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第1ボスポラス橋の新市街側のたもとがオルタキョイ Ortakoy 地区。ここは海峡沿いに住むリッチな若者が集まるスポットで、毎週日曜日にはオルタキョイ・ジャーミー Ortakoy Camii の周辺でフリーマーケットが開かれる。 |
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お洒落な海沿いのオルタキョイ |
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撮影:高久雅喜 |
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地元民で混雑しているが、観光地化したグランド・バザールなどとは違う素朴さがある。店頭に並ぶのは、女性ムスリムには必需品の色とりどりのスカーフや皮小物、ビーズ細工、青い目の玉のお守り・ナザールボンジュウなど。トルコ版クレープのヨズレメを焼く屋台もズラリと並んでいる。夏には橋の下が屋外ディスコと化す。 |
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トルコ版クレープのヨズレメを焼く綺麗な女性 |
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拡大写真(1400x1050)245KB |
撮影:高久雅喜 |
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第1ボスポラス橋のたもとに建つ白亜のオルタキョイ・ジャーミー Ortakoy Camii (オルタキョイ寺院)は、海のすぐそばにあるため、海峡クルーズの見所の一つとなっている。アブドゥルメジト I 世( Abdulmecit 在位1839〜1861)がドルマバフチェ宮殿を設計したニコゴス・バリアンに命じて1854年に建設させた。 |
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海峡から見たオルタキョイ・ジャーミーと新市街 |
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広い窓から明るい光りが差し込み、日中の照明は不要。薄緑色の絨毯が爽やかで、心が和むモスクである。写真正面がキブラ壁で、その中央のくぼみがミフラーブ。イスラム教の聖地メッカの方向を示している。 |
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オルタキョイ・ジャーミー内部 |
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撮影:高久雅喜 |
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ガラタ橋 Galata köprüsü は、金角湾 Golden Horn Bay に架かる旧市街と新市街とを結ぶ橋で、この橋の上から釣り糸を垂れる光景が見られる。鯖(さば)や鰯(いわし)などの小魚が釣れる。 |
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ガラタ橋の魚釣り |
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拡大写真(1400x1050)234KB |
撮影:高久雅喜 |
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イスタンブールでは海辺のあちこちで釣り糸を垂れる太公望たちが目に付く。フィッシングは、古今洋の東西を問わず、海に面した土地に住む人々の趣味と実益を兼ねた娯楽であり、トルコでも例外ではない。 |
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トルコの太公望たち |
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撮影:高久雅喜 |
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BGMに流れる軽快なテンポを持つピアノ曲は、オーストリアが生んだ作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart (1756〜1791)が作曲した ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲」。 |
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神童と呼ばれたモーツァルトのピアノ・ソナタの中でも、広く愛奏されている作品のひとつ。第3楽章がこの有名な「トルコ行進曲」。オスマン・トルコの軍楽隊の進軍が目の前に迫ってくる。 |
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オスマン帝国の要塞ルメリ・ヒサル Rumeli Hisarι (ルメリ要塞)は、第2ボスポラス橋のヨーロッパサイドにある。コンスタンチノープルの攻撃に備え、黒海から南下してくる応援部隊を阻止するため、メフメット II 世の命により、1452年に1万人の労働者を動員し、幅700m弱の最狭部に僅か4ヵ月で完成したという。 |
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ルメリ・ヒサル(左)と第2ボスポラス橋 |
第2ボスポラス橋
橋長:1,510m(中央支間長:1,090m) 施工:IHI・三菱重工・日本鋼管(1986〜88年) |
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パノラマ写真(1800x580)176KB
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第2ボスポラス橋とアナドル・ヒサル(右) |
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拡大写真(1600x990)197KB
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対岸には1391年にメフメット II 世の曾祖父バヤジット I 世が築いたアナドル・ヒサル Anadolu Hisarι があり、両岸の要塞により、ビザンチンの援護に駆けつけた西欧の艦隊を足止めさせた。 |
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ルメリ・ヒサル博物館 |
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ルメリ・ヒサルは、後に監獄として使用され、現在は劇場として利用されている。また、博物館として一般公開されており、夏場には各種コンサートが開催されるという。 |
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要塞の出入口 |
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ボスポラス海峡最狭部の要塞 |
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ボスポラス海峡の要衝に位置するルメリ・ヒサルは見通しが良く、風光明媚であることから、廃墟が修復されて一般に公開され、観光客で賑わっているが、対岸のアナドル・ヒサルは、廃墟のまま放置されている。 |
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要塞の内部 |
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海峡を睨むルメリ・ヒサリ |
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トルコ語でルメリとはヨーロッパ、アナドルとはアナトリア(小アジア)を意味し、ヒサルは要塞。ルメリ・ヒサルはヨーロッパ側の要塞、アナドル・ヒサルはアジア側の要塞ということになる。 |
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海峡最狭部に架かる第2ボスポラス橋 |
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