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はじめに |
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美しい花が咲き乱れる最良のシーズンを迎えた初夏の北海道。2005年7月11日(月)、一泊二日の日程で道南の中心都市・函館に旅した。羽田空港から函館空港までの1時間20分のフライトは、我が家から羽田に行くよりも早い。函館便は連日満席で、観光客で賑わっていた。 |
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JR函館駅 |
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宿泊はJR函館駅の隣り、歩いて1分のシーサイドホテル。昭和18年(1943)に建てられた函館駅の駅舎は平成15年(2003)にリニューアルされ、駅前は広々としていた。 |
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広角パノラマ撮影のため、画像はデフォルムされており、手前の曲線道路は、実際は直線です。 |
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国際観光都市・函館 |
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「はこだて」の地名の由来は、ウスケシ(アイヌ語で湾の端)に館を築き、それが箱に似ていることから「箱館」になったという。明治2年(1869)に蝦夷(えぞ)は北海道になり、箱館も函館に改められた。 |
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函館港は、その巴の形から巴港(ともえこう)といわれ、安政6年(1859)日米通商友好条約により、横浜、長崎と共に日本初の国際貿易港として開港し、港から函館山のふもと一帯は、欧米文化の影響を受けて教会や洋館、石畳の坂道などが建設された。現在も異国情緒溢れる街並みが残り、人気の観光スポットとして賑わっている。 |
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函館市公式サイト 「函館市」フリー百科 |
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津軽海峡に向かって延びる函館の街と函館山 |
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ホテルから南方を眺めると、函館の町並みが津軽海峡に向かって延びており、その先端に標高334mの函館山がある。右手・西には、天然の良港・函館港が広がっている。函館桟橋駅があったところには、青函連絡船記念館が建ち、摩周丸が展示されている。 |
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マウスカーソル(ポインタ)を画像にあわせると物標名が表示されます。 |
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函館の朝市 |
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JR函館駅西口の直ぐ南に約400軒もの店がひしめき合い、毎日午前4時頃から正午まで朝市が開かれている。 |
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特に函館の烏賊素麺(いかそうめん)は有名で、毎朝、イカ釣り船が夜中に津軽海峡で釣り上げたイカを水揚げしており、透明で生きているようなイカを見ることができる。また、タラバガニや毛ガニ、ウニ、昆布など、水産王国・北海道で捕れた生きの良い魚介類が店頭に並んでいる。 |
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豊富な海産物 |
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朝市のおばさんたち |
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朝市はまさに道南の台所で、水産物だけでなく、近郊で採れた新鮮な野菜や日用品、衣類などの店もある。おばさんたちが木箱に野菜を広げている姿はどの角度から見ても絵になる。 |
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朝市は昼で終わるが、新鮮で美味い朝食が食べられる大衆食堂が軒を連ねているので、朝市見学のあとに立ち寄る人も多い。午後からのショッピングは中島廉売(なかじま・れんばい)に行くと良い。朝市に引き続いて店が出され、その名の通りとても安く、地元市民はこの廉売で食料品や日用品を買う人が多い。 |
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停泊中のイカ釣り船 |
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函館駅前から函館山の方に向かう市電に乗り、十字街で200円を払って下車。西の方に行くとデートコースとして若者に人気のあるべイエリア・金森倉庫街に出る。 |
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煉瓦造りの倉庫群の近くに七財橋(しちざいばし)と呼ばれる石橋がある。昔、艀(はしけ)がこの橋の下を通って沖の停泊船の荷役(にやく)に従事していた。今は、この橋の下をモーターボートが出入りする。 |
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七財橋奥のデッキとモーターボート |
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この辺りは亨和年間(1801〜1803年)から埋めたてられ、造船所や外人居留地があった。明治12年(1879)頃から倉庫地帯として発展し、現在の金森倉庫は明治42年(1909)に建てられたもので、金森の屋号は商港函館のシンボルとなった。 |
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洒落た店のある金森倉庫街 |
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金森倉庫街と呼ばれる現在は、赤煉瓦の外観をそのままに、海鮮レストランやビアホール、ショッピング街に使われ、観光の人気スポットとなっている。 |
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