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ザ祭り屋台
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姫路 |
平成16年(2004)5月22日(土)、兵庫県姫路市最大の秋祭り「灘のけんか祭り」の屋台など10台が世界文化遺産の国宝・姫路城に集い、15万人が見守るなか、「ザ祭り屋台
in
姫路」と題する祭りが盛大に開かれた。 |
このイベントは、大手前通り完成50周年にあたる平成16年(2004)度を”国際観光都市元年”と位置づけ、この祭り屋台イベントを起爆剤に姫路の魅力を全国に発信し、「姫路躍進元年」のスタートを期すために、有志が組織するザ祭り屋台
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姫路奉賛会が主催するものである。 |
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トレーラーから降ろされた松原の屋台 |
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旧灘七村の屋台が揃って地域外に練り出したのは、昭和41年(1968)4月の姫路大博覧会(手柄山中央公園)と平成元年(1989)5月の姫路百祭シロトピアの「ザ・姫路まつり」の2回だけで、屋台が姫路城の大手門をくぐるのは実に15年ぶりのことだという。 ザ祭り屋台in姫路公式サイト |
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大手前通りに集結した屋台 |
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灘のけんか祭り |
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例年10月14日・15日に執り行われる「灘のけんか祭り」は、応神天皇(おうじんてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)など三柱の神々を祭神とする松原(まつばら)八幡神社(姫路市白浜町)の秋季大祭である。 |
この神社の氏子である木場(きば)、松原(まつばら)、中村(なかむら)、妻鹿(めが)、宇佐崎(うさざき)、東山(ひがしやま)、八家(やか)の旧灘七村は、播磨灘(はりまなだ)に面する東西4km、南北2kmの地域内にある。 |
540年ほど前から始まった祭りは、農業、漁業、製塩業、製釘業(せいていぎょう)、海運業など多種多様な産業に従事してきた氏子たちによって執り行われ、今日まで変質することなく伝えられてきた。 |
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播州(ばんしゅう)姫路では、屋台を担ぐことを練るといい、屋台を担いで運行することを「屋台練り」
、屋台の出発を「屋台の練り出し」
、屋台練りを行う場所を「練り場」と呼ぶ。「練り子」は、屋台を担ぐ男たちのことである。 |
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練り子たちは、全員まわしを締めるのが習わしである。褌の一種で、相撲まわしとよく似ており、地元ではまわし又は泥まわしと呼び、キャンバス製のものが多い。 |
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シデ |
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長さ2mの青竹を「シデ棒」といい、その先端に色紙を球形に取り付けたものを「シデ」と呼ぶ。魔除けの道具であるが、屋台練りを一層引き立たせる効果がある。シデの紙は町の色を用いるため、シデと練り子の法被・鉢巻でどこの町の屋台かがすぐに分かる。八家(やか)は黄の混じった赤いシデに柿色の鉢巻である。 |
シデを持つ「シデ方(しでかた)」は、厄年や年配の男性が務め、厄年の男性は白いネル製の腰巻きをつける。 |
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屋台に乗って太鼓を叩く者を「太鼓打ち」という。屋台の四方に座る4人のうち、屋台後方に座る者がリーダーである。屋台練りは、太鼓のリズムに合わせて行われるため、太鼓の打ち方によって屋台の練り方が変わるので、重要な役柄である。 |
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出発する東山の屋台 |
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灘地区の屋台は、神輿(みこし)と良く似た形をしているが、神が乗る神輿ではない。太鼓
打ち4人を乗せた重さ2トンを超える練り物を屋台と呼び、70〜80人の練り子が担ぐ。交代要員を入れると100人を超える大集団となる。屋台は氏子町内が所有している。 |
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金ピカの東山獅子 |
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幟は屋台を先導する旗印である。幟には町名が刺繍され、長い青竹の先端にはシデが取り付けられている。 |
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けんか祭りの練り場に最初に登場し、露払い役を務めるのが獅子壇尻である。錬り場を清め、悪魔を追い払う役目を負う。壇尻の屋根には毛獅子が乗っている。 |
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松原八幡神社が鎮座する松原では、獅子檀尻を獅子屋台と呼ぶ。大観衆で埋め尽くされた練り場に テ、テン、ツ、トン
とテンポ良く響き渡る太鼓の調べから、地元松原では"テンテンツキ”という愛称で親しまれ、1996年、この太鼓の音が元環境庁による「日本の音風景100選」に「姫路市:灘のけんか祭のだんじり太鼓」として選ばれている。 |
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妻鹿や東山では”トントンチキ”と呼ぶようで、地域によっても呼び方が微妙に変わる。 |
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姫路城内に入る玄関口が大手門である。この日、15年ぶりに屋台が大手門をくぐって城内に入った。大手門前から南方のJR姫路駅に向かって伸びる国道が大手前通りで、駅まで約1Km、歩いて15分ほどの距離である。 |
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