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2003年3月22日改訂

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大菩薩嶺から望む富士山 

2003年1月2日

大菩薩嶺からみた富士山

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2003年2月9日制作



 2002年12月31日から2泊3日で秩父山系の開運山(1785m)からのご来光と大菩薩嶺(だいぼさつれい)への登頂ツアーに出かけた。厳しい寒さの中、愛機をリュックに詰め、正月登山にチャレンジした。
四季楽園山荘

四季楽園山荘

 参加者は全国から大晦日の朝JR名古屋駅と名古屋空港に集合。バスで小牧インターから中央自動車道に乗り、一宮御坂インターから一般道に下り、三ツ峠登山口から標高1720mの四季楽園山荘に到着したのは夕方5時頃だった。
 山荘では、大晦日の夜は年越しそば、元旦の朝は樽酒がふるまわれ、正月気分を味わった。外の焚き火で温められた甘酒は、寒く冷える中で格別に美味かった。
 翌朝8時に山荘を出発したが、残念ながら天候が悪く、2003年元旦のご来光は拝めなかった。散策のあと、1630頃富士見平(1720m)にある福ちゃん荘に到着した。
 翌2日は0630頃福ちゃん荘を出発。幸い好天に恵まれ、大菩薩嶺からの雄大な展望や変化に富む霧氷の観察など、冬の秩父山地を存分に楽しむことができた。

プロフィール(2003年1月2日)
撮影・原作: アマチュア山岳写真家 南光 優 (なんこうまさる)

住居:豊中市

趣味:パソコンいじり、写真、山登り、ガーデニング


雪 道

雪 道

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秩父の霧氷

秩父の霧氷

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雪中行軍

雪中行軍

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大菩薩嶺 だいぼさつれい

 山梨県北東部、秩父山地にある鶏冠山から滝小山へと続く連山を大菩薩連山または大菩薩山塊という。その最高峰が大菩薩嶺(2057m)。山容は、西側と東側の斜面は急峻だが、南面はゆるやかな草原で全体に丸みを帯びている。山頂である二等三角点の周囲は樹林に囲まれているため展望はないが、山頂近くの雷岩からは甲府盆地や秩父山地、富士山が一望できる。
 また峠までの尾根上に続く草原では、富士山や南アルプスの山々を展望しながら歩く。明るいカヤトの原や豊かな森林、岩場の山道など、コースも変化に富み、四季を通じて楽しめる。

大菩薩峠 だいぼさつとうげ

 秩父山地にある峠。標高1897m。西の笛吹川支流、東の多摩川上流の分水嶺で、北に大菩薩嶺がある。青梅街道の第一の難所であったが、明治初期に青梅街道が北側の柳沢峠(1472m)をまわるようになって街道からは外れた。
 中里介山(なかざとかいざん)の長編小説《大菩薩峠》によって有名になり、文学碑がある。富士山、南アルプス、秩父連峰の眺めがよく、ハイキングの適地。近くには山荘もあって宿泊ができ、中央本線塩山駅から登山口の裂石までバスの便がある。付近には雲峰寺、天目山など武田氏をめぐる史跡が多い。

大菩薩嶺と富士の来光 

2003年1月2日

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雪山を行く

雪山を行く

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大菩薩嶺に到着
 厳しい自然環境ではあったが、青空の下に広がる霧氷原や雄大な富士山を拝むことができたのは何よりだった。
 午前9時頃山から帰り、福ちゃん荘でつきたての熱いお餅をご馳走になり、サービスが良いなと思いながら正月気分を味わった。
 その後福ちゃん荘を1000頃出発し、バスに乗った。昼になっても弁当が出ないと思っていたら、先ほどの餅が昼ごはんの代わりだという。それならもう少し食べておけばよかったと隣の席の人もいっていたが、あとの祭りだった。1840頃名古屋駅に到着、解散となった。

 二日目は大菩薩峠まで行く予定だったが、足の遅い人がいて予想以上の時間がかかり、帰りの足の便が狂うと困るので、皆の同意により途中で引き返すというハプニングがあった。
参加者にもう少し写真に興味のある人がいれば自分の意見を通すところであるが、ほとんどが記念写真で満足する人ばかりであったため、撮影時間をもう少し長くとったり、雲が切れるのを待ってほしいなどというわけにもいかず、残念なところがあった。
 しかし、早朝の厳寒の下ではあったが、大自然の雄大な冬の息吹を写し取るという所期の目的は何とか果たすことができた。正月早々貴重な経験をすることができ、満足できる旅であった。(完)
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