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奈良井宿のあと、2連泊する宿を取った福島宿に行った。福島関所跡などの見所は、木曽川の東岸で、JR木曽福島駅の北方約1kmの所にある。この日は丁度「福島関所まつり」が行われており、通行規制がひかれていたため、車を木曽川西岸にある税務署の駐車場に置いて町内を散策した。 |
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中山道37番目の福島宿は、西の御嶽山と東の木曽駒ヶ岳の間に位置する宿場町で、木曽十一宿の真ん中にある。JRの駅名にあるように、かつては木曽福島町と呼ばれていたが、平成17年(2005)に日義村、開田村、三岳村と合併して木曽町(きそまち)となり、木曽町福島として木曽町の中心地となっている。 木曽町公式ホームページ |
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徳川家康は五街道の整備を進め、慶長7年(1602)に東海道と中山道を京と江戸を結ぶ幹線道路に定め、その整備に力を入れた。翌年江戸開府を果たした家康は、江戸防衛のため五街道50ヵ所に設けた関所のうち、東海道の箱根(神奈川)と新居(あらい)(静岡)、中仙道の碓氷(うすい)(群馬)と福島(長野)を特に重要視したため、これらの関所が四大関所と呼ばれるようになった。 |
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江戸から69里(271km)、京から68里(267km)、中仙道のほぼ真ん中に位置する福島関は、福島宿の北口に設けられた。有事の際には関所を封鎖して江戸を守るため、木曽川の断崖と山に挟まれた幅40mほどの狭い場所で、天然の要害にある。 |
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特に、入鉄砲(いりでっぽう)と出女(でおんな)には厳しい吟味がなされ、普通でも女性は1刻(2時間)にも及ぶ取調べがなされたという。また、搬出される檜(ひのき)についても目を光らせていたのは、木曽ならではのことである。 |
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←江戸 |
京→ |
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福島関は、明治2年(1869)の廃関により荒廃していたが、その後東西の門と番所が再建され、昭和54年(1979)に国の史跡に指定された。現在は史跡公園として復元・整備され、園内には関所建物(上番所・下番所・勝手)を模した福島関所資料館があり、通行手形や鉄砲証文などの資料が展示されている。 |
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あきやまじ きそふくしまの せきしょもん |
Autumn mountain path, a barrier gate of Kiso Fukushima. |
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江戸時代にはこの場所に橋はなく、明治35年(1902)に上町の有志が私財を投じて着工し、明治42年(1909)に竣工した。福島宿の中央に架けられたので中央橋と名付けられた。現在の橋は4代目で、平成4年(1992)に完成した。 |
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中山道から代官屋敷へ渡る橋で、「御屋敷前橋」といわれていたが、明治になって大手橋と改名された。明治以降二度の洪水で流失し、昭和11年(1936)世界初の鉄筋コンクリートローゼ桁橋として架けられ、平成14年(2002)土木学会選奨土木遺産に認定された。 |
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大手橋から徒歩5分の木曽川西岸に建つ山村代官屋敷。木曽代官としてこの地を治めた山村家の下屋敷の一部が公開されている。尾張藩領の木曽を支配した山村氏は木曽の殿様とも呼ばれた。木曽駒ヶ岳を背景にした庭園がある。 |
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「山蒼く 暮れて夜霧に 灯をともす 木曽福島は 谷底の町」と太田水穂に詠まれた福島宿は、陣屋町*(じんやまち)として発展したが、平地が少なく、木曽川の川端極限まで屋敷割りがなされている。歌に詠まれたように、町は木曽谷の谷底にあるため、御嶽山も木曽駒ヶ岳も見ることができない。 |
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*陣屋町:郡代・代官の居所である陣屋が置かれた町 |
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10月11日(土)木曽町福島の中心市街地一帯で「福島関所まつり」があった。山村代官の江戸出府行列が町に繰り出したほか、旧木曽福島町地域のキャラクター「福ちゃん」の着ぐるみも初めて登場してにぎわったという。 |
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きそぶしの こだますふくしま あきまつり |
Fkushima autumn festival, Kiso-bushi music echoing. |
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毎年7月22日と23日は木曽町福島の水無神社(すいむじんじゃ)の夏祭りで、この日のために精進を積んだ男たちが、毎年新調する白木の百貫(400kg)神輿を担ぎ、町内を練り歩いた末、縦や横にまくって(転がして)壊してしまう奇祭「みこしまくり」が行われる。 |
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