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2003年2月23日改訂

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雪の焼岳

2002年1月20日

雪の焼岳

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2003年2月11日制作



上高地スノーハイキング

 2002年1月19〜20日の土日にかけて上高地スノーハイキングに参加した。19日2130頃新大阪駅前からバスに乗り、車中泊。名神・東海北陸道を走り、飛騨清見インターで下り、20日早朝、上高地・中ノ湯に到着。
 登山リーダーのもと、0530頃出発し、釜トンネル、大正池を経て0900頃河童橋に到着。田代池・大正池を経由して1200頃中ノ湯に帰着。平湯温泉に入浴し、1330頃帰途につき、2030頃新大阪駅前着。解散。

上高地の入り口・釜上洞門(通称釜トンネル)

中は暗く凍結しているためヘッドランプとアイゼンをつけて歩く。通過するのに15分以上かかる。 (往路は暗くて撮影できず、写真は復路のもの)

上高地の入り口・釜上洞門

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穂高連峰のモルゲンロート

穂高連峰の穂先が赤くなっている。モルゲンロートである。Morgenrotはドイツ語で、夜明けとともに高い尾根筋が太陽の光を受けて赤く輝くことをいう。大自然の神秘を感じる一瞬だ。

穂高連峰のモルゲンロート

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上高地 かみこうち (上)

 長野県北西部、南安曇(みなみあずみ)郡安曇村にある小盆地。特別名勝、特別天然記念物に指定された景勝地で、飛騨山脈(北アルプス)と前山の常念山脈の間を流れる梓川(あずさがわ)沿いにあり、槍沢と横尾谷との合流点から大正池まで長さ16km、幅が500mほどで、狭く細長い。
 この間梓川は1/100ほどの緩こう配で流れ、水量も豊かである。地形学者の中には、上高地の盆地は氷河のつくった U字谷であると主張している人もいる。上高地の地名はかつては盆地を示す神河内、上河内と書かれていたが、幕末の松本藩の公文書には上高地と書かれ、国土地理院の地形図にも明治以来同様な表記になっている。
 河童(かつぱ)橋付近の標高は1560mであり、8月の平均気温は19.7℃、日中の平均最高気温が22℃程度で、東京の5月下旬の気温とほぼ等しく、真夏でも暑さを知らない別天地である。しかし、冬の寒さはきびしく、1月の平均気温は−7.7℃で、12月から3月までの最低気温は−15℃以下の日々が続き、積雪量は1〜2mに達する。雪崩の危険があって中ノ湯以北の道路が閉鎖されるため、旅館は冬季休業する。

結氷の大正池に映える穂高連峰

結氷の大正池に映える穂高連峰

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大正池 たいしょういけ

 梓川あずさがわ上流部にある。1915年(大正4)6月焼岳が大爆発して、大量の泥流を押し出し、梓川をせき止めて形成されたのが南北1540m、東西257m、面積40haの当時の大正池である。立枯れの木々が水につかり、水面には焼岳や穂高連峰が投影して美しい景観をつくっている。
 しかし半世紀以上を経た池は、上流からの土砂や、焼岳の噴火による泥流(とくに1962年)などによって埋まり、年々狭くなっている。1984年現在、池の面積は半減し、最大深度は3.4mにすぎない。建設省では焼岳山腹に砂防堰堤をつくったり、堆砂を運んだりして、池の景観保存に努めている。

上高地の霧氷

上高地の霧氷

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山影の梓川

山影の梓川

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太陽の照る梓川

太陽の照る梓川

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上地 かみこうち (中)

 江戸時代、北アルプスの山々が松本藩有林であったため、大野川など梓川沿い集落の農民が杣人(そまびと)として上高地に入り、木材を伐採した。白木は人が背負って徳本(とくごう)峠(2135m)を越えて搬出したが、榑木(くれき)(屋根板の原料)と薪炭は梓川を川下げした。
 また梓川の流域はニホンカモシカやツキノワグマなどの野生動物やイワナなどの川魚の宝庫で、冬には狩猟、夏には漁労のため上高地に入る人々も多く、現存する嘉門次小屋は、猟師小屋の典型であった。
 明治中ごろから昭和初めまで徳沢から明神池、小梨平にかけて、国有林を借りて夏の間牛が放牧されていたが、上高地の観光地化とともに廃止された。その際利用された牛番小屋が徳沢園である。

