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「的ばかい」が行われる四王子神社の御祭神は、日本武尊(やまとたけるのみこと)をはじめとする景行天皇の四皇子。社帳旧記によれば、永歴元年(1160)9月、現在の福岡県太宰府付近にあたる筑前国三笠郡(ちくぜんのくにみかさごおり)四王子嶽(しおうじだけ)から旧長洲村洲崎の浜の岩屋(現・金魚と鯉の里入口)に御神霊が現れたため、鍬之進(くわのしん)が鍬で土を盛り上げ、注連之進(しめのしん)が注連縄を張り巡らして高御座を設け、祭祀したのが
四王子神社のはじまりで、平成22年(2010)に御鎮座850年を迎えた。 四王子神社の公式サイト |
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四王子神社参道/熊本県玉名郡長州町 2017.01.15
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四王子神社境内にあるご神木の大銀杏(おおいちょう)は、江戸末期の落雷により三つの幹のうち一本が無くなってしまい、現在の二つの幹になったといわれている。
これら二つの幹のうち、東の幹の幹周りは約3m、西の幹は約3.1m、二つ合わさった根のまわりは約6mあるという。木の高さは約18mで、枝の広がりは東西に約13m、南北に14mもある。
由来については、はっきりしないが、四王子神社が永暦年間(1160〜1161)に古大明神から転社以来のものとの言い伝えがある。
ご神木のそばには、力水として使われる水槽が置かれている。 |
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今から400年余の昔、四王子神社が当地に遷宮したときに始まった「的ばかい」は、凍てつく冬空の下、褌一丁で裸足の男たち70-80人が無病息災や家内安全を願って「的」を奪い合う勇壮な裸祭である。
毎年、故事に習い、州崎神社で円座に模した直径60cm、重さ6kgの的を藁(わら)と麻(あさ)で作成し、四王子神社に奉納したあと、神官が破魔矢で的を射る破魔弓祭三射の儀が執り行われる。「的ばかい」は、それに続く神事である。 |
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的を先頭に行列を作って参進する氏子たち/四王子神社 10:53
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御祭神が弓道に秀でた神であったことから、円座に似た的を作り、それを弓矢で三度射て、悪魔退散、諸厄災消除、家運長久を祈願し、新年の運勢を占った後、その的を奪い合う神事に発展したのが「的ばかい」(的をばかい(奪い)あう)破魔弓祭である。近年は的を奪い合う方が新春の勇壮な裸祭として全国的に知られるようになった。
四王子神社は有明海に近く、褌衆がもみ合いながら神社の境内から路上、さらには海へと裸祭の舞台が移動する。火傷防止のための力水が降りそそぐなか、「的」を守る二人の的芯男(まとしんおとこ)とそれを奪い取ろうとする
「ばかい手」たちのせめぎ合う姿は圧巻。全国から写真マニアが訪れて激写する様子もまた新年の長洲町名物となっている。 |
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的献納祭(まとけんのうさい)は、区長や的製作委員を中心とする磯町区民によって謹製された藁の的を神社発祥地の洲崎神社から現本宮の四王子神社へ献納するための神事で、午前11時から始まる。洲崎神社拝殿にて神事奉斎後、的を先頭に行列を作って四王子神社まで参進し、本殿に献納後、神事が行われる。 |
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真新しい晒の六尺褌を締め込んだ参加者たち 12:40
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親子参加 12:50
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的ばかい 【壱】 〜拝殿入口から的ばかいが始まる〜 12:55
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的ばかい 【弐】 〜境内での「まと」争奪戦!〜 12:58
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はつはるや わらをくわえて まとばかい |
The
beginning of spring, Matobakai holding straws in mouse. |
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的ばかい 【参】 〜「ばかい手」たちに力水が掛けられる〜 |
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的ばかい
【四】 13:00
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【五】
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的ばかい
【六】 〜力戦〜
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的ばかい 【七】 〜藁をくわえるばかい手〜
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的ばかい【八】 〜年寄りもハッスル〜
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的ばかい 【九】 〜子供たちも参加〜 13:14
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的ばかい 【拾】 〜子供たちのガッツポーズ〜
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的ばかい
【拾壱】 〜ばかい手で埋まった境内〜
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的ばかい
【拾弐】
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的ばかい
【拾参】 〜下で支える裸たち〜 13:17
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的ばかい
【拾四】
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的ばかいは、あらかじめ決められた今年の芯男(しんおとこ)が持つ的(まと)をばかい手(ばかいて)が何とかして奪い取ろうというせめぎ合いである。写真下中央やや左寄りの若い男性が今年の芯男で、的をしっかりと体に抱え、奪い取られないように頑張っている。 |
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的ばかい 【拾五】 〜的を死守する芯男〜 13:27
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的ばかい
【拾六】 〜気合い!〜
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的ばかい
【拾七】 〜石鳥居へ向かう裸の渦〜 13:43
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的ばかい
【拾八】 〜神社を後に有明海に向かう裸の渦〜 13:45
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