ってみたいと思っています。いくらなんでも、その頃は、この村も、ケータイが、圏内になっているのではないかと思います。

バグムンディも、日中の日陰で35℃と、随分、過ごし易くなっています。少し、蒸し暑く感じるのは、湿度が50%を越えるせいですが、周りの樹々が、連日の雨で、たっぷり水を吸っていますので、生き生きとした緑が、目にまぶしい季節です。このインドで、人に気が篭(こも)るのは、圧倒的な土(つち)の大地のせいだと思います。

私の大好物のマンゴも、シーズンを終え、いよいよ最後の小ぶりなものになり、市場から急に減り始めました。今日も、2個食べましたが、大地からの豊穣の気が、こちらの身体に入って来るのがわかるような果物です。形が、いかにも臓器に似て、エネルギッシュだからでしょう。

以上、バグムンディ賛歌でした。 では、ごきげんよう!

プロフィール

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撮影・原作 : 
 

丹下誠司たんげせいじ

 

職業:大成建設(株)勤務

住居:インド共和国西ベンガル州プルリア地区バグムンディ村
趣味:インドの神像収集
  (前任地のインドネシアの絣(イカット)も100枚ほどのコレクションがあります)
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