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 感動写真集

2004年11月8日改訂

♪水の宮 水の宮・和風BGM

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         秋の暮伝馬曳きゆく渡御船団  北舟

2004年11月7日作成

雅な渡御船団

坂越の船祭り(大避神社/兵庫県赤穂市)

国重要無形民俗文化財

国重要無形民俗文化財

坂越の船祭り

船渡御

御神輿船おみこしせん
 7枚のバタ板は海水で浄められたあと、午後3時45分、祭神・秦河勝(はたの・かわかつ) の御霊を乗せた神輿が無事にバタ板を渡り、御神輿船に移された。いよいよ海上渡御の始まりである。

御神輿船へ

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夕暮れの船出
 日は西に傾き、雲に隠れて、あたりは薄暗くなってきた。バタ板を掛ける役割を終えた櫂伝馬の男たちは、赤い法被を羽織って配置に付いた。これから赤の伝馬が一番船、黄色の伝馬が二番船として船団の先頭に立ち、生島御旅所まで渡御船団を曳航する。

夕暮れの船出

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獅子船ししぶね
 渡御船団三番船の獅子船に猿田彦と二頭の獅子が乗り込んだ。被曳船の先頭に位置し、警護の任に付く。

獅子船

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頭人船とうにんせん
 北ノ町の頭人船が四番船として獅子船の後に続く。更に五番船から八番船まで、西ノ町、東之町、下高谷、小島町の順に頭人船が並ぶ。頭人船は獅子船とともに御神輿船の警護にあたる。

北ノ町の頭人船

北ノ町の頭人船

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楽 船がくせん
 御神輿船の直前に位置する九番船の楽船は、船渡御の間、楽人(がくじん)が雅楽を奏でる。雅な王朝文化の妙なる調べが浜の観客のロマンを誘う。この船は復元船で、本物は大避神社境内に展示されている。祭種船12隻の中でこの船だけが屋形船である。
 神楽(かぐら)を創作制定した祭神・秦河勝(はたのかわかつ)を祖と仰ぐ雅楽家には、東儀・岡・薗・林の四家があり、今に雅楽を伝えている。坂越の船祭りには京都から楽人が3〜4人招かれ、この楽船に乗り込む。

楽船

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12隻の渡御船団

 渡御船団は、一番・二番が櫂伝馬、三番が獅子船、四番から八番までが頭人船、九番が楽船、十番が御神輿船、十一番が警護船、十二番が歌船となる。今年は警護船が見あたらず、全部で11隻の船団となっている。
 櫂伝馬以外の船には、すべて船尾に櫓(ろ)が付いており、船頭が乗り込んでいる。櫓は舵取りの役割である。

曳航される御神輿船

曳航される御神輿船

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御神輿を守る神職たち

御神輿を守る神職たち

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雅な渡御船団

 櫂伝馬に曳航される船渡御の櫓櫂船(ろかいぶね)が一直線に並んだ。御神輿船の前に9隻の船が先導している。楽船には「国家太平 雅音成就」の大幟が見える。雅な音曲で国家太平を実現したいとの願いなのだろう。
 頭人船にも氏子町内を表す幟が立ち、吹き流しが観客の目を楽しませてくれる。

雅な渡御船団

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  秋の暮伝馬曳きゆく渡御船団   北舟    
最後尾を飾る 歌船うたぶね
 歌船には、歌船組が乗船し、船歌(ふなうた)を奏上する。獅子組と同じで、代々同じ地区の世襲制であるという。

最後尾を飾る歌船

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