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 感動写真集

2005年7月15日改訂

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鬼太鼓〜山伏 〜篠笛/邦楽鼓囃子

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          陽玉を運び納むる三日かな  北舟

2005年2月8日作成

陸組の勝利!

筥崎宮玉せせり(筥崎八幡宮/福岡市東区箱崎)

筥崎八幡宮

筥崎宮玉せせり

玉納

豪快な力水
 子供たちが玉を手にしている時にも力水が撒かれるが、大人に移ってからはさらに豪快に撒かれ、競り子のそばの見物人たちも頭から水をかぶることになる。報道陣は雨衣のほかカメラにもカバーをかけて防御している。

豪快な力水

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宝珠を完璧にゲット!

宝珠を完璧にゲット!

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  初春や頭上に翳す玉せせり   北舟    

頭上に翳す玉せせり

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楼門の攻防戦
男たちの真剣な玉せせりも終盤に入り、ゴールの楼門のそばで陸組と浜組の最後の攻防戦が繰り広げられた。

楼門の攻防戦

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陸組の勝利!

陸組の勝利!

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 楼門はベニヤ板で囲われ、四角な穴が開けられた入口には神官の顔が見える。競り子たちは、最後の力を振り絞って玉を奪い合った結果、今年は陸組(おかぐみ)が神官に宝珠を手渡し、陰陽二つの宝珠がめでたくそろったところで祭りが終わった。陸組が勝ったので、今年は五穀豊穣が約束されることになった。

  陽玉を運び納むる三日かな   北舟    

陽玉を運び納むる三日かな

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手拍子で祝いめでたを唄う陸組

手拍子で祝いめでたを唄う陸組 1 手拍子で祝いめでたを唄う陸組 2

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戦い終わって・・・

戦い終わって・・・

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 約4万人の初詣客の前で披露された玉せせりは、午後2時半ころ無事に終了。1時間半に及ぶ勇壮なページェントは、今年も多くの観客を魅了した。裸衆が退場すると、筥崎宮はいつもの正月風景にたち返った。

退場する競り子たち

退場する競り子たち

撮影 ・ 原作

 

住居: 岡山県

趣味: フィットネスクラブでの運動 (只今20年継続中) 水泳等

座右の銘: 「継続は力なり」 「歳月人を待たず」   座右の書: 「菜の花の沖」  司馬遼太郎

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宝珠争奪戦

 陰と陽の宝珠を褌姿の男達が勇壮に奪い合う「筥崎宮の玉せせり」を撮影することができました。争奪戦は子供から大人へとバトンタッチされ、境内に入るとその激しさが一段と増してきます。
 力水はカメラマンの列にも容赦なくまかれ、濡れることも度々ありました。観衆も4万人以上いますので身動きもままなりません。なんとか撮影しましたが、ピンぼけが多く、満足できるような写真はほんの数枚でした。
 和田さんの手により修正を加えていただき、お蔭でここに作品化の運びとなりました。和田さんに心より感謝します。そして、この作品を少しでも大勢の人に見ていただけたら光栄です。  ちばあきお

玉せせりと社会教育

 日本の冬は裸祭りが多いが、その典型ともいえるものが玉せせりではなかろうか。この500年もの伝統ある祭りは、変質することなく現在に継承され、今年も無事に終わったことは誠に喜ばしい。
 子供たちが前半を受け持ち、大人と対等の役割を演じる祭りはとても珍しい。玉せせりは、子供たちが大人たちの肩車というスキンシップを受けながら、ともに裸体を寒風に晒し、寒の水を浴びながら身をもって困難に立ち向かう社会教育の現場でもある。これ以上の体験学習は存在しないだろう。

 大勢の観客に揉まれ、力水の洗礼を受けながら脚立をかかえて懸命にシャッターを切られたちばさんの迫力ある画像は、祭りの雰囲気を余すところなく伝えており、今春初の名作となった。そのご労苦に感謝申し上げる。今年も大いに裸祭りの感動を切り取ってきていただきたい。   和田義男  2005年2月8日 〈 完 〉
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