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2009年9月18日改訂

今 日

昨 日

♪山伏/邦楽囃子
 

勢子衆の御影落しや鎮火祭   北舟

 

The fire extinguishing ritual,
Carriers drop the Mikage portable shrine.

2000年7月31日開設

御影落し 17:00

拡大写真(2000x1350)527KB

  御影落し/北口本宮冨士浅間神社(山梨県富士吉田市)
2009年の日記  

 

9月上
  8月下 9月上 9月中

目次


 
2009年9月18日(金)曇
 
 
■■■       感動写真集第124集 「チュニジアサハラ砂漠」完成! ■■■
 
   9月18日(金)、今年第27作(通算第397作)目の作品をアップした。

         感動写真集第124集「チュニジアサハラ砂漠」 / 撮影・原作:山崎貴暁 監修:和田義男

 
 
穴居住宅で4人の記念写真
 
山崎貴暁 やまさき たかあき
出生:昭和50年(1975)長崎市

住居:チュニス(チュニジア)

職業:大成建設(株)勤務

趣味:一人旅

 大成建設入社後、宮城県仙台市で4年、青森県むつ市に1年作業所勤務後、海外へ。未だにむつでの海の幸山の幸の味を忘れることが出来ません(海外で日本食に飢えているからですが・・・)。その後、短期間のUAE、トルコ勤務後、2004年7月にチュニジアへ。既に5年が経過し、帰国の日が近づいているようです。

感動写真集第124集/特集!旅紀行第86集 「チュニジアサハラ砂漠」

   平成21年(2009)9月8日 作品:第27作  画像:(大52+小8) 頁数:4  ファイル数:139 ファイル容量:38.2MB
   平成12年(2000)〜平成21年(2009)
 作品数:397 頁数:1,484 ファイル数:51,951 ファイル容量:7,081MB

★☆★彡

あとがき
 チュニジアに長くいながら、なかなか行く機会がなかったサハラ砂漠。今回、帰任前にサハラツアーに行きたかった曽田さんと、チュニジアの日本人ツアーガイド(ほとんどいない)としてはベテランの2人と一緒に旅行することが出来て、ディープなチュニジアを体験出来ました。
 今回のハイライトは、趣向の違う二つのテントホテルに泊まったことでした。何もない砂漠のテントホテルと、翌日の何でもあるオアシスのテントホテル。ただ大自然を満喫する以外にやることがなく、寒さにこごえた夜があったからこそ、翌日のアトラクションやテントホテルのすばらしさが満喫できたのだと思います。
 後に泊まったテントホテルの砂漠では、あまりに駱駝の糞が多くて、寝そべることも、転ぶことも出来ないとガイドさんたちが言っておりましたが、確かにその通りで、最初のテントホテルがあった砂漠のきれいさがなおさら実感できました。
 何と言っても今回の旅のハイライトは砂漠ですが、その中でも印象に残っているのは、以下のポイントです。
1. サハラ砂漠の壮大さ。砂漠の風紋は独特で、自分の足跡をつけるのがもったいないくらいでした。そんな厳しい環境の中でも、探せば草木が自生し、生き物の足跡を見つけることが出来たのは、うれしい発見でした。
2. 満天の星空。宿泊場所でさえ電気がない砂漠だからこそ、満天の星空を満喫することが出来ました。同時に、電気や水道がない不便さも実感できました。
3. アトラクション。砂漠といえば駱駝ですが最初のテントホテルでは出来なかったので、なおさら楽しみにしておりました。駱駝だけでなくバギーもあり、また、ハマムとマッサージもあって、やれることはすべてやりつくした充実の旅でした。 〈 完 〉  平成21年(2009)9月18日   山崎貴暁
 
 
   風紋のサハラを歩く冬の朝  北舟 

ふうもんの さはらをあるく ふゆのあさ

Winter morning, walking on the Sahara of wave-like patterns.

 
 

【編集子が選ぶ名作】

火星のような異次元世界を歩く

火星のような異次元世界を歩く

拡大写真(2000x1500)399KB

 
 

日本・チュニジア友好の架け橋 「ラデス−ラグレット橋」

 
 ラデス−ラグレット橋はチュニジアの大チュニス圏を南北に繋ぐ首都環状道路のチュニス湖の運河を跨ぐ重要部分として、日本政府から84億円の円借款の供与を受けて建設された。大成建設・鹿島建設・日本工営の日本企業3社が建設事業を受注し、平成21年(2009)3月21日に開通した。
 

