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平成21年(2009)8月1日(土)正午から午後4時半ころまで、東京都府中市宮町に鎮座する大國魂神社(おおくにたま・じんじゃ)(猿渡昌盛宮司)で八朔相撲祭(はっさく・すもう・まつり)が開催されたので、激写してきた。 |
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【凡例】 ▲:上の画像の説明文 ▼:下の画像の説明文 〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示 |
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大國魂神社境内配置図
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資料:大國魂神社 |
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社伝によると、大國魂大神の託宣を受けて第12代景行天皇41年(111)5月5日に創立。出雲臣天穂日命(いずものおみあめのほひのみこと)の子孫が武蔵国造(むさしのくにのみやつこ)に任ぜられ、社の奉仕を行ってから、代々の国造が祭務を行ったという。武蔵国の総社であり、特に格式の高い「東京五社」の一つとなっている。 |
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▲▼ 康平5年(1062) 源頼義(みなもとのよりよし)・義家(よしいえ)父子が欅(けやき)の苗千本を寄進。現在も立派な欅並木がその歴史の重みを示している。文治2年(1186)には源頼朝(みなもとのよりとも)が社殿を造営している。 |
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▼ 欅並木から大鳥居をくぐって参道を北上すると、左手に立派な屋根のある常設の相撲場が見えてくる。参加力士たちの安全祈願と土俵を浄めるための「土俵清祓い」は、午前10時半から行われ、会場に到着したときには、既に土俵中央に幣束(へいそく)が立てられていた。 |
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幣束 |
の立つ相撲場 2009.8.1 11:20 |
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「相撲祭」は、大國魂神社のホームページの表現で、正式には「大國魂神社四ヶ町八朔奉納相撲」といい、今年で420回となる伝統の祭礼である。八朔とは八月朔日(はちがつ・さくじつ)の略で、8月1日のこと。月の満ち欠けを基準とした陰暦では、1日は月が朔(さく)(月齢零)の状態となるので、朔日といった。 |
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八朔は秋の季語で、この日は昔から吉日とされ、各地で祭礼が行われる。夏の忙しい畑仕事も一段落し、稲の初穂を神に供え、豊作を祈願する日として「田の実(頼み)の節句」ともいわれる。大國魂神社では、現在では8月1日に八朔相撲を開催しているが、新暦ではまだ夏である。 |
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ふんどしの ひるげたのしき みやずもう |
Sumo wrestling at shrine,
pleasant lunch with fundoshi loincloth. |
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輪になって準備運動をする |
八幡 |
チーム 11:35 |
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この日は、天正18年(1590)に徳川家康が江戸城に入った日に当たり、これを記念して始まったのが五穀豊穣と天下泰平を祈るこの八朔奉納相撲である。この年、家康は、大國魂神社に社領五百石を寄進し、社殿等の造営を行った。また奉納相撲のために水引幕も献納したという。 |
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八朔相撲は、明治以後も本町(ほんまち)・番場(ばんば)・新宿(しんしゅく)・八幡宿(はちまんしゅく)の旧四ヶ町による伝統行事として引き継がれ、現在では、小学1年生〜6年生の6人制による4町対抗戦を中心に、幼児・小学生・中学生・一般青年の個人戦が行われている。 |
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上級生が胸を貸す |
八幡 |
チームのぶつかり稽古 |
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八朔奉納相撲は、大國魂神社四ヶ町八朔相撲会が勧進元を務め、府中市相撲連盟を始め、府中市、府中市議会、府中市教育委員会、府中観光協会、むさし府中商工会議所、東京馬主協会、京王建設(株)、大國魂神社、大國魂奉賛会など多くの協賛を得ている。 |
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▲▼ 土俵の南側に八朔相撲の役員席があり、一般の観客席は、土俵の東、北、西に設けられている。相撲褌(まわし)を締めた子供たちの昼食と準備運動が終わり、土俵中央にあった幣束は南東角の白柱に取り付けられ、正午過ぎには、開催が待たれるだけとなった。 |
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はっさくや どひょうにつどう ふちゅうっこ |
First of August,
Fuchu children gathering on the sumo ring. |
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▲ 12時10分頃、相撲に参加する幼児や小学生たち全員が土俵に上がり、回れ右して、本殿に一礼したあと、開会式が始まった。伝統の奉納相撲とあって、男子は直接肌に相撲褌(まわし)を締めている。パンツ姿の男子がいるが、相撲を取るときは、幼児以外は褌一丁になる。女子はズボンやタイツの上に褌を締めている。 |
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大國魂神社四ヶ町八朔相撲会・本多孝安会長の挨拶 |
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府中市相撲連盟・田島稔也副会長の挨拶 |
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役員席に陣取った司会のアナウンスにより式次第が進められ、勧進元(主催者)の大國魂神社四ヶ町八朔相撲会・本多孝安会長、府中市相撲連盟・田島稔也副会長、村上昇審判長の順に挨拶があった後、取組が始まった。 |
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