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 旅紀行日本の裸祭り

2004年10月3日改訂

♪島の祭り KasedaMusicLabo

パノラマ写真(2000x960)320KB

大原や浜の神輿の宙に舞ふ

2004年9月24日制作

大原はだか祭り(大原海水浴場)

大原はだか祭り(千葉県夷隅郡大原町)

大漁祈願 汐ふみ  
 

しお

ふみ
   大原はだか祭り最大の見せ場が、大原海水浴場で行われる「汐ふみ」と呼ばれる海中渡御である。太平洋の怒濤の中で、参加18社の連合神輿が勇壮に揉み合い練り合う禊ぎが行われる。神輿は高々と持ち上げられ、空に向かって投げ上げられる。長くしなりのある舁き棒とともに宙に舞う神輿は圧巻である。

海に入る神輿(大原海水浴場)

海に入る神輿

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  巻波の砕ける浜や神輿渡御   北舟  

神輿を洗う磯波

神輿を洗う磯波

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神輿6台の練り合わせ

神輿6台の練り合わせ

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投げ上げられる神輿

投げ上げられる神輿

拡大写真(1200x900)233KB 

宙に舞う神輿

神輿は、何度も何度も高く投げ上げられ、宙を舞う。

宙に舞う神輿

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  大原や浜の神輿は宙に舞ふ   北舟  

怒濤の洗礼!・・・波が襲う

怒濤の洗礼!・・・波が襲う

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  汐ふみや神輿を襲ふ砕け波   北舟  

怒濤の洗礼!・・・波が通過

怒濤の洗礼!・・・波が通過

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気合い!!

気合い!!

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波打ち際の神輿

波打ち際の神輿

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波乗り越えて凱旋!

汐ふみを終え、逞しい海の男たちに安堵の表情が・・・。
波乗り越えて凱旋!

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逞しい海の男たち

汗が吹き出る背中。日焼けした男たちの逞しさ! そして・・・

太陽を掴んだ神輿

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太陽を掴んだ神輿!

浜に還った男たちは、最後の力を振り絞って神輿を宙に投げた。何と、神輿が太陽を挟んだ!!

太陽を掴んだ神輿!

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  日輪を掴みし神輿空に舞ふ   北舟  
 
特別出展
 
 後日知ったことだが、この日、いつもお便りをいただく奔馬さんのお知り合いの月爺さんが同じ浜辺にいた。奔馬さんのご紹介で月爺さんから素晴らしい写真をお送り頂いた。
   実は、この写真には私が写っていて、私にとっては貴重な写真である。奔馬さんと月爺さんに感謝申し上げる。  

                      大原はだか祭り   撮影:月爺さん 紹介:奔馬さん

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和田義男

 
  撮影 2004年9月23日
 
《 OLYMPUS E-1 》

 
14-54mm 50-200mm EC-14

500万画素

 900枚  1,016MB
 

 これほど大規模で、しかも怒濤逆巻く太平洋の荒波に繰り出す勇壮な祭りは他に例を見ない。厳しい海に働く男たちの真骨頂に心から感動した。
  惜しむらくは、はだか祭りといいながら、胸から上しか露出しておらず、また、股引の下は柄パンが多く、海水に浸かると透けて見えるのがみっともない。
 江戸時代は全裸か褌一丁のはだか祭りであったに違いなく、明治の文明開化のせいなのか、祭り衣装に変質が見られるのは誠に惜しいことである。〈 完 〉

