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このたび、四日市市の市川清さんが今年の冬に撮影された6つの作品をオムニバス風に編集させて頂いた。市川さんの撮影手法は、一般のアマチュア・カメラマンが実践されておられるように、祭りの中からターゲットを絞り、傑作を撮し取るものである。 |
私のように、祭りの一部始終を全て取材し、詳細に再現するという手法を取っている人は殆どいない。祭りの取材テーマを定め、ハイライトだけを撮影する手法は、祭りの全貌が読者に |
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伝わらない欠点がある一方で、その祭りの持つ魅力を強調し、印象付ける長所がある。市川さんはじめ殆どのカメラマンは、被写体から切り出した会心作を1枚の芸術作品として写真コンテストに投稿したり、個展を開いたりして、写真の醍醐味に浸っておられるのである。 |
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このような研鑽を通じて独自の作風が生まれてゆくが、ベテランの市川さんは既に「市川ワールド」を築いておられる。一言で云えば、「ビビッドな色彩感覚と躍動感」である。市川さんの唯一の関心は、祭りの主人公である生き活きとした「人々」である。 |
市川さんのファインダーには、ズームアップされた人物像が蠢いている。その最も美しく輝く瞬間をズバリ切り取ることに全力を注がれている。氏の素晴らしい感性で切り取られた画像は、一枚ごとに独立し、完結した芸術作品となって現れる。 |
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「中部地方の冬祭り」と命名させて頂いたこの作品は、internetにおける市川さんの写真展である。個展は、作品の鑑賞に集中してもらうため、説明は最小限に抑えられている。しかし、私はどんな祭りか知りたくて、余計な説明を加えている。目障りなら読み飛ばしていただきたい。また、1枚毎の画像に付けたタイトルは、私の独断と偏見によるもので、作品をスポイルしているかも知れない。次の作品からは、市川さんにつけて頂くことにしたいと思う。 |
ともあれ、市川清さんというプロ並みの実力を持つ方がWa☆Daフォトギャラリーの仲間に加わって頂いたことは、大変光栄であり、心強い。これからも素晴らしい感性で切り取られたロマンと感動の作品を多数お寄せ頂きたい。〈 完 〉 2008.3.16 監修 和田義男 |
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