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赤組の入場 |
極楽に通ずる西大門の内側を練り歩く参加者たち |
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園児が退出した後、前半と後半の2回に分けて本番が行われた。
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前半の部は、学校法人四天王寺学園が経営する四天王寺羽曳丘(はびきがおか)高校と中学校(いずれも男女共学)の男子生徒423名に教職員31名が参加。
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午後2時45分、一行は境内南に建つ仁王門の前から二手に分かれて出発。「わっしょい!わっしょい!」という声が四天王寺に響き渡る。白組は東側から、赤組は西側から、それぞれ六時堂に向かった。
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梵天を先頭に |
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ふんどし姿の中高生
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参加者は、全員鉢巻、ふんどし、白足袋を着用。ふんどしは並幅(約35cm)で長さが5mほどあり、布地は綿モスリンのようだ。半幅に折り、前袋式に締め込んでいる。
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普通の水褌(すいこん)と比べてかなり長いので、縦廻しは二重だが横廻しを幾重にも巻いている。教職員は、前垂れ式の人もおり、必ず腹巻きをしているので判別がつく。
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先頭集団は旗や幟(のぼり)を持っている。先頭が持つ赤い垂(しで)の付いた2m余りの太い竹筒は、梵天(ぼんてん)といい、指揮棒の役目を果たす。教職員が手にしている赤い札をつけた50cmほどの細い竹竿も指揮棒だという。白組は白いシデの梵天に白い札の指揮棒を持つ。
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号令をかける先生 |
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修正会と「どやどや」
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四天王寺では、元旦から14日間、六時堂で修正会(しゅしょうえ)が修せられ、14日の結願(けちがん)の日に「どやどや」が行われる。
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修正会は、毎年正月、天下泰平・五穀豊穣を祈願する行事で、正月に修せられることから修正会と呼ばれる。827年(天長4年)正月に京都のお寺で始まり、以後諸大寺に広まっていったという。
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西から石橋に向かう赤組
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赤組は西方から、白組は東方から、亀の池の石橋南端で合流し、六時堂正面に至る。
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余裕を見せる先生たち
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六時堂に集まった参加者は、般若心経(はんにゃしんぎょう)を読誦のあと、もみ合いに移り、25枚の御札(おふだ)と呼ばれる魔除けの護符が2回まかれ、激しい争奪戦が繰り広げられた。
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合 掌
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前半の部は、撮影ポイントを確保できず、争奪戦の様子をカメラに収めることができなかた。
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