2004年9月25日(土)   宮嶋 茂   様より    タイの仏教文化シリーズ 
 Re:大原はだか祭り(速報版)  和田様  お知らせありがとうございます。早速拝見いたしました。なかなか勇壮な祭りのようですね。若い人たちも多いようですから、これからに期待できそうですね。
でも惜しむらくは、和田様も仰っていらっしゃるように、祭りの装束ですね。私も同感です。最後に「江戸時代は、全裸か褌一丁・・・」とありましたが、私の亡くなった叔父は渥美半島の漁師町の出身でしたが、その叔父から網を引く時は、全裸でオチンチンの先を藁で縛っただけだったと聞いたことがあります。
恐らく藁で縛ることにより見えないとする日本独特の了解があったのだろうと勝手に推測しています。ですから全裸だったかも知れないというのは、うなずけることです。
時代と共に変化していくことは仕方がない一面を持っていますが、博多山笠も現在は「水法被」ですが、昔は裸だったと何かで読んだ記憶があります。でもやはり昔の伝統に回帰して欲しいと念願せずにはいられません。褌文化の再興は大事なことだと思っております。では、完成をお待ちしています。
宮嶋 様  お早うございます。早々に「大原はだか祭り」(速報版)をごらんいただき、有り難うございました。おっしゃるように、房総の海の漁師も戦後のある時期まで、藁しべで陰茎の先端を縛るだけの全裸で働いていました。彼らにとっては先祖代々の労働着であり、羞恥心は全くありません。今年の6月30日に発行された九十九里浜という小関与四郎の写真集には、藁しべ一本の男たちが記録されています。女性は腰巻きだけで上半身裸です。
昔、NHKテレビの白黒時代に「新日本紀行」という番組で、房総の漁村が報道されていましたが、そこでは漁師はみな前袋式に白晒の六尺褌(水褌)を締めていました。随分後の回顧談で、担当記者が、藁しべ一本の全裸なので、これでは放映できないと思い、褌を締めてもらったという自慢話がありましたが、ガッカリしたことを思い出します。これはやらせ以外のなにものでもなく、NHKの民俗文化に対する冒涜であり、高慢だと感じたものです。
現在、「うるるん滞在記」や「世界不思議発見」など、世界各地の民俗文化を取材した番組に人気がありますが、アマゾンの全裸はもとより、山岳民族に多い褌やパプアニューギニアのコテカ(ペニスサック)などをありのまま放映していることは、正しい態度であり、好感を持って見ています。
キリスト教の伝道で、裸が野蛮だとされたことが、全世界の民俗文化を破壊しました。明治維新の文明開化も西洋の文化が上で高温多湿の日本の裸文化は野蛮だとして、労働着であった褌が駆逐されてゆきました。功罪相半ばかもしれませんが、せめて伝統文化を謳う祭りだけでも、正しい衣装で世界にアピールしてほしいと思っています。私はこれからも世界に誇る日本の裸文化を発掘し、internetで世界に発信したいと思っています。
  和田様  やはり房総でも漁師のいでたちはそうでしたか。日本全体がそうだったかも知れませんね。「新日本紀行」はテーマミュージックも素晴らしく、良心的な番組だと思っていましたが、そんなことがあったとは知りませんでした。番組製作者の段階での作為はいただけませんね。

「うるるん滞在記」や「世界不思議発見」も日本に居る時はよく見ていました。コテカの時はビデオに収録してこちらへ持ってきてあります。その時、キリスト教の布教の結果、彼らが教会へ行く時だけ洋服に着替えて行くところが放映され、一宗教の布教により大切な文化が破壊されていることに衝撃を受けました。このことは世界中のあらゆるところで起こっています。キリスト教徒の傲慢です。

明治維新で来日した技術者がまず最初に驚いたのが、休日に働いているということだったそうです。そして、その時の労働着が褌だったのですね。褌を禁止せよとの上申もなされたと聞いています。ここにも伝統文化を無視する西洋の身勝手があります。そういうことが今日まで及んでいるのです。もういい加減に我々自身が目覚めないといけませんね。

そして日本の明治維新の頃、イギリスがタイが遅れているのは迷信に満ちた仏教を信じているからだと、時の国王に侵略目的で迫ったことがありました。その時、当時のラーマ4世だったと思いますが、国中の僧侶を集め、また釈尊の時代の仏教を最も伝えているとされる当時のセイロンからも僧侶を招聘し、おびただしい経典と共に、これに対抗した歴史があります。

その結果がタイが東南アジアで唯一植民地にならなかった理由だと言われています。それにより、いまでも古き良き伝統がタイなりに残っているのだろうと推測しています。

私も褌には愛着があり、私なりのこだわりがあります。是非この褌に代表される日本の裸文化をこれからも発掘し、世界に発信していってくださることを念願いたしております。
 
 
宮嶋 様  タイが唯一列強の植民地にならなかったのは、仏教を中心とする伝統の矜持であるということを知り、感動を新たにしました。キリスト教にも良い面と悪い面がありますが、現在のアメリカは、建国200年余の歴史しかなく、歴史文化の乏しい国ですが、そのために世界一歴史文化を大切にします。個性や多様性を重んじるのは、そのためです。それにひきかえ、日本は世界に誇る長い歴史文化があるのに、その価値に気付かず、伝統を疎かにする風潮があります。
日本人のアイデンティティ(日本人らしさ)は何かといいますと、高温多湿の裸文化ということになります。褌という下着からはじまり、和服や日本建築など、すべてが日本特有の蒸し暑い夏を如何に凌ぐかという観点から出発しており、私は褌こそ日本文化にふさわしい日本男性の象徴と思っています。これからもこの素晴らしい日本の裸文化を世界に紹介してゆきたいと思います。有り難うございました。
 
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