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2010年10月24日改訂

♪海に帰る KasedaMusicLabo

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2004年9月2日作成

人間ピラミッドを作る

宮島玉取祭(厳島神社/広島県佐伯郡宮島町)

   
やぐら

火焼前ひたさき

  玉取祭の宝珠争奪戦の舞台は、厳島神社の社殿と大鳥居の間に据えられた櫓とその周辺の海上である。長さ約10mの4本の丸太を組んだ櫓は、その頂部四方に白地に神紋の垂れ幕が張られ、地盤と呼ばれる一辺約1mの正方形の台を吊り下げている。宝珠は、この台に載せられる。
 この台を吊り下げている綱(つな)は、櫓頂上の滑車を介して、30mほど離れた社殿の火焼前に導かれ、世話係がこの綱を引いたり延ばしたりすることで、宝珠の高さを変えることができるようにしている。

櫓と火焼前

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火焼前ひたさき

 厳島神社の本社(ほんしゃ)前の平舞台(ひらぶたい)の先端を火焼前といい、寛文10年(1670)の銘の入った青銅製の灯篭が寛政9年(1797)に築かれた石の台上に立っている。細長く海に延びた火焼前は、潮が満ちてくると、両側に舟が着く桟橋となる。祭り参加者は、ここから海に出入りする。

火焼前の櫓

火焼前の櫓

櫓と大鳥居

櫓と大鳥居

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西松原にしのまつばら

注進所ちゅうしんじょ

 櫓の近くの西松原に注進所が設けられていた。注進所と書かれた赤旗のそばに宝珠を収める網が海に張り出しており、取り主はこの網に宝珠を納める。注進所は社殿・西松原・御笠浜の三ヵ所に設けられている。

西松原の注進所

   

宝珠ほうじゅ

の吊上げ
 潮が満ち、玉取祭の潮時となった正午過ぎ、白装束の神職が波模様をあしらった布で船体を包んだ和船型モーターボートに乗って櫓に近づいた。櫓の台が船上に下ろされ、神職が宝珠を拝んでいる姿が見えた。

祭りの準備

祭りの準備

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 間もなく、神聖な楠(クスノキ)でつくられた直径7寸(約21cm)の宝珠が三方(さんぽう)に載せられて台にしっかりと固定され、元の位置に吊り上げられた。

宝珠の吊上げ

宝珠の吊上げ

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裸衆の入水

 準備完了の合図を待って、1220頃、火焼前(ひたさき)から宝珠争奪戦に参加する裸衆98人が次々と入水した。

火焼前から海に入る裸衆

火焼前から海に入る裸衆

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  ほど良い潮時(しおどき)で、胸元までの深さとなっている。裸の男たちは全員砂洲を歩いて櫓を目指した。

櫓に向かう参加者たち

櫓に向かう参加者たち

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櫓に集まる裸衆

櫓に集まる裸衆

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玉取祭の開始

 裸衆は、櫓の下に集合し、いよいよ玉取祭が始まった。櫓に吊り下げられた宝珠は、とても手が届く位置にはなく、かねてからの申し合わせとみえて、人間ピラミッドを組んで台にとりつく作戦が始まった。

人間ピラミッドを作る若者たち

人間ピラミッドを作る若者たち

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