ラデス−ラグレット橋/チュニジア

 
▼ ラデス−ラグレット橋は、チュニジア首都圏の渋滞緩和に貢献し、チュニジア政府から大変感謝していただいるが、このたび、新しく発行された50チュニジア・ディナール札の図案に採用された。
 

新しく発行された50チュニジア・ディナール札

 
 この橋の建設チームに加わっていたのが曽田さんや山崎さんたち。曽田さんはサハラの旅の後に帰国され今年の7月で5年を超えた山崎さんは、残務処理を終えて9月末に帰国することになった。「地図に残る仕事」を合い言葉に、社会基盤の建設に従事してきた弊社にとって、「通貨に残る仕事」ができたことを嬉しく思う。
                                            平成21年(2009)9月18日 和田義男
 
 
   オアシスの駱駝に揺らる冬日和  北舟 

おあしすの らくだにゆらる ふゆびより

Nice winter day, camel riding at an oasis.

 
 

【編集子が選ぶ名作】

ラクダのキャラバン

ラクダのキャラバン

拡大写真(1600x1200)236KB

 

 
2009年9月14日(月)曇
 
 
■■■       日本の花第32集 「尾瀬の水芭蕉」完成! ■■■
 
   9月13日(日)、今年第26作(通算第396作)目の作品をアップした。

                 日本の花第32集 「尾瀬の水芭蕉」 / 撮影・制作:和田義男

 
 

和田義男

  
撮 影

2009年6月13・14日

E-30  E-510
 
 
9-18mm 12-60mm

1230万画素 927枚 2.33GB

 

 尾瀬ヶ原の木道は平坦なので老若男女が気軽に散策できるが、尾瀬入口の鳩待峠から尾瀬ヶ原西口の山ノ鼻までの3.3kmは、標高差約200mの石段や木道を1時間ほど歩かなければならず、体力のない人は尾瀬ヶ原に着くまでにダウンしてしまう。
 また、疲れた帰りに登りの1時間が待っているので、トレッキング・シューズなどそれなりの装備に加えて、元気でないと尾瀬を散策することはできない。ガイドによると、たまにハイヒールで来る非常識な女性もいるというから笑ってしまった。
 昼食を山ノ鼻で取ったあと、ツアーバスの待つ鳩待峠までの登り3.3kmは大変で、午後2時に着いたときには、全身汗だくだった。幸い、ツアーバスで水上温泉に戻って入浴し、着替えることができたので、東京に帰る新幹線では快適に過ごすことができた。翌日は筋肉痛も大したこともなく、元気な身体に感謝した。 〈   和田義男

日本の花第32集 「尾瀬の水芭蕉」

撮影・制作 : 和田義男

   平成21年(2009)9月8日 作品:第26作  画像:(大42+小9) 頁数:3  ファイル数:107 ファイル容量:30.8MB
   平成12年(2000)〜平成21年(2009)
 作品数:396 頁数:1,480 ファイル数:51,812 ファイル容量:7,043MB
 
 
  湿原の奥の果てまで水芭蕉 北舟 

しつげんの おくのはてまで みずばしょう

Skunk cabbages, spreading to the end of inner part of the moor.

 
 
湿原を飾る

水芭蕉みずばしょう

湿原を飾る水芭蕉

パノラマ写真(2100x1300)895KB

 

 
2009年9月9日(水)曇
 
 
■■■       日本の祭り第126集 「吉田の火祭り」完成! ■■■
 
   9月8日(火)、今年第25作(通算第395作)目の作品をアップした。

                 日本の祭り第126集 「吉田の火祭り」 / 撮影・制作:和田義男

 
 

和田義男

  
撮 影

2009年9月26・27日

E-3  E-510
 
 
9-18mm 12-60mm

1230万画素 2,250枚 5.59GB

 

 日中の神輿2台による氏子中(うじこちゅう)の渡御が動であるとすれば、夜の火炎のページェントは静のイベントである。氏子たちが松明を持って走ったり、振り回したりすることはなく、夜は静かに松明の紅蓮の炎を見守るだけである。その間、御旅所では、2基の神輿の参拝が延々と続けられていた。
 翌日の8月27日(木)は、2基の神輿が神社に還御(かんぎょ)する「すすき祭り」が行われる。しかし、殆どの見物客は26日の夜祭りに満足して帰るため、27日の祭礼は、完全に地元の祭りとなる。

日本の祭り第126集 「吉田の火祭り」

撮影・制作 : 和田義男

   平成21年(2009)9月8日 作品:第25作  画像:(大78+小19) 頁数:6  ファイル数:201 ファイル容量:48.1MB
   平成12年(2000)〜平成21年(2009)
 作品数:395 頁数:1,477 ファイル数:51,797 ファイル容量:7,053MB
 
 
  秋懐の高天原に輿向かふ 北舟 

しゅうかいの たかまがはらに こしむかう

The portable shrine going to Takamagahara of autumnal atmosphere.

