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 感動写真集

2007年12月17日改訂

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♪水の宮 水の宮・和風BGM

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           鬼やらひ褌衆のうちそろひ  北舟

2005年3月26日作成

意気上がる記念撮影

中田裸祭り(中田大国霊神社/愛知県豊田市中田町)

中田裸祭り

祭褌

   2005年3月6日(日)、愛知県豊田市中田町(とよたし・なかだちょう)の中田大国霊神社で、裸祭りが行われた。
中田大国霊神社

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中田大国霊神社なかだおおくにみたまじんじゃ
 古くから豊田市中田町に鎮座する中田八幡社には、愛知県稲沢市(いなざわし)の厄払いの裸祭り(儺追なおい神事)で知られる尾張国府宮(おわりこうのみや)、正しくは尾張国府大国霊神社(おわりこくふおおくにみたまじんじゃ)の分社・中田大国霊神社が祀られている。

 毎年3月第1日曜日に大勢の裸男が厄払いの儀式(儺追神事)を行うこの祭りは、国府宮裸祭りと共に中田裸祭り(中田大国霊神社裸祭り)として知られる。

由 来

 昭和7年(1932)中田村の氏神・中田八幡社の改築の際、1670年頃(寛文年間)に尾張国府宮の御塞(おさい)が本殿に安置されていたことが判明。昭和9年(1934)、村民有志により八幡社西隣に神殿を新築し、中田大国霊神社と命名し、本社・尾張国府宮より分社の認産を受けた。
 
中田裸祭りなかだはだかまつり
 爾来、尾張国府宮の分社として、毎年本社と同じ古例の神事を旧正月23日(現在は3月第1日曜日)に行っている。正規には儺追なおい祭り(儺追なおい神事)であるが、一般には裸祭りと称している。
 途中、戦争や昭和天皇の崩御などで中断したが、平成2年(1990)に再開。平成4年(1992)には60周年記念祭が開催され、以後100人を越える参加者があり、今年は県外者も含めて120人が参加する盛況となった。

中田区民会館

中田区民会館

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中田区民会館

 JR名古屋駅から名鉄名古屋本線に乗り換えて知立(ちりゅう)駅で下車。高岡竹後行きのふれあいバスに乗り、約15分で中田停留所へ。5分ほど歩くとこの祭りの出発点である中田区民会館に着く。
 昨年までの会場は中田停留所前の中田児童館だったが、今年から新築された中田区民会館となった。
大鏡餅を乗せた

宝恵篭ほえかご

カラフルな

神竹しんちく

大鏡餅 カラフルな神竹

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裸祭り日程表と色布

 中田区民会館の大広間に裸祭り日程表と色布が貼られていた。裸祭りでは、厄(やく)の種類によって色が決められており、本厄は危険を意味する赤、前厄は青、後厄は黄、その他は白が割り当てられている。
平成17年厄年早見表(数え年)

前厄(まえやく) 本厄(ほんやく) 後厄(あとやく)
昭和 20年生れ 61才
昭和 40年生れ 41才
昭和 57年生れ 24才
平成 15年生れ  3才
昭和 19年生れ 62才
男の大厄 昭和 39年生れ 42才
昭和 56年生れ 25才
平成 14年生れ  4才
昭和 18年生れ 63才
昭和 38年生れ 43才
昭和 55年生れ 26才
平成 13年生れ  5才

前厄(まえやく) 本厄(ほんやく) 後厄(あとやく)
昭和 20年生れ 61才
昭和 45年生れ 36才
昭和 49年生れ 32才
昭和 63年生れ 18才
平成 15年生れ  3才
昭和 19年生れ 62才
女の小厄 昭和 44年生れ 37才
女の大厄 昭和 48年生れ 33才
昭和 62年生れ 19才
平成 14年生れ  4才
昭和 18年生れ 63才
昭和 43年生れ 38才
昭和 47年生れ 34才
昭和 61年生れ 20才
平成 13年生れ  5才
 厄年に当たった年は、病気、災難が多く、交通事故も多いといわれる。争い事や種々の手違い、良くなるべき事が悪くなる等も厄年に多い。古来より、厄年には、厄除け・方位除けをし、鎮(しず)める事が必要だといわれてきた。

裸祭り日程表と色布

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オープン参加

 裸祭りは、健康な成年男子であれば事前に申し込んで参加料7000円を払えば誰でも参加できる。参加料には祭り衣装などの費用が全て含まれているので、午前10時までに区民会館に集合すれば良く、特別な準備は不要。毎年、四国や大阪から参加する常連がいるという。

歓 談

 正午からの開催に備え、区民会館では竹のコップでお神酒が振る舞われ、各々のグループが舌鼓を打ちながら楽しい歓談のひとときを過ごしていた。テレビは去年の裸祭りのビデオが流れていた。

竹のコップで御神酒を飲む

竹のコップで御神酒を飲む

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愛知県豊田市中田町 厄年会やくどしかい
 裸祭りの主催者は愛知県豊田市中田町厄年会で、今年の厄年の干支(えと)にちなんで中田辰巳会(なかだたつみかい)という法被を羽織っている。厄年の人で構成されるので、毎年メンバーが入れ替わる。
 12時20分ころ主催者の挨拶が始まった。ハンドマイクの人がこれから皆の厄を一身に背負う芯男(しんおとこ)を勤める地元中田町の井上未津雄(いのうえみつお)さんで、数え年42歳の本厄に入った人である。
 白い鉢巻に「中田」と書かれている人は地元・中田町の人で、地区外の人と区別している。芯男は毎年中田町の人から選ばれる。42歳の人が居ないときには25歳の人がなることもあるという。
中田辰巳会の挨拶と行事説明

中田辰巳会の挨拶と行事説明

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祭褌まつりふんどし
 挨拶と行事説明のあと、歓談の広間が着替室に早変わりし、全員裸になり、主催者が用意した真新しい白晒木綿の褌を締めはじめた。辰巳会の氏子たちは別室で着替えをすませており、褌を締めるのを手伝っていた。
祭褌を締める参加者たち

祭褌を締める参加者たち

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 この男性は粋な半幅の六尺褌を締めてきたが祭褌に締め替えた。祭褌は前垂れ式に締め、横褌(よこみつ)に腹巻を幾重にも重ねる。この人の様に前垂れを約二尺(60cm)内側に折り、前垂れを二重にして締める人もいた。
粋な六尺褌の男性 祭褌に締め替える

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意気上がる記念撮影
 神竹(しんちく)と大鏡餅を前に裸男たちが記念撮影。酒が入っているのか、既に意気盛んである。厄の種類によって鉢巻が色分けされている。地元中田の白鉢巻をした人は、色分けの鉢巻を首に巻いている。赤褌は、60歳の還暦を過ぎた62歳の本厄の人である。
  鬼やらひ褌衆のうちそろひ   北舟    

意気上がる記念撮影

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