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宝珠の台
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長いと思っていたが、後で逆算すると、開始から10分ほどで宝珠の台が下げられ、手が届く位置になった。 |
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宝珠の台に上る!
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宝珠の台に手がかかるようになったが、それでも落下すること数度。しかし、間もなく幸運な若者が台に飛びつくことに成功し、よじ登ってガッツポーズをとった。 |
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宝珠を投げる!
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若者は、固定されていた宝珠を取り外し、海中で待機している仲間に向かって宝珠を投げ、落し主となった。 |
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海中の宝珠争奪戦
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海中の宝珠争奪戦が始まった。宝珠を手にした男が次々にパスし、注進所に向けてリレーする。途中で宝珠を落としても、水に浮くので心配はない。
宝珠は大きな独楽(こま)のような形をしており、神紋が入っている。 |
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夏の終り
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宝珠争奪戦は、20分ほどで終了。裸衆は爽やかな笑顔で火焼前(ひたさき)に引き揚げてきた。男たちの身体から海水が滴り落ち、乾いた火焼前を濡らした。玉取祭が終わると、暑くて長い安芸の国の夏も終る。 |
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戦い終わって・・・
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水の滴る良い男? |
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争奪戦の末、首尾よく宝珠獲得の名誉をつかんだ年男たちに、賞品が授与された。 |
櫓から宝珠を海に投げ入れた落し主は、岡山県牛窓町の会社員・山下裕史さん(24歳)。宝珠を注進所に納めた取り主は、宮島町の会社役員・佐々木雄三さん(49歳)。 |
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櫓の撤収 |
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干上がった宮島の砂洲(2004年8月21日1629) |
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撮影 ・ 原作 |
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住居:
岡山県 |
趣味:
フィットネスクラブでの運動 (只今20年継続中) 水泳等 |
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座右の銘: 「継続は力なり」 「歳月人を待たず」 座右の書: 「菜の花の沖」 司馬遼太郎 |
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ひとこと |
古来から神々が宿る島といわれる宮島で行われた玉取祭ですが、参加者達が着替えして会場に現れたとき、海水パンツ姿が大半でした。私の後ろで観ていたご婦人から「なーんだ海パンかぁ」と言う嘆き声が聞こえてきました。 |
私もこの裸祭りは、当然古来から伝承されてきている褌姿で行うものと思っていました。ところが褌姿の人は少数派であり、非常に残念な思いで一杯でした。私は、宮島に何百年も前から伝わる古式豊かな祭りが風化し、この様な姿に変質していくことに対して、落胆する気持ちを抑えることができませんでした。 |
海パン姿が混ざるとそれだけで祭りの品位が落ちてしまい、その場の盛り上がりに欠けるだけでなく、そのままであれば、後世へと継承していく価値が全くなくなってしまうと思います。それを時代の流れという言葉で片付けてしまうには、余りにも虚しい気がします。 |
「おしぐらんご」や「博多山笠」のように統一した褌姿は観ていても美しく、何ら違和感はありません。古代の良き裸祭りは、古代衣装の褌で行ってはじめて今を生きる人々に感動を与えるもとの真に思います。是非とも軌道修正し、昔本来の裸文化が復活して欲しいものであると強く感じました。
ちばあきお |
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編集後記 |
ちばさんの嘆きのとおり、この玉取祭は、伝統の祭り装束に統一されておらず、海水パンツ姿の参加者が大勢いて、祭りの品位が損なわれており、世界文化遺産に指定された厳島神社の神事とはとても思えない。 |
本来なら没にしたいくらいだが、パンツ姿を極力カットすることで作品の品位を高め、何とか完成した。この作品を見て祭り見物に行かれることは自由だが、実際の玉取祭は、地域住民の娯楽のような雰囲気なので、呉々も失望しないように願いたい。〈
完 〉 和田義男 |
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