 
 

編集子の選ぶ傑作

高天原に向かう明神神輿

高天原に向かう明神神輿

拡大写真(2000X1100)545KB

 
 
 
富士講と

御嶽講みたけこう

の栄枯盛衰
 
 食行身禄(じきぎょう・みろく)【寛文11年(1671)- 享保18年(1733)】は、日本の宗教家で富士講の指導者である。本名を伊藤伊兵衛(いとう・いへい)といい、伊勢国(現三重県津市)に生まれた。
 元禄元年(1688)に江戸で富士行者に弟子入りし、油売りを営みながら修行を積んだ後、享保18年(1733)富士山8合目付近にある烏帽子岩(えぼしいわ)で断食行を行い、そのまま入定(にゅうじょう)し、生き仏となった。
 これがきっかけとなり、開祖長谷川角行(はせがわ・かくぎょう)とともに、富士講の信者の崇敬を集め、江戸八百八講といわれるほど江戸庶民の間で富士講が大流行した。富士講は、武士ではなく、庶民の信仰であり、娯楽であった。
 このブームに乗って繁栄したのが上吉田宿の御師たちで、御師坊は最盛期には100軒を数えた。富士講は、三国一の富士山に登ることが大きな魅力だったが、積雪のため、シーズンは旧暦6月・7月の僅か2ヵ月に過ぎず、上吉田宿の人々は、その間に1年間暮らせるだけの収入を稼ぐ必要があった。日本最高峰故の厳しさである。

 昨年秋、東京都青梅市にある標高929mの武州御嶽山ぶしゅうみたけさん)山頂に鎮座する武蔵御嶽神社(むさしみたけ・じんじゃ)の滝行を取材したが、こちらは現在も江戸時代と同様に御嶽講が存続しており、御師の宿坊が利用されている。現在、山上に26軒、山麓に6軒あり、登録神職は約60名、実質的に活動している御師は約40名いる。宮司も御師の中から選ばれるのは冨士浅間神社と同じである。
 御嶽宿に比べると、上吉田宿は営業している宿坊は僅かに2軒だけで、御嶽山の御師のように冬場に檀家廻りをすることもなく、今は、江戸・明治期に栄えた栄光を偲ぶだけである。富士山は、首都圏から遠く、シーズンも2ヵ月しかない。また、吉田口から歩く人は殆どなく、車で富士スバルラインを利用して5合目まで上がり、そこから登山するルートが定着している。
 武州御嶽神社は、JRやケーブルカーを利用すれば、年間を通じて老人や子供でも手軽に山頂まで登ることが出来、そのゴール地点に神社が鎮座しているという立地条件が今も繁栄している理由ではないだろうか。富士登山という素晴らしい観光資源を持つ富士吉田市だが、昭和39年(1964)4月に富士スバルラインが開通してからは、多くの登山客を車に奪われてしまったのは、大きな痛手だったといえよう。 〈 完 〉 2009.9.8 和田義男
 
 
  秋気満つ結松明の火入かな 北舟 

しゅうきみつ ゆいたいまつの ひいれかな

Full of autumn atmosphere, lighting a big torch.

 
 

編集子の選ぶ傑作

人気スポットの金鳥居で大松明に火入れ 18:40

人気スポットの金鳥居で大松明に火入れ 18:40

拡大写真(2000x1500)457KB

 

 
2009年9月4日(金)
 
 

■■■ 「見付天神裸祭」に参加しませんか! ■■■

 
   
▼ このたび、静岡県磐田市(いわたし)に鎮座する見付天神(みつけてんじん)と見付天神裸祭(みつけてんじん・はだかまつり)保存会の全面的なご支援により、9月下旬に開かれる見付天神裸祭を密着取材することになった。
 
 
見付天神裸祭(静岡県磐田市) 2009.9.23/26-27
見付天神裸祭(静岡県磐田市) 2009.9.23/26-27

拡大写真(1600X1130)555KB

写真:見付天神裸祭保存会

 
 

 
  ▼ 見付天神裸祭は、平成12年に国の重要無形民俗文化財に指定された伝統の裸祭で9月23日(秋分の日)の「浜垢離(はまごり)」では午前10時頃から遠州灘福田海岸で褌一丁の裸形で水浴する。東京から浜松まで新幹線を利用すれば、日帰りが可能である。  
 