霧氷樹林と焼岳

霧氷樹林と焼岳

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南光 優さんのこと

 先日、堀江謙一さんが名誉会員となっておられる関西ヨットクラブの藤井英一前理事長に私のホームページを紹介したところ、藤井さんが加入されている大阪西南ロータリークラブの会員で写真が趣味の方がおられるから紹介するということで、2月3日の昼休み、オフィスのすぐ近くにある旧アメリカ領事館(重文)を利用した十五番街というレストランでお会いしたのが南光なんこうさんとの出会いである。
 食事をしながら写真やパソコン談義に花が咲いたのはいうまでもない。藤井さんは、普段物静かな南光さんがあれほど熱弁をふるったのは見たことがないと、あとで感想を漏らされていた。
 南光さんは、私よりもひとまわりほど年上のジェントルマンであるが、66歳とは思えないほどバイタリティに溢れておられる。現在壁紙製造会社の社長という重責を担いながらも月一の登山をこなされ、20年のキャリアを誇るアマチュア山岳写真家として多くの作品を生み出されておられる。
和田義男
本格的なパソコンの名手であることも後で知り、素晴らしい山岳写真がメールに添付されて送られてきた。
 私は深い感銘を覚え、私ではとても撮り得ないこの素晴らしい写真をホームページに掲載し、多くの方々と喜びを分かち合いたいと思い立ち、南光さんに相談したところ、快諾を得た。こうして南光さんの冬山三部作が生まれた。
 三部作の最後を飾るこの「白銀の上高地」は、驚きである。もう何もいうことはない。大自然の荘厳さ、いや、筆舌に尽くせない景観を見事に切り取っておられる。その腕前は、アマチュアとはとても思えない。完全に脱帽である。
 すっかり南光さんに感化されてしまった私は、山岳の素晴らしさに目覚め、虜になってしまった。海の男を自負してきた私であるが、今年は南光さんの手ほどきを受けて、山歩きをしようと決意したところである。(2003年2月11日)

上高地の木々

上高地の木々

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上地 かみこうち (下)

 明神池のほとりには、穂高町にある穂高神社の奥社がある。上高地は明治20年代にイギリス人宣教師 W. ウェストンによって紹介され、昭和に入ってから、1927年東京日日新聞社が選定した〈日本新八景〉に選ばれ、また同年芥川竜之介が上高地を舞台にした《河童》を発表し、観光地として有名になった。
 1928年から梓川電気(現、東京電力)が梓川沿いに車道を工事用に開削し始め、1933年難工事だった釜トンネルが開通、9月には河童橋までバスが乗り入れたため、難所の徳本峠を越えずに上高地に入れるようになった。
 同年上高地帝国ホテルが建設され、さらに1934年上高地を中心とする北アルプス全域が、日本最初の国立公園中部山岳国立公園に指定されて観光客が急増した。北アルプスの登山基地でもあり、6月初旬、ウェストン碑の前で山開きが行われる。

上高地帝国ホテル

上高地帝国ホテル

プロフィール(2003年1月2日)
撮影・原作: アマチュア山岳写真家 南光 優 (なんこうまさる)

住居:豊中市

趣味:パソコンいじり、写真、山登り、ガーデニング

 今回アミューズトラベルのツアーに参加し、冬の上高地に入ることができた。山の小説で、冬に上高地の釜トンネルを通り抜ける情景がよく描かれているが、冬山には縁がなく行くことはないと思っていただけに、自分もやっと来れたかという感慨一入のものがあった。
 冬季は釜トンネルから奥は閉鎖されているが、人の通行はOKである。ただ、今回のような好天の場合は問題ないが、ひとたび荒れると素人だけでは危険が伴うので、冬山に十分経験のあるリーダーと行動を共にすべきである。今回も途中何箇所か雪崩れの跡があり、乗り越えて渡った。
 私が山を始めたのは中高年のブームが始まる以前の17〜18年前で、花が好きで高山植物の可憐な美しさを求めてだんだん高い山(白馬、槍、北岳等々3000m級)まで登るようになった。冬山の経験はあまりなく、体力的にも無理がかかるので、1000m前後で冬景色を楽しめるところに絞っている。

読者にはどの写真を気に入っていただいただろうか。今回の私の快心作は「上高地の木々」と題する写真で、山頂から梓川に至る光と影の織りなす絶妙のシンフォニーが良く表現できたと思う。
 1泊2日で車中泊という強行軍ではあったが、快晴に恵まれ、真冬の上高地の素晴らしい光景を余すところなく撮影することができた。神々しささえ感じる日本の冬の大自然の壮大で神秘的な営みに、改めて深い感銘を覚えた。(完)
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