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平成20年(2008年)元旦(火)早朝に三重県鈴鹿市の白子(しろこ)海岸に行った。近くに江島若宮八幡神社があり、毎年、年越し参りをした人々や、初日の出を参拝する人々が夜明け前から大勢砂浜に集まってくる。 |
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元旦の白子海岸(三重県鈴鹿市) 2008.1.1 |
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江島若宮八幡神社の神職や氏子たちの禊ぎのほか、空手や少年野球チ-ムの団参もあるという。この日も、越中褌と白鉢巻姿の人たちが、初日の出にあわせて海に浸かり、初禊ぎをする光景がみられた。 |
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白子海岸の初日の出 |
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はつひので うみのらいはい しろふどし |
The first sunrise of the year,
Worship in the sea
wearing white loincloth. |
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初禊ぎを終えた裸たち |
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初日の出の海岸でパフォーマンスを演じているダンスチームは、大学生など若い女性ばかりの「極津(ごっつ)」と鈴鹿市の若者グループ「風神(ふうじん)」の人たち。 |
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こうさいを せおうおどりこ はつひので |
The first sunrise of the year,
Dancers carrying the brilliance
on their backs. |
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太陽の恵み |
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また、鈴鹿市にある鈴鹿工業高等専門学校のシンクロナイズド・スイミングクラブは、第2回全国高校ウォーターボーイズ選手権で優勝しており、近隣では有名で、毎年学園祭にはプールの観覧席に入れないほどのファンが押し寄せ、そのコミカルな演技は観客をおおいに沸かせてくれる。 |
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褌ダンス |
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このようなメンバーたちが初日の出を背に踊ったり、海に飛び込んだりのパフォ-マンス見せて、観客を楽しませてくれる。伝統の神事や祭事ではないが、毎年元日の朝に行われており、鈴鹿市の新春の風物詩となっている。 |
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太陽と若者たち |
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ふんどしの すけてみえおり はつひので |
The first sunrise of the year,
Their loincloths
look transparent. |
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Dance of red loincloth |
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赤褌パフォーマンス |
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はつひので うみにあかふん やくどうす |
The first sunrise of the year,
Energetic guys of red loincloths at sea. |
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赤褌海水浴 |
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2008年2月8日、市川清さんから「宝光院はだか祭の写真」という見出しで、初めてのe-maiが届いた。 |
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和田様
突然メ―ルを送信し申し訳ありません。私は三重県四日市市に住まいます71歳の「市川 清」と申します。いつもネットで貴殿のお祭りの写真を拝見させていただき、教材にさせていただいており、ありがとうございます。 |
写歴は50年を超えましたが、職にある間はほとんど撮っておらず、65歳でリタイアした後、四日市在住で風景写真家の山下茂樹プロの教室で3年ほど手ほどきを受けました。・・・ |
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3年前にデジカメ(Fuji S3pro)を入手、もっぱら近隣のお祭りを追っかけて撮っています。Fuji S3proは連写に弱く、昨年夏故障したのを きっかけに NIKON D200 を入手し 目下はNIKON D200 を主に使っております。・・・ |
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と、丁寧な自己紹介のあと、メールに添付された大垣市・宝光院のはだか祭の写真について、肌色の出し方をご教示いただきたいというものであった。 |
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写真はプロの撮影と変わらない素晴らしいもので、私も裸祭りの写真は、天候や周りの環境の影響を受けて変化する肌色の表現が難しく、いつも苦労しているので、質問はポイントをついていた。そのときは赤みがかっていたのを少し修正させて頂いた。 |
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写真の微妙な色合いは、ディスプレーの性能にも左右されるので、これが満点ということがない。また、印刷すれば、更にプリンターやインクの影響を受けるので、細かなことを云えばきりがない世界である。 |
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その後もメールによる写真談義が続き、メーリング・リストに登録して新作の案内をさせていただいたところ、その都度、感想にあわせて市川さんが取材された素晴らしい祭りの作品が送られてきた。 |
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第42回光展入賞 京都祇園祭り 2007年7月 撮影:市川清 |
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大分県の清原浩さんのように祭りをテーマに取材活動を続けておれらる方はとても少なく、祭り文化の宝庫である中部地方を活躍の舞台とされる市川さんは貴重な存在であり、是非、感動写真集で作品を発表させて頂きたいとお願いしたところ、気持ちよくお受け頂き、このたび「中部地方の冬祭り」が生まれ、市川さんは29人目の感動写真集作者となられた。
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第41回光展入賞 徳島阿波踊り 2006年8月 撮影:市川清 |
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私と違って、市川さんは正統派としての長いキャリアーの持ち主で、祭りの中で躍動する人間像を感性豊かに追求されておられる。とりわけ、鮮やかな色彩と躍動感がとても素晴らしい。有名な写真展にも多々入選されておられ、むしろ私が教えを請う立場にある。
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第40回光展入賞 志摩市伊雑宮お田植祭 2005年6月 撮影:市川清 |
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これからも祭りを中心に中部地方のロマンと感動溢れる作品を多数発表頂けるよう、お願い申し上げたい。
平成20年(2008)3月16日 監修 和田義男
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