浜垢離/見付天神裸祭(静岡県磐田市福田海岸)
浜垢離1/2(静岡県磐田市福田海岸)

写真:見付天神裸祭保存会

 
  ▼ また9月26日〜(土)27日(日)の深夜に行われる御大祭の鬼踊りでは褌腰蓑(ふんどし・こしみの)姿となり拝殿で乱舞する。保存会に申し込めば、一泊7,000円程度のビジネスホテルを紹介してもらえる。私は既に大孫(だいまご)を予約した。  
 
鬼踊り/見付天神裸祭(静岡県磐田市)
鬼踊り2/2(見付天神裸祭)

写真:見付天神裸祭保存会

 
   打ち合わせの過程で、保存会の福代陽一(ふくよ・よういち)事務局長と松本直希(まつもと・なおき)副事務局長のご厚意により、参加希望者を会長又は副会長が所属する町会に受け入れて頂けることになった。参加者は、町会に加わり、町会が構成する梯団(ていだん)毎のグループ行動となる。ご都合がつく方は、是非ご一緒しませんか。  
   ◎ 照会・申込先:見付天神裸祭保存会事務局(静岡県磐田市見付)
         福代(ふくよ)事務局長:0538-32-2349  松本(まつもと)副事務局長:0538-32-4802
                申し込むときは、「和田フォトギャラリーの紹介です。」と伝えて下さい。
 
   ◎ お勧めの宿泊所:
     割烹旅館 大孫(だいまご) TEL 0538-32-7328  IWATAステーションホテル TEL 0538-37-1121
     磐田パークホテル       TEL 0538-32-2810  (株)磐田グランドホテル   TEL 0538-34-1211
     ビジネスホテル旅館富士園  TEL 0538-32-3385  醍  醐  荘          TEL 0538-35-5225
 
 
見付天神裸祭日程表
見付天神裸祭日程表

拡大写真(2000X1400)634KB

資料:見付天神裸祭保存会

 
 
見付天神裸祭の開催場所(静岡県磐田市)
見付天神裸祭の開催場所(静岡県磐田市)

拡大写真(1800X1270)416KB

資料:見付天神裸祭保存会

 
 
見付天神裸祭の心得
見付天神裸祭の心得

拡大写真(2000X1400)664KB

資料:見付天神裸祭保存会

 
 
見付天神裸祭の歴史
見付天神裸祭の歴史

拡大写真(2000X1400)661KB

資料:見付天神裸祭保存会

 
   詳しいことは 見付天神裸祭保存会公式サイト http://hadakamatsuri.jp/ をご覧頂きたい。サイトでは、参加資格は「氏子」となっているが、保存会のご厚意により、部外者もOKで、多数参加して欲しいとのこと。 2009.9.4  21:30  和田義男  
 

★☆★彡

 
  2009年9月5日(土)晴  長谷川昇司   様より

Re: 「見付天神裸祭」に参加しませんか! おはようございます いつも精力的な活躍をブログで拝見しております 見附天神裸祭のお誘いをありがとうございます 言われるとおり部外者参加OKの祭は参加をしたいのですけど 21,22,23日とも仕事をしております 代替えを会社に頼むときは1ヶ月前ぐらいから申請をして裸祭に参加をしています

今年は無理ですけど 来年の浜垢離と本祭は参加できると嬉しいなと思っております 浜垢離をして本祭に臨むので来年の日程を考えています 本祭は来年も土曜の夜でしょうか?

WADAフォトで見附天神裸祭の詳細を見せて下さいね 元気で取材を続けて下さいませ
 
おはようございます。今回は急な話になり、とりあえずのご紹介ということで、和田フォトのメーリングリスト登録者250名の方々にご案内したわけですが、来年は、私の作品を見て参加される方が増えることと思われます。

事前に仕事の調整などができるよう、作品には来年の予定を掲載して周知したいと思いますが、この裸祭は、毎年旧暦8月10日直前の土日に催行されます。浜垢離はその3日前です。来年(平成22年)は、浜垢離は9月8日(水)の平日、裸祭は9月11〜12日の土日になります。今年はうまく祝祭日に当たりましたので、仕事を休むことなく取材ができるのでハッピーです。

来年、是非、参加下さい。長谷川さんのような有名人が見付天神裸祭に参加されれば、保存会の方々も喜ばれることと思います。保存会からお送り頂いた祭の資料を見ると、パンツ姿が散見され、伝統の裸祭の変質が危惧されます。それを禁止すると、参加者が減るという事態になっているのでしょうか。全国の有識者に日本古来の裸祭を支えて頂ければ、とても嬉しいです。有り難うございました。
 
  8月下 9月上 9月中

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