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マチュピチュ北部に自然石で造られたコンドルの神殿があり、半地下の部分に牢獄があることから、拷問場とも呼ばれている。「コンドルの神殿」という名は、外形が翼を広げたコンドルの形をしていて、手前の地面にある岩(コンドルの石)がコンドルの頭の形に切り出されていることによるという。 |
インカ帝国では、アマスア(盗まない)、アマケア(怠けない)、アマユア(騙さない)の掟を破った者に重い刑が下された。罪人は暗い牢獄に入れられ、制裁のために拷問を受け、毒グモなどが投げ込まれたという。 |
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コンドルの神殿(拷問施設) |
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神殿(牢獄)の手前の地面にあるコンドルの頭を模したコンドルの石。受刑者の拷問に使われたといわれる。また、溝が彫られていることから、生贄の血を注いで、儀式に使われたともいわれる。 |
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拷問に使われたコンドルの石 |
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インカ帝国の石組みは、カミソリの刃1枚も通さないような精巧なものがある一方で、写真のように、粗雑な石組みのものもある。建物の重要性によって、使い分けられていたものという。 |
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石垣の間を巡り歩く観光客たち |
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曲線を描いている石組みは、この太陽の神殿のみである。土台はクスコにあった太陽の神殿とよく似た造りになっている。不等辺四辺形(台形)の大きな窓が見える。自然石の上にカーブを描いて見事に組み上げられた石造りの構造物は、マチュピチュ随一といわれ、とても美しい。この下部に墳墓(ふんぼ)がある。 |
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曲線が美しい太陽の神殿 |
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不等辺四辺形の窓の外側に突起物がある。何に使われていたかは謎であるが、儀式の際に必要だったためにこうした突起を設けたものであることは間違いない。インカ文明は文字のない世界なので、もし文字があれば、残された書物や石に刻まれた文字などから、解読の手がかりが得られたことだろう。 |
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「太陽の神殿」下部の墳墓 |
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石を削って造られた水路が張り巡らされ、17の水汲み場から聖なる水が流れ出ている。水は遠く山のかなたから石の溝を伝って流れてくるという。インカの土木技術の高さには驚かされる。 |
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アンデス山中から湧き出る聖なる水 |
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遺跡には、居住区画をはじめ何処にもトイレがない。500人が暮らしていたというのだから、トイレはどうしていたのだろうか。現在もないので、観光客は、マチュピチュ入口の有料トイレですませてこないといけない。 |
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見張り小屋